期限切れのゴールデンボール
下ネタに走っていますが、ふざけている訳ではなく、真面目に書いている作品です。
作者が見た夢の内容を少し改変して物語にしてみました。
低レベルな下ネタについていける人のみ読むことをオススメします。
「キンタマが古くなってきたな」
俺はトイレでそう呟きながら、自分のキンタマを……古くなってしまったキンタマを見ていた。
そうだ、もうすぐ買い替え時なのである。
あまり女性には知られていないが、男性は年をとるとキンタマが古くなっていくので、新しいのを買ってつけ替えないといけないのだ。
だが、これはものすごく恥ずかしいことなので、誰にも覚られてはいけないし、他の人がキンタマを交換したことに気づいても、そのことに触れてはいけないのだ。
そして俺は今、人生初のキンタマ交換の時期を迎えていた。
話には聞いていたが、まさか高校一年の夏、こんなにも早く交換の時期がやってくるとは想像すらしていなかった。
古くなったのは左側のキンタマだけなので、右側のキンタマはそのままで、左側だけを交換しないといけない。
あと、自分のキンタマが古くなったことは友達はおろか家族にすら伝えていない。
キンタマの交換というのはそれほど恥ずかしいことなのだ。
新しいキンタマは自販機で購入することができる。
色とサイズから自由に選び、ボタンを押すだけだ。
深夜、コンビニに行くと言って、俺はキンタマ販売機の前に来ていた。
キンタマのサイズは事前に調べていたので、右側のキンタマと同じ大きさで、同じ色合いのものを選んで購入した。
サイズが小さめだったこともあり、出費は五百円で済んだ。
家に帰った俺は、部屋に籠ってキンタマを交換しようとパンツをずり下ろす。
しかし、ここでいくつか疑問が生じた。
今ついているキンタマをどうやって外すのか……そして、新しいキンタマをどうやって取りつけるのか……さらに古いキンタマをどこでどう処分するのか……である。
なんせ交換するのが初めてなので、全てにおいて分からないことだらけだった。
男なら誰もが通る道だが、他の人はどうしてるんだろうか。
こんな時にインターネットが使えたら便利なのだが、残念なことにうちにそんな環境はなかった。
放置してても仕方ないので、俺は古いキンタマの下に、新しいキンタマをボンドで貼りつけた。
キンタマが3つになってしまったが、ひとまずこれで我慢しよう。
本屋さんに行けばキンタマについて詳しく書かれた本もあるだろうし、取り急いで交換する必要もない。
股に妙な違和感はあるが、明日の学校に備えて早々と眠りについた。
まだまだ続くキンタマにまつわる物語。
最初は爆笑しながら原案を練っていて、不意に人前で思い出し笑いをしたりと散々な作品でしたが、今では多少のキンタマ話では笑わなくなってしまいました(笑)