拝啓16の君へ、僕はまだ友達がいません
僕文章の才能ないなぁ。次回からお話スタートです。これからも暖かい目で見守ってください。
[白いタイル、白い天井、前方には、楽しそうに話す少女達、ここ如月学園の廊下を一人歩く金髪の中性的な少年は名を天地遥という。
「…ひっ!」
その少年をみた少女達は、顔に恐怖を浮かべ、道を開ける。
「みたぁ?遥だよ遥」
「あの不良の遥でしょ?かわいい顔してんのに、残念だよねぇ。」
「聞いたぁ?この前なんて霊能力使えないヤクザ達をムカついたとか言って、100人相手にしたらしいよぉ。」
「自分も霊能力使えない霊能力者のくせにねw」
「「「こわぁい!」」」
「(はぁなんの事やら…)」
天地遥は霊能力者を育成する如月学園に通っている。
そこでの友達は、なんと!0その理由というのも……
まぁなんだその…
ドンマイ!
それはさておき、霊能力者と言うのは…
結界によって築かれた中の世界では、恨みにまみれた妖怪達にとられた結界の外の世界を取り返すために、たびたび軍隊が派遣された。
しかし、妖は生まれる際に能力を持って生まれている。
その能力を妖力によって引き出す事が可能な妖と、持っている霊力を活用する事が出来ない人間とでは、力の差が大きすぎた。
その結果軍隊は毎回、非常に大きな損害を伴って帰ってきた。
しかし、それも一人の才能ある人材によって損害は飛躍的に減った。
結界内で独自に発達していった科学力で、その才能がなんなのか発覚した。
それが霊能力である。
その一人を人間は救世主として、その一人を中心に国が作られた。
それまでは結界内という限られた環境において人間は欲にまみれ紛争を引き起こしていた。
が救世主が現れ、国が統一され、霊能力の研究が進んだ。
その結果わかった事、霊能力とは生まれた時、霊力に加護を授かった人間が使える能力である。
能力は基本的には神の技、いわゆる神技を祈り霊力を支払う事によって、引き起こす物を霊能力と呼ぶ。
神技は神に引き起こしてもらうので、決められたことしか出来なかったが、妖力と霊力は似て非なるもの、隠と陽、反発し合うこの力は妖を祓うには持ってこいだった。この霊能力によって、妖はどんどん姿を消していった。
国が創設されて100年あまり、加護を授かった人間は増えていった。
如月学園はそんな人間を教育する学園である。
と言うことで最初の話に戻る。
この学園において天地遥は、友達がいない。
天地くんはなぜ友達がいないのか?皆には入学した頃に戻って彼をみてもらいたい。
また説明口調になってしまいました。
次回から、遥視点です。