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13. 草迷宮からの脱出

― 前回のあらすじ ―


  新宿隠世、歌舞伎城の地下ダンジョンにて

  幽鬼を蹴散らした睦樹たち

  一方珠子は仲間たちとはぐれ

  暗中に夥しい数の蟲の群生に遭遇!

  ただ独り無我夢中で逃走中


  さて、シーンは、遠く離れた別の隠世に移る……

 どこまでも、どこまでも続くススキの原。

 風に揺れるその柔らかな穂は、清明な日差しを包み込んで白銀に輝いていた。


 高円寺隠世(かくりよ)から、吾朗くんと手を繋いで現世(うつしよ)に戻ったはずなのに、私だけこんな場所に放り込まれてしまうなんて。

 知らぬ間に、何か強く恐ろしい呪いを掛けられてたってことらしい。


 かなりへこむけど、あり得ない話じゃない。


 この私――国津神第一の使徒、振蒼死手(しんそうのして)こと水生那美(みなおなみ)を、(わな)()めたいと思ってる人たちは、いくらでもいるのだから。


 ここは(くさ)迷宮(めいきゅう)――迷い込んだら二度と出られない、という異界かもしれない。

 その言葉の響きは妖しく、幻想的な趣も感じさせる。

 初めて見たときは、私もその美しさ、不思議さに心惹かれた。


 でも現実は甘くなかった。

 現実といっても、ここは隠世だけど。


 むしろ現世だったとしたら、私はただの非力な女子高生なわけで、もっと厳しかったろう。

 もちろん現世でこんな状況あり得ない。あったら困るというか現世(うつしよ)(ことわり)に反する。


 私の背丈より高いススキの壁が、一面に立ちはだかっていた。

 それを掻き分け搔き分け、体を押し込み、ひたすら前へ前へと進んで来たんだ。


 ずっと真っ直ぐに行けば、いつかは端に出るだろうという、単純な発想だ。

 こういうのを脳筋だって、吾朗くんに笑われるのかな。


 手指を切り傷だらけにしながらどれだけ進んでも、景色に変化は無かった。

 相も変わらず視界を埋め尽くすのは、ざわざわと風に穂を揺らすススキ、ススキ、またススキだ。


 ちゃんと真っ直ぐ進めているのか、自信はなかった。

 太陽の位置からすると、たぶん合ってるはずだけど、もしかしたら、途中で曲がって行って違う方向に向かっていたり、ぐるぐると大きく螺旋状に回っているだけなのかもしれない。


 延々と続く成果の見えない単調な作業に、気力が萎えそうになる。

 私は、学校のこととか、夏休みの思い出とか、家で起こった七大事件とか、そんなたわいもないことを思い出しながら、この歩みが徒労に終わる恐怖を頭から締め出していた。


 それが、どうだろう?

 今の快適さときたら、まるで夢みたいだ。


 眼の前で繰り広げられる光景は、まさに魔法そのもの。

 瀬織津姫(せおりつひめ)が水の領巾(ひれ)を使って、ススキをばっさばっさとなぎ倒している。


 こうして道を作りながら進めるので、ものすごーく楽ちんだ。

 手が草で切れたりもしない。


 今までの苦労は何だったの?

 でも、実は苦労って自覚も麻痺してたみたいで、今思い返すと苦労してたんだって思い出せる感じだ。


「ほんとセオ姫さまさまだね」

「何か仰りましたかえ、お(ひい)さま?」

「ううん、ありがとうって」

「礼には及びませぬわいなぁ」


 きっと日本武尊(やまとたけるのみこと)が持っていた草薙剣(くさなぎのつるぎ)も、こんな風に超便利に草を斬りまくってたのかもなあと、(いにしえ)の神話を想像すると楽しい。

 物語を読んだときは、草を薙ぎ払ったから草薙剣って、ちょっとだけ残念なネーミングとか思ったんだけど、実体験してみれば、楽々草切る剣の有り難さがすごく分かる。

 有り難くその名前を付けたくなるのも頷ける。


 さらに、ときおりセオ姫さまは、領巾で自分自身を持ち上げ遠くまで見通して、進む方向を決めている。

 あんなに薄い布で、器用なことができるもんだね。

 これで迷うこともない。


 水の領巾、超便利。


 私も見てみたいから、今度やるときお願いしてみよう。

 いや、きっとそろそろ方向チェックのタイミングだから、今聞いてみることにした。


「セオ姫さま、そろそろ方向を確認するんだよね?」

「はい、お(ひい)さま、さようでありんす」

「じゃあ、今度は私を領巾で持ち上げてみて? 遠くまで見てみたいの」

「お安い御用」


 瀬織津姫の二本の水の領巾が、私の足の下にするりと潜り込むと、足の裏に密着した。

 そのままふわっと押し上げる。

 私は宙に浮くように上昇した。


「わぁ!」


 私は思わず声を上げる。

 来た道以外全方向ススキの壁状態の閉塞的な視界が、一気に開けていく。



挿絵(By みてみん)

