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半妖な僕の友達作り!  作者: 茶ワンころ
第一章 入学の回想編
3/14

なんで友達がいないの!?

ここまで読んでくれた方ありがとうございます。

やっとこさお話が始まり、遥視点です。

唐突だが僕、天地遥は友達が出来たことがない。


生まれ持った女顔とこの名前で、小学生の時は女だと間違えられていた。


男子としては、小さいながらもかわいい女子に声はかけにくいものであったらしく…そんなに女顔かなぁ?


かなりコンプレックスなんだけど。


事情を知ってるはずの先生でさえ、僕のことをちゃん付でよんでたしな。


あいつのせいで僕は女だと間違えられていたんだ。きっと。


ちなみにまた唐突に話が変わるけど、僕は3歳までの記憶がなかったりする。


僕は孤児院の前で倒れてて、拾って貰った。


そしてまぁ、孤児院で住んでる事がいろいろと女子の間で広まったらしくて、


「大変だよね」


「遊んでる暇なんかないよね」


「仕方ないねうちらだけで遊ぼっか、遥ちゃんはいろいろあるもんね。」


「「ねーー。」」


と言った具合で、女子でも友達ができなかった。


まぁ女子だらけのとこで遊ぶなんて、抵抗あったしね、何たって僕は男だし。


とまぁこんなことがあって友達が出来なかった小学生時代、僕は一つのマンガにはまったわけなんだけど、それが『真の男!』というマンガでして…これっがもうかっこいいのなんのって、正義に人一倍敏感な不良少年が、悪を倒して、クラスの女の子を助ける、超単純な勧善懲悪もの。


僕は自分の名前以外に唯一覚えてた言葉があって(少し説明がいるからまた今度ね)それと、妙に結びついて。


で女っぽいとか言われないように、中学はじめの自己紹介で言ったわけよ。


『真の男!』の自己紹介のシーン丸パクリして。


「よう!お前ら、とりあえず忠告しておく。俺が気に入らないことをしたら、ぶちのめす。俺はダチになってくれたやつを傷つけたら容赦しネェ。男らしいやつは好きだからよ、まぁ仲良くやってくれや。」


まぁこれで僕は終わったんですよ。


最初は冗談だと思ったやつが話しかけてくれたんだけど、僕の金髪のせいか、だんだんあいつ本物の不良だぞって囁きはじめて…この金髪地毛なんだけどなぁ。


ここじゃ珍しいもんなぁ。


あの、僕が唯一覚えてた言葉ってのは(また今度とか言ってたわりにすぐ言っちゃうんだなぁ。)


「お前の力は、きっと人達に認めてもらえないだろうけど、お前が望むのならきっとその力は人を守る力になるから。認めてもらえないからと言って、傷つけるためには使ってはいけないよ。きっと心をみてくれる人がいるはずだから、その人に見られた時に恥ずかしくないような心にしておきなさい。」


だってさ、誰がこの言葉を言ってくれたのは知らない。


多分僕の力って言うのは人の3倍くらいはある霊力のことなんだろうけど。


ただこの言葉は僕が、皆から疎外された時僕の心になぜか生まれた人間への失望を、忘れさせてくれた。


だから、この言葉を信じて、人助けをしようと思えた、誰かに今までの僕を認めてもらえるように。


で『真の男!』を真似て、襲われてた少女を助けにヤクザ100人をボコしたりしてたら。なんと、クッソ強い不良少年という、レッテルを貼られてしまった。


今では人助けをしても、逃げられてしまう始末である。


だけど僕に転機がやってきた。


それが明日に控えた如月学園の入学である。確かに霊力は人より多いけど、ここにくる退魔士候補の学生は普通に強い人が多いし、この学園では強いことはステータスだ!


いいことなのである。


今回こそ失敗せずに、友達作りするぞ!


どうですか?タッチが結構変わりました。ナレーションと人視点でかなり変わりました。

3部目からようやくお話スタートですいません

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