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砂塵りのケーナ  作者: 束間由一
第一章:砂漠の少女
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高額のやり口


 ガドスはオアシスに行ってくれるようだが、その依頼金が非常に高額だった。



 「150000ミラですか?」


 「いや、150000ぺラールだ。」


 「え、えっ!?」

 

 レイルが驚くのも無理は無い。

 世界通貨は10ミラで1ぺラールである。デルアラスの一般人の平均月収は50000ぺラールなのを考えれば、この依頼金が相当な高額である事が分かる。対して、レイルの持ち金は50ぺラールくらいしかなかった。 


 「そんなに、高いんですか? 僕には到底払えません……」


 「そうだろうなぁ、少年に払える額じゃねえよ。どうしてもあの草が欲しいんなら、<竜巻地帯に>行くしか無いわなぁ。」


 「それじゃあ、一体どうやってその場所を……」


 レイルがそう言おうたした時、ケーナが前に出て来た。

 そして凛々しい目でガドスを見る。


 「おっさん、大丈夫だ! 私が払うよ!」


 「ケーナ!?」レイルは驚いて目を丸くした。

 

 「任せときな、レイル。これも縁ってもんだからね、何とか工面するよ。」


 ガドスもまた、目を丸くした。

 そして、にやりと笑う。


 「お嬢ちゃん、それは本当だろうな? 無理行ってないよな。」


 「本当だよ、何なら明日にでも持って来てやろうか!?」


 「ほー、そりゃ楽しみだな! 少年、これはまた良い友達を持ったな。」


 レイルは茫然としていた。

 そして、そのままケーナに連れられて家を後にした。





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