    草迷宮の水生那美 生成AIによるイラスト



 風が吹き抜けた。

 突き抜けるような青空の下、ススキの穂がまるで白銀の大海原のように、どこまでも広がっていく。

 その海を渡る風が、ざわざわと波打たせている。

 だけどその水平線は、どんよりとした霧と暗い雲によって閉ざされていた。


「霧の一番濃いのはどちらでありんすえ?」

「あっち、このまままっすぐ」


 私は一点を指差す。

 確かに霧が他より濃くて暗くなっているところがある。


「ちゃあんと真っ直ぐ来たようでありんす」

「でも、まだだいぶ遠いね。あれ? セオ姫さま、セオ姫さまが入ってきたところって、逆方向だったよね?」


「入ったところから出られたら、迷宮の意味を成しませんよぉ」

「え、じゃあここって本当にホントウの草迷宮?」

「ええ」


「人を閉じ込めるために作られたところ?」

「いえ、ここは昔からそうした(まじない)に縛られたところでありんす」


「なんで最初からここに入れられなかったんだろ」

「今、なんと?」


「私、気がついたら高円寺の新しくできた小さな隠世に閉じ込められてたじゃない?」

「そのせいで、(あるじ)どのはお姫さまと一日前から連絡が付かぬと仰せでありんした」


 この主どのというのは、国津神第三の使徒、血家突連(けっかのつれ)こと相馬吾朗のことだ。

 瀬織津姫は吾朗くんのシンなのだけど、彼が歌舞伎城で討たれて、恐るべき妄鬼になってしまったのでここにいる。

 私と一緒に吾朗くんを何とかするために。


「高円寺隠世は、さだめしお姫さまを捉えるために(こしら)えた罠かと。そしてすぐには出られぬよう仕置れておれば事足りたのでは?」


 セオ姫さまは、私をゆっくり下ろしながら推理する。


「高円寺が破られたら、こっちに転送するように咒術が編まれていたということ?」

「さようかと……」

「でも、一緒に出た吾朗くんは、こっちには来なかったみたいよ?」


「そこが可怪(おか)しいので……。(あるじ)どのは、その折すでに歌舞伎城でご無念な最期を迎えておられもうした。故に主どのが、エーテル体を二つに分けたとしか思えないのでありんす」

「そんなことが可能なの?」

「為すは(かた)けれど、できぬことではござりませぬよ」


「最初アストラル体でやってきたけど、本体が動けないから仕方なくだとしたら、二人に別れる前なのかな?」


 私は刈られたススキの茎を踏みしめながら、あの時を思い出す。

 アストラル体でやってきたときは、なんか寝ぼけた感じだった。


 その後ちゃんと戦える状態、エーテル体でやってきたけど、デスペナルティーでかなり記憶を失っていたのが判明した。

 私が使徒であることまで忘れていたんだもの。


 でも、妄鬼になってたなら、エーテル体で来るなんてことができるわけがない。


「謎が多すぎでありんすえ」

「そうだね」

「主どのにお逢いして、じかに真をただすしか、ありんせぬなぁ」


 そう言いながら、ススキ刈りが猛烈な勢いで再開される。

 セオ姫さまの主どのへの疑惑が、イライラとなってそのまま物言わぬ植物にぶつけられてるようだ。


 そういえば、この草迷宮にも吾朗くんはアストラル体で一瞬だけ来てくれたんだった。

 そうだった、彼がやって来た側に方向転換して、がむしゃらに進み始めたきっかけだった。


 その時なんか、言ってた気がする。

 それを「あれ? 何かおかしいな」と感じたんだった。


 でもすぐに、起きたら直前に見ていた夢を忘れてしまうように、何が引っかかったのか思い出せなくなってしまった。


 ダメな私の頭! でもこれは脳筋とは関係ないぞ。

 思い出せ、思い出せ私、そこに謎を解く鍵がある。


 彼の姿、いつもと違う感じ、服装もダサかった。

 癖っ毛、いつも眠たそうだけど大きな瞳と、ちょっと()ねてるようなかわいい唇は変わらない。

 ポケットにすぐ手を突っ込む。

 でも、いつもより何かシャイだった。

 何だろう、なんて言ったの、吾朗!


