68 ◇ ミッション
ウインナーに目玉焼き、トースト。
トーストには甘いシロップを掛けてミルクティーを入れる。
子供たちにはミルクココア。
その間に仕掛けたお粥も完了!
お粥には自宅から持参した高級おかかをたっぷりと振りかけた。
梅干しが定番かもしれないけれど、実は私は梅干しが大の苦手で買い置き
がなく、自分が好んで食べるからという理由でのおかかふりかけなのだ。
そうこうしているうちにお腹を空かせたおちびーずたちが2階から
降りてきた。
いい、タイミング!
「おはよう~」
私が声を掛けると茉芽ちゃん麦くんが側に来てくっついた。
「さささっ、今朝は甘いパンとウインナーだよ。
食べましょ、、食べましょ。
雨汰くんもこっち来て座ってね」
神谷さんも食卓に現れた。
「おはようございます」
「あぁ、おはようございます!調子どうですか? 」
「ありがとう、君のお蔭でゆっくりできたよ。
子供たちのことを気にしないでぐっすり眠れたのが良かったのか
かなり回復してきている気がする」
「私一度自宅に戻って出直してきているので今日、夕方までいられますから
もう半日、食事が済んだら横になっててください」
「お家のほう、大丈夫なんですか? 」
「心配しなくて大丈夫ですよ」
「じゃあ、お言葉に甘えてそうさせてもらおうかな。
申し訳ない……」
私はテーブルについた神谷さんの前に小さな土鍋で炊いたお粥を出した。
「雨汰、昨日は困らせませんでしたか? 」
「大丈夫でした。
いい子にしてましたよ」
「そうですか。いただきます!」
「どうぞ、どうぞ! ところで神谷さん、今日残りの衣類もお洗濯しようかと
思うんですけど、触ってもいいでしょうか?
昨日脱がせた子供たちの服は昨日のうちに洗ってあるんですけど。
他のは勝手に触っていいか、分からなかったものですから」
「じゃあ、後で僕がチェックしてから、子供たちのものだけお願いします」
「はい、分かりました」
神谷家と私の家との中間地点に自社工場に本社事務所、そしてスーパーの
店舗クリーニング店と併設されているサンドウィッチのお店がある。
Lunchにはそこのパンとサンドイッチにした。
夕食は、昼過ぎにヘルパーの吉田さんから届けられた食材で鶏のから揚げ
とポテトサラダを作った。
キャベツの千切りとプチトマトを添えて。
これでお夕飯はばっちり。
食事の用意に食事、、洗濯と忙しくて子供たちと遊べなかったのが
残念。
私が帰る時、麦くんを抱いた神谷さんが雨汰くんや茉芽ちゃんたちと
お見送りしてくれた。
翌日ヘルパーさんが帰った昼過ぎに、私は目覚めた。
ちょっと疲れてたかも。
その日は一歩も外に出ず、家でゴロゴロして過ごした。




