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第四十九話『ルゥの決意』

【奴隷竜の少女ルゥ】



 ……また助けられてしまいました。

 どうしてご主人様はわたしのためにここまでしてくれるのでしょう?


 しかし、ラザロス様と戦っている時は心配でたまりませんでした。

 ラザロス様はCランクの腕利き冒険者。一方ご主人様はまだ駆け出し。

 わたしは怖くて仕方ありませんでした。


 ラザロス様の元に戻らなければならないことが怖かったのではありません。

 ご主人様がいなくなってしまうことが怖かったのです。


 わたしの中でご主人様はもはやそれほどの存在でした。

 だからご主人様が怪我一つなく勝ってくれた時は心底ほっとして、わざわざわたしに向かって「勝った」とおっしゃってくれた時は凄く嬉しくて、はしたなくも人前で抱き着いてしまいました。


 一方、負けたラザロス様が憲兵に連れて行かれてしまいました。

 悲しいことですが、あの方がなされたことを思えば仕方がないのだと思います。

 止められなかったわたしにも責任があると思いますが、しかしご主人様はそんなこと微塵も気にしている様子はありません。


「絶対に渡さない……」


 わたしはあの言葉を生涯忘れないことでしょう。

 こんなわたしのために金貨百枚も出して助け出していただき、ここまでのことをしてくれた……。


 それだけではありません。

 美味しいご飯を与えられ、あったかい毛布で眠らせてもらいました。


 さらにはわたしのことを強くしようとさえしてくれます。あれほど骨を折ってまで奴隷を強くしてくれようとするのはきっとご主人様くらいでしょう。

 何の見返りもなく、ただわたしのためだけに……。


 こんななに優しくしてもらったのは生まれて初めてです。

 わたしは必ずこのご恩に報いなければなりません。


 必ず。

 どんなことをしてでも。


 わたしはこの時、色々と誓いを立てました。




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