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砂塵りのケーナ  作者: 束間由一
第一章:砂漠の少女
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迷宮


 禁断の地へ侵入したケーナ達だが……




 ゆっくり、ゆっくりと2人は足を進める。

 道は入りくねっていてかなりややこしい。迷路の様だ。


 あちらこちらに十字路があるため、どこにいるかも判断が難しかった。

 適当に歩いていては方向感覚が狂って道に迷うことだろう。


 これが、禁断の地の罠の一つとも言えそうだ。

 しかし、これに対してはレイルとケーナにも対策はあった。


 ノエリーが、ある程度の構造を地図にしてれたのだ。

 これで、基本的に道に迷う危険は薄れた。


 しかし、罠の位置までは完全に把握していないので、そちらはかなり注意しなくてはならない。


 

 「静かだね……」

 ケーナはひそひそと言う。レイルはそれに頷いた。



 「モンスターは、いないのかな? とにかく、気をつけないと。」



 地下5階への階段までは何とか辿り着いた。

 目的地の地下8階はまだ遠い。地図で見ると、内部は更に広くなっていた。



 変わらぬ巨大な迷路が続く。

 足元に何かの骨が落ちていた。ここで死んだ人の物だろうか?


 二つ目の十字路に差し掛かったところで、ケーナが何かに気付いた。



 「うん? あそこの地面、何だか怪しいね……」



 レイルも、彼女が指差したところを見る。

 確かに、土に四角形の線が浮かび上がっている。



 「罠かもしれないね。どうしよう?」



 「うん……ノエリーの地図にも書いてないね。とりあえず、触るのは危険だしこの道は避けた方が良いかもね。」



 ケーナの判断で、一旦十字路を引き返し。戻った先の最初の十字路を右手に進んだ。

 しかし、この判断が2人に大きな問題を引き起こす。





 








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