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『あなたに恋しました !』 ――最後は君を好きになる――    作者: 設楽理沙


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69 ◇訪問



 一日まったりと家で過ごした私は次の日も、神谷さんに伺います、と

連絡を入れ子供たちの顔を見に行った。


 玄関ドアを開けると真っ先に茉芽ちゃんと麦くんが出迎えてくれた。

 そしてその後から神谷さんが……。



「やぁ、こんにちは」



「こんにちは、おじゃまします。

 今日は家からサツマイモ持ってきたので、おやつに(みんな)で焼き芋、

どうでしょう? 」



「あーっ、久しぶりかもしれません、いいですねぇ」



「茉芽ちゃん、焼き芋スキぃ~」


「ムイ……やっきイモぉ~、ちゅきっ」



「そっか、、茉芽ちゃんも麦くんもお芋好きなんだ、よかったぁ~

じゃあ今から大急ぎでオーブンに入れるね」



「僕と雨汰も好きですよ」



「……ですよね、熱々でいただくのって美味しいですもんね。

 寒い冬だと尚よかったかもぉ~」



 私は軽口をたたきながら神谷家の立派なオーブンにサツマイモを5本

セットした。



 「お芋焼いてる間に今夜の夕飯の支度のお手伝いします。

 何かもう予定してます? 」



「はぁ、まぁ、そーめんでも……ナンテ、実はまだ何も考えてなくて」



「うわぁ~いいですね、それ。

 そーめんはあるんですか? 」



「ええ、1袋」



「じゃあ、まずわっと、、私、(つゆ)作りますね」



「買い置きのがありますが……」



「買い置きのは次、おそーめんする時用に取っておいてください。

 今日はとびきり美味しいめんつゆ私が作りますから」



「えっ、えらい自信があるんですね。こりゃまたすごい人だ(小声)」




「なぁーに言ってるんですか!

 自信たっぷり、で、めんつゆたーっぷり、作りますよぉ~」



「そうなんですかー、あー、た・の・し・み・だなぁ~あ~! 」


「はいはい。

 神谷さん、そーめん茹でるのでお湯、沸かしていただけます? 」



「はぁ~い、わかりましたン」


 元気になった神谷さんは腰を少しくねらせて鍋を手に取り、水を入れ

コンロにかけてくれた。


 一連の動作が終わると、私の側で手持無沙汰気に突っ立ってる彼に

私は声を掛けた。


「子供たちに卵焼きを作りたいので、卵、使ってもいいですか? 」



「どーぞ、どーぞ。

 我が家にあるものは何でも使ってください」


「ありがとうございます」



 私はだし汁を卵に入れてかき回し、だし巻き卵を2本焼いた。


 卵を6個も使ったので神谷家の卵はゼロになってしまったYO-!


 あまり夕飯の食材など買って乗り込んだりすると、出張り過ぎて神谷さんに引かれるかもと、今回はサツマイモのみの持ち込みだったので夕飯のメニューが決まってほっとした。


 そーめんとおいしいめんつゆがあれば、後は彼が何とかするだろうし。



 おやつにホッカホッカの焼き芋を子供たちと賑やかに食べて

楽しいひと時を過ごし、その日私は神谷家を後にした。


 

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