39/119
白蛇レインザード
レイル達は、遂にレインザードを捉えた。
シュルルルルルル
独特の声がする。白き蛇の啼き声だった。
その体の大きさは、かのドラゴンくらいそれ以上の大きさである。
「あれが、レインザード……」
レイルはゴクリと唾を呑む。
さすが、神の使いと呼ばれるだけあって想像以上の威圧感だ。
まだこちらに興味は示していないが、とぐろを巻いたその巨躯には容易に近づきがたい。
「さーて、どうしようかな?」
ケーナは、袋から人形を取り出した。
ボル爺のダミードールだ。
「うまくいくかな?」レイルが心配そうな顔をする。
「あのエロじいさんを信じるしかないわね。何とか距離を縮めて、この人形を置きましょう。」
2人は少しずつ白蛇に近づく。
いつこちらに気がつくか、気が気で無かった。
一歩。
一歩。
一歩。
また一歩。
シャアッ!
レインザードが声を上げる。
レイルはビクついたが、また静かになると歩みを始めた。
一歩。
一歩。
また一歩。
シャァァア!
レインザードがまた声を上げた。今度はどうやら気付いたようだ!
蛇は、顔をレイル達の方に向ける。