「あ、違う!」

「お姫さま?」

「彼、相馬吾朗じゃなくて、自分は犬養睦樹だって言ったの!」


 水の領巾の回転刃が止まる。

 風も止み、草迷宮につかの間の静寂。


「その犬養睦樹とは、誰でありんすえ?」

「吾朗くんだと思い込んでた私のことを助けてくれた男子、相馬吾朗じゃないって自分で言うの。犬養睦樹だって。でも私には吾朗くんにしか見えなかった」


「さて………」

 瀬織津姫は、白皙(はくせき)の額に眉をよせて考え込む。

 風が吹きだして、水の領巾を揺らしている。


「それは……分霊(わけみたま)ということかもしれませぬえ」

「わけみたま……」


「人の霊は死後、霊の国に旅立ちまする。霊の国は数多あり、同じ霊の国に住まう者どうしは、大本はひとつの霊より生じたる同胞(はらから)にありんす。その同胞がそれぞれ現世に転生すると、分霊となるのでありんす」


「つまり……相馬吾朗と犬養睦樹は、同じ霊の国の出身ってこと?」

「分霊は、肉の体はやや違うていても、霊魂――すなわちエーテル体とアストラル体は、区別つかぬくらい似通っていると云われまする」


「じゃあ何故、犬養くんが来たのかな?」

「主どのが助けに行けぬ故、分霊の者にその使命を与え、遣わしたのやも知れませぬ」

「そっかー」


 なんか腑に落ちた。

 ヤドゥルちゃんも見間違えていたのだから、たぶんそうなんだろう。

 と、同時に吾朗くんがかなりヤバい状態になってるのも想像できた。

 こりゃ急いで助けに行かなくちゃだ。


 しばらくススキ野をひたすら直進していく。

 たまに超常の者と出くわすが、ほとんどは私達に頭を垂れて道を開ける。

 たまに襲いかかってくる無謀な群れもいたが、二人の連携であっという間に片付いた。


 それに瀬織津姫から託された淀淵太刀(よどふちのたち)が、恐ろしく切れるのだ。

 この刀は私が望む太刀筋に、吸い付くように従ってくれる。


 一閃ごとに、封じられたシンたちの思念が、私に侵入してきそうになるけど。

 彼らの吾朗くんを助けたいという、まさに鬼気迫るような強烈な思いが、私を否応なく急き立ててくる。


 速玉男命(はやたまおのみこと)は、(まだだ、まだ間に合う)と、囁くように繰り返している。


 夜刀神(やとのかみ)は、(取り戻せ、取り戻すのだ……あのお優しい方を)と、自分に言い聞かすよう。


 土蜘蛛(つちぐも)は、(不甲斐(ふがい)なし、嗚呼(ああ)不甲斐なし、今一度(ひとたび)の機会を)と己を責め続ける痛恨の念だ。


 このシン、土蜘蛛を私は知らない。

 つまり、ごくごく新しい仲間のはずだ。

 そんな新参の者にまで熱烈な忠義を寄せられるとは、相変わらず吾朗くんは人誑(ひとたら)しらしい。


 私も想いは同じだと、それぞれに呼びかける。


(だいじょうぶだよ。間に合わせようね、ハヤタマさま。絶対だよ)

(姫さまか! 君が居れば百人力だ。必定! 之を成し遂げるに疑いなし)


(一緒に取り戻そうね、ヤトさん)

(その一の使徒殿、必ずや………我らで取り戻さん)


(土蜘蛛さん、初めまして、使徒一位水生那美です。私が戦場(いくさば)を作りますから、ぜひとも活躍してくださいね)

(おお、振蒼死手(しんそうのして)殿、かような姿なれど、お初にお目にかかり喜ばしく存じ申す。必ずやご期待に応えて見せましょうず)


 これら必死な願いに凝り固まって頑なに閉じた魂だった。それが新たな光を見出したように、反応してくれる。

 彼らの心が生き返ったようで、思わず目頭が熱くなった。


 そうして私たちは、一帯が霧に覆われる場所にまでたどり着いたのだった。


「霧は別の世界とのつなぎに発生するのでありんす」

「え、知らなかった」


 すると、高円寺の脇道の深い霧をずんずん行ったら、どこかに出られたかも知れないわけ?

 あ、どっちみちここに送られるだけだったかも。


「闇雲に霧の中を進んでも、道は拓けませぬ」

「私だけじゃ、無理そうかな?」


「お姫さまは強運の持ち主故、奇跡的に道を当てるやもですが、ここは確実に参りましょう。しばしお見苦しい様をお許しあれ」


 そう言うと、瀬織津姫は本性の巨大な青蛇と化した。


「この身の方が、地脈を知るに向いておりますゆえ。地脈の細き道が、異界通しとなるのでありんすえ。さあ、お姫さま、妾の背にお乗りくださりませ」


 私がひょいと飛び乗ると、セオ姫さまはススキを押し倒して進んでいく。

 私がバランスを取るのに慣れてくると、ぐいぐいスピードを上げた。


 これって、領巾でススキを刈って進むより、ぜんぜん速いんですけど。

 でも、それだけ本当は蛇体を晒したくなかったのだ。

 その気持ちを圧して、やってくれてるセオ姫さまに感謝しよう。


 二十メートルはある大蛇の女神さまは、くねくねと曲がる新しい道を作りながら、やがてススキの原を抜けた。

 濃い霧は相変わらずだが、水の匂いがする。

 すぐに蛇体が水に入る音がした。


「さあ、ここは妾が領する多摩川隠世との狭間。間もなく霧を抜けますれば、もう安心でありんす。妾が館に立ち寄り、疲れを癒やしましょうえ」

「急がなくていいの?」

「腹が減っては戦はできぬ。まずは休養が先でありんす」


 そういえば、ずっと何も食べてなかった。

 言われて急に空腹を覚えると、お腹の虫が鳴った。


「ホホホ、体は正直でありんす」

「分かった。そうさせてもらうね」


 エーテル体でも物理的肉体と似た消化器官を人間は持っている。

 ただ、あまり食べなくても死なないし、長期間食べなくても何とかなるくらいには私は強いのだ。


 霧が晴れると、美しい大河の中ほどを、私たちは下流に向かっていた。

 規則正しく蛇行しながら水を切って進む青い大蛇の姿は、優雅で美しく、見ていて飽きない。


「お姫さま、そうじろじろと妾が身をご(ろう)じるな」

「あ、ごめんセオ姫さま。でもセオ姫さまの体が、水の上を進んでいくのがとっても美しくて、つい見とれてしまったの」


「そんな……恥じ入るばかりでありんす」

「恥じることはないわ。とってもとっても、ほんとうに美しいのだから、誇るべきよ」

「……恐れ入りまする」


 そう言うと、大蛇は頭から水中に没していった。


「あ、ちょっとセオ姫さま!」


 背に乗る私も一緒に水の中へと引きずりこまれる。

 しかし、不思議な泡が辺りを覆い、少しも濡れることがなかった。


「さあ、(わらわ)が水の(いおり)へようこそおいでなさりませ」


 暗い水底(みなとこ)に、輝く御殿が現れた。

 私たちはその大きな門をくぐっていった。


水生那美、ついに囚われの身から解放される!

次の展開は……?


===============================


北誠士郎「ち、まだ順番待ちかよ」

ストラス「もしかしてそれすらないとか」


誠士郎「はぁ? どういうことだよ!?」

ストラス「僕たち完全に忘れ去られて二度とでないってこと」


誠士郎「な、……何だと……」

ストラス「酷いよねえ~」


誠士郎「別にそれならそれでいいさ」

ストラス「え? 悔しくないの?」


誠士郎「好き勝手やってられっから、いいじゃねえか」

ストラス「あー、そゆことー」


誠士郎「そんじゃ、俺は片っ端から超常の者を倒しまくって、レベルとやらを上げてやろうかな」

ストラス「あ、僕も行く~~~」


  ※  ※  ※


マダム百合子「ストラスちゃんったら、面白い男連れてくるとか言って、何してるのかしらぁ?」

バラム「さっき、男と遊びに出ちゃいましたよ~~」


マダム百合子「なんですって!」

バラム「アタシがぶち殺してきましょうか?」


マダム百合子「いいわ、私も遊びに行く!」

バラム「ええ~~??」


マダム百合子「現世の歌舞伎町でドンペリ空けて、イケメンどもを捕まえてくるわ」

バラム「お好きですねぇ……それ、遊んだあとは生贄にしちゃうんですか? もったいない」


マダム百合子「そうねえ……天下一イケメン武闘会なんて開くのどうかしら?」

バラム「弱っち過ぎて、何を楽しめばいいんです?」


マダム百合子「飲みっぷり?」

バラム「それ、現世でやってください」


===============================

表の仕事多忙のため、6月から月2回の更新とさせていただいています。

次回!! 令和7年7月19日日曜日更新予定!!

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