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『あなたに恋しました !』 ――最後は君を好きになる――    作者: 設楽理沙


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50/101

50 ◇贅沢な悩み




 そんな風にしてアホなこと妄想してしばらく過ごしているうちに

途中であることに気付いてしまった。



 えー、イケてる男に自分の作った料理を食べてもらえるって

そんなにも威力があるんかぁーい!



 そうなのだ。


 夏も終わろうとする頃から、ガキさんがキラキラしているのに

気付いたのだ。


 ガキさんは一般人の中に入って行っても、すんなりと納まれるくらい

少し地味で上品な着こなし、お洒落のできる女性(ひと)だ。


 今風のこじゃれたメイクとふるゆわパーマのセミロングなどにすれば、

夜の店バーなどで一度はいい男たちからナンパされるような上品な美女に

変身できるだろう。


 だけど彼女の性格が今の彼女の風貌を作っている。

 だから人柄も推して知るべし。


 ほんと、邪推する私は汚れてるのよぉー!(棒)


 彼らの|ラブアフェアー《Love Affair》、恋愛、情事、色恋を見つけて

やろうと思い、ずっと様子を伺ってるんだけど、クリスマスの頃になっても

ふたりが連れ立って歩いてるシーンに出くわすことは叶わなかった。


 週に2~3度といえども、ずっと作ってもらってるんだから、あの亀卦川

だよ?  


 お礼で何度か食事くらい誘ってると思うんだけどなぁ~。


 ガキさんはそんな素振りも見せないし、話もしてきやしない。


 


 あ~あ、アラフォー独身女と、モデルといってもすでに妻のいる既婚の

同じくアラフォー男のLove Affair探って何がおもしろいんだかっ。


 私も終わってるな。

 ぼちぼち、自分の今後の身の振り方でも考えた方が建設的だよね。


 なんだかんだ言って、相方の緒方と別れず一緒にいるのは

独身の侘しさを知っているから。


 醒めた関係と言えども、買い物はしてくれるし、電球の球も

替えてくれる、ゴミ出しと植木の水やりも……。


 重宝はしてる。


 もしも病気や何らかの理由で無職になっても少しの間であるなら

経済的に助けてもくれることだろう。


 あーあ、緒方は保険になってしまっている。


 今から手持ちの保険を解約したからとて、アラフィフの私が果たして

今以上の条件の良い保険に加入できるのだろうか。


 借金癖があるとか?

 DVするとか?


 そういうのがない場合、なかなか別れる切っ掛けが

掴めないんだよねぇ~。

 


 贅沢な悩みを持つ知世であった。


 賭け事で借金、その上浮気三昧、あげくにDV(暴言暴力)されている

 女性からすれば緒方はそこはかとなく、優良物件だというのに。 

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