高額のやり口
ガドスはオアシスに行ってくれるようだが、その依頼金が非常に高額だった。
「150000ミラですか?」
「いや、150000ぺラールだ。」
「え、えっ!?」
レイルが驚くのも無理は無い。
世界通貨は10ミラで1ぺラールである。デルアラスの一般人の平均月収は50000ぺラールなのを考えれば、この依頼金が相当な高額である事が分かる。対して、レイルの持ち金は50ぺラールくらいしかなかった。
「そんなに、高いんですか? 僕には到底払えません……」
「そうだろうなぁ、少年に払える額じゃねえよ。どうしてもあの草が欲しいんなら、<竜巻地帯に>行くしか無いわなぁ。」
「それじゃあ、一体どうやってその場所を……」
レイルがそう言おうたした時、ケーナが前に出て来た。
そして凛々しい目でガドスを見る。
「おっさん、大丈夫だ! 私が払うよ!」
「ケーナ!?」レイルは驚いて目を丸くした。
「任せときな、レイル。これも縁ってもんだからね、何とか工面するよ。」
ガドスもまた、目を丸くした。
そして、にやりと笑う。
「お嬢ちゃん、それは本当だろうな? 無理行ってないよな。」
「本当だよ、何なら明日にでも持って来てやろうか!?」
「ほー、そりゃ楽しみだな! 少年、これはまた良い友達を持ったな。」
レイルは茫然としていた。
そして、そのままケーナに連れられて家を後にした。




