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砂塵りのケーナ  作者: 束間由一
第一章:砂漠の少女
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管理局との交渉


 王家の墓へ入る許可を得るために2人は管理局へ。



 デルアラス総合管理局は、デルアラス中心地デアリオンにあった。

 城とは高い壁一枚を隔てたところにあり、3階建ての赤レンガ造りの建物で大きな入口の扉には守衛が2人いた。


 ケーナは、これを簡単に説得する事が出来た。

 胸にぶら下げているペンダントを見せただけである。


 「どうぞ、お通りください」


 番兵の1人はそう言うと、わざわざ扉を開けてくれた。普通の人間ならばここまではしないだろう。レイルは、ケーナの身分の高さを実感させられた。



 案内所で2人は行き先を尋ねる。

 「王家の墓」を管轄する遺産管理課は3階にあるとのことだったので、若い2人は勢いよく階段を駆け上がった。ケーナは一段飛ばしで登って行ったので、レイルよりも先に目的の階に辿り着いた。



 「遅いよ、レイル!」



 「ケーナが早すぎるんだよ……つかれたぁ」



 「あそこが、<遺産管理局>みたいだね! 入口の札に書いてあるよ」



 ケーナが指差したところは、随分遠くの部屋だった。

 視力良いなぁとレイルは思った。



 早速2人はその部屋に向い、部屋の扉をノックする。

 「どうぞ」と言う声が聞こえてきた。



 「失礼します。」扉を開けて先に入ったのはケーナの方だった。


 レイルは恐る恐る後に続く。


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