表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
砂塵りのケーナ  作者: 束間由一
第一章:砂漠の少女
44/119

第二の試練



 第一の試練を終えたのも束の間、エドガルドは次の試練を出す。




 「ほお、よくぞ持ち帰った」


 美しい真珠の様な球を手に取ると、エドガルドはフムフムと頷いた。

 神殿の薄暗さ暗さに引き立てられるように珠は淡く輝く。


 「エドガルド様……」


 レイルは持ってきたにもかかわらず心配そうにした。

 しかし司祭が表情を緩めると、体の力が抜けた。



 「よし、これで第一の試練は終了じゃ。よくやったな」



 「は、はい!」



 「では、次の試練を与えよう」



 「……えっ?」



 もう次の試練ですかと言いたかったが、レイルは口を閉じた。



 「レイルよ、良く聞け。次の試練も大変なものじゃぞ。言葉にすれば簡単じゃがな」



 「は、はぁ……」



 「レイルよ」エドガルドは、表情を硬くする。



 「司祭様……」



 「お前、女になって来い。以上」



 「えええっ!?」



 横にいたケーナ共々に、驚きの声が神殿に響き渡った。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