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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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エッセイ

怪事件「ケンタッキー肉の雨」

作者: HOT-T

 空からは色々なものが落ちてきます。

 学生時代、自転車通学をしていたのですが走行中のヘルメットへピンポイントアタックをしたものがいます。

 はい。カラスです。カラスがヘルメット目掛けてピンポイントで糞を落として来ました。

 駐車していた車のフロントガラスにっていうのはよくあるけどまさか走行中の自転車にって……どんだけエイムが優秀なんだろうと感心してしまいます。

 

 さて、それでは本題に入りましょう。

 事件が起きたのは1876年3月3日、アメリカ合衆国ケンタッキー州バス郡のランキン近郊。

 91×46メートル四方の範囲に赤身肉の断片が数分にわたって空から降ってきたのです。

 数分にってちょっとしたパニックですよね。


 こういった『その場にあるはずのないもの』が空から降ってくる現象を『ファフロツキーズ現象』または『ファフロッキー現象』といいます。

 日本でも最近だと2009年に『オタマジャクシが降って来た』という騒動がありました。

 

 さて、アメリカの事件に戻りましょう。

 この肉片を実際に口にした人によると『羊肉』か『鹿肉』であるらしいのですが……いや、食べるなよそんなもの。

 

 この肉片は分析され後に『ネンジュモ』というバクテリアだとか『ウマ』『人の幼児の肺の組織』だとか色々な推測がされます。何かさり気なく怖いの混じってますね。


 結論から言うと結局何だったのかは不明なままです。

 ただ、ある仮説として『ハゲタカの吐瀉物』では無いかというものがあるそうです。

 はい、『吐瀉物』です。何かわくわくします。


 このHOTーT、かつて連載させていた小説内でヒロインが空中ゲロをかましましたからね。

 挙句、現在連載している作品ではそのヒロインの息子が『ブレス攻撃はゲロ』と言い放つほどの『吐瀉物ソムリエ』です。冗談です。


 話が反れましたがどういう事か?

 野生のハゲタカは次にいつ食事ができるかわからない環境にあります。

 なので『食い溜め』をするんですね。出来る限り食べ物を詰め込みます。

 そんなハゲタカが危険を感じて逃げる時に嘔吐するらしいんですね。あれですかね、身体を軽くしているのでしょうか。

 そしてそれを見た仲間は『仲間が吐くのを見るとすぐさま同じことをする習性がある』らしく。次々とリバースしていったわけですね。つまり、貰いゲロです。

 何か汚い話で申し訳ありません。


 まあ、これはあくまで仮設で立証されたわけではありません。

 ただ、鳥が食べていたものなどを落とすのは『よくある事』らしく、先述したオタマジャクシの件も鳥が吐き出したものらしいです。

 『ファフロツキーズ現象』は水棲生物が降ってくる事例が多いので結構鳥が絡んでいるらしいです。

 

 まあ、ただ思うに『吐瀉物』とかではなく『謎の物質』だった方がロマンはあったかなぁと思ってしまう私なのでした。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 胃の中身を吐き出すのは人間からすれば疲れて逃げるどころではなくなりそうですが鳥は違うんですかね。消化できないものを吐き戻したりしますし。 [一言] 肉の雨正体見たり鳥のゲロ(あくまで仮…
[良い点] 91×46は名刺サイズ! と思ったらメートルだった。 よく異物が空から降ってくる話を聞きますが、鳥のあれだったのか……。
[良い点] 確かに空から落ちてきた肉片を食べるというのは、なかなか勇気のいる行動ですね。 過去にはトウモロコシの粒が空から降った事例もあるそうなのですが、これも鳥の餌という可能性がありそうです。 [一…
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