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『あなたに恋しました !』 ――最後は君を好きになる――    作者: 設楽理沙


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62 ◇胸キュンキュン




 芽衣ちゃんが自転車を走らせる速度はものすごくゆっくりなので

斜め後ろから声を掛けかけ、おしゃべりしながら一緒に前進した。


「芽衣ちゃん、自転車で走るの気持ちい~い?」


「うん、とっても。

 わたし、自転車、気持ちいーい!

 わたし、自転車、だぁ~いすきっ」


「そっか……」



 少しすると、茉芽ちゃんは同じ場所で行ったり来たり、クルリと回ったり

その横を麦くんがはしゃいで走り回ってる。


 ふたりが離れないでいてくれるから、子守助かるわぁ~。

 いい子たちだなー。


 麦くんも茉芽ちゃんも時々、離れて行こうとするんだけど

私が呼ぶとすぐに戻って きてくれるんだよね。


 茉芽ちゃんが自然と神谷父のところへ戻って行くので私も

(あと)を追いかけた。


 赤い2~4才児が乗れそうな補助輪付き二輪車に跨る芽衣ちゃんの

今日の出で立ちをちぇきしてみた。


 背中の後ろは大人が押せる背の高いしっかりとした長方形の

フレーム型手押しバーがついていて、女の子の色で赤色。


 何故かピングの可愛らしい長靴に、パステルピンクの防止用のヘルメット

をちゃんと着用している。


 洋服は赤色のギンガムチェックの半袖ブラウスで、胸元や袖口に

ヒラヒラの白色綿レースが小花のようについてて、半ズボンはインディゴ色。


 茉芽ちゃんは長い髪をしていて、今日はふたつに結んでいる。

 いつか三つ編みしてあげたいなぁ~。

 


 麦くんは黒のTシャツに白いシューズを履いていて、髪型はボブ風短髪で

 きゃわいーいっ!



 雨汰くんはさぁ、白いTシャツにブルージン。

 髪型は襟足少し長めのシャギーでウルフボブだよぉ。


 子供なのに、美容師さん、えらいリキ入れてカットしてるんだなぁ、

なんて思った。  



 子供たちの観察が終わると私は子供たちの『喉乾いた、お茶ー、お茶ー』と

やいやいリスエストされて対応している神谷さんの出で立ちを観察し始めた。


 そっかー、気にしてなかったけれど、彼は前髪もsideもぐるりと

シャギーカットのヘアースタイルだった。


 カットのセンスの良い美容師さんのいるお店にかかってるんだ。



 観察に気を取られていたようで我に返ると、子供たちが更にヒートアップ

して『お茶お茶』とぎゃあぎゃあ父親に詰め寄ってた。


 なくなったかな?


 よっしゃあーっ、おねいさんのお茶の出番じゃぁ~とばかりに

私は3人の子らに言った。


『今日はね、暑い日だからたくさん麦茶持ってきてるから、待ってて』


 念の為、紙コップも用意してきてたんだけど彼らはいつものことで

その手に各々、ちゃんとマイカップを持っていた。


 私が大急ぎで水筒をカバンから出すと、あはっ、笑っちゃう~

茉芽ちゃん、麦くん、雨汰くんの順で一列に並んでる。かわいいぃ~。


 おねいさん……いや、おばさんは胸キュンキュンした。


 なんて、お行儀がいいんでしょう。


 

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