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わらべみち
山の村に住む少年コノハ(仮名)は仲介卸売を中心とする旅商人の叔父の旅先での話を聞き、旅に出ることに強く憧れていた。しかし、叔父が旅中に事故死し、コノハの両親は旅に行きたいというコノハの願いを許してはくれなかった。近隣の海の村との村結びの祭の夜、コノハは密かに旅支度をし、出発しようとしたところ、海の村の幼馴染みの少女ミサキ(仮名)にみつかってしまう。コノハはミサキの秘密にしてもらう条件の代わりに、ミサキを一緒に旅に連れていくことになる。彼らは様々な町を訪れ、まだ見たことのない世界を探しに行くのである。
出会いと成長が織り成す冒険小説。