私の入学式(奏編)
お久しぶりです。
不定期ですいませんが
どうぞ。
私の名前は桜庭奏。
ここ、如月学園の先生やってま〜す。
今日この学校に、なんと!私の初恋の人がやって来るの。
まぁ、その子が来るのは予想通り何だけどね。
その人は天地遥って言って、同じ孤児院で過ごした弟みたいな子。
多分、私が彼の事を好きになったのは小学生の頃かな?
年の差は4つだから、私が高学年の時彼は低学年だったんだなぁ。私ってロリコンなのかしら?
そりゃ最初は、ただの家族だよね。
私が7歳の頃外に倒れてて、いきなり私たちの家族になった姉弟。
可愛い顔して、守ってあげたくなるようなただの弟。
だったはずなのに…
その日は、カンカン照りの日だった。
私はその時ほんの些細な事で、皆から避けられてたの。
今思えば本当に馬鹿らしいわ。
ある日の帰り道だったんだと思う。
もう私は何も覚えてないけど…
私よりも大きくない、女の子よりも可愛いそんな男の子に覆いかぶされて、一緒に泣いてくれて、嗚呼男の子なんだなかっこいいな。
その温もりで、嫌な記憶とか全部すっとんじゃった。
彼が何をしたのかさっぱりわからないけど、次の日不思議と私は避けられなかった。
嗚呼、助けてくれたんだな。
暖かかったな。
それから私はどうしようもないくらい彼が好きになった。
ずっと一緒にいるんだ。
彼は自分ができる事なら、なんでも人のためにしたがって、自分の事をかえりみないひとだから。
彼を止めてあげられる人、困ってるからって、助けて必ずいい方に転ぶわけじゃない。
悪くいうとお節介。
余計な事をしてしまうかもしれない。
困ってる人がいると思ったら何も考えず助け出しちゃう子だから。
ちゃんと見極めて彼を止めてあげられて、彼の力になる。
だからずっと一緒にいる。
そのために少し別れるのは仕方ない。
彼は今、霊力が多すぎる所為で人から避けられてるみたい。
昔から寂しがりやで、人と仲良くしたいとずっと思っていた彼が高校どこを選択するかなんて目に見えてる。
ちょうど4歳差で高校は一緒になれないけど。
そこで待ってるから。
プレイバックプレイバック
そういう事であれから4年
必死に頑張って先生になった。
立場は違うけど、また一緒にいられるね。
そう喜んでた時学園長先生に呼ばれました。
何と前列のない特別な生徒が入学したとか。
そこで、はるちゃんの名前が出て来るとは思わなかったよ。
相当すごい事になってるみたいだね。
そこで学園長は
「桜庭先生には天地遥と交流があると聞きました。天地遥に監視を着けたいのです。学園以外の場所でも、です。そこで天地遥の住むアパートは調べたので、そこに住んで監視をしていただきたい。」
何という好条件!!私の魔術は特質で相手の霊力、妖力を吸って能力を無効化する能力。
こういう場面適役かな?と思って私にしてくれたらしいです。
すぐに了承してはるちゃんのアパートに向かいます。
ピンポーン
ああ少し緊張するな、久しぶりだしな。
はーいってはるちゃんの少し大人になった声が聞こえる。
ああ、来ちゃう、来るよ〜。顔見られる恥ずかしい。
んで私が最終的にとった行動が…
抱きつく。
これで顔は見られないぞ……
しばらくして、苦しそうなはるちゃんに、気づく。
そして、自分が顔を見せる事より恥ずかしい事をしている事に気づく。
ぱっとはるちゃんから離れる。
恥ずかしい事を隠すためにも明るく振る舞う。
「あぁ、ごめん。大丈夫?ヤッホー久しぶりに愛に来てやったぞー?」
その後も他愛のない話をする。ああ一緒にいるだけで、こうして話をするだけでとても嬉しくて幸せになれる。
私ってかなり末期かもね…ははっ
まぁ、いつまでもこうしてお話してる訳にもいかないので、ここに住むという事を伝える。
そしたら、後ろの方から声が聞こえる。
これから一緒に住むのだから勝手に決められては困るとのこと、
ん?イッショニスム?
は?こいつは敵ですか?はるちゃん害する敵ですか?
とりあえず大人、私は大人。
という事で、私とその少女は睨み合っています。
銀髪で、帽子を被った少女。目はクリクリしていて子犬を連想させる。顔も小さいし…
この子よく見たら可愛いぞ?
やばい、かなりの強敵かもしれない。
その少女に、ここに住む理由を聞かれたので、適当に返す。
この少女に何ができるかはしらないし、はるちゃんとの間に何があったかはしらないけど、私ははるちゃんのためにできる事いろいろあるんだから!
まずは家事。小さい頃から妹や弟たちの面倒を見る立場だった私は家事だって得意なのだ!苦手な料理だって必死に頑張った。
台所の前で奮闘!!する事2時間。
うーん、我ながらいい見た目だと思う。
はるちゃんも美味しいと言ってくれたし。
顔が青いのは気になったけど。
掃除洗濯何に置いても負けません!!
帽子被ってるからわからなかったけど、彼女はやっぱり人間じゃないみたい。
多分霊獣。友達の契約した霊獣に似た空気を持ってる。
そんな、人間じゃない奴に家事で負けるもんですか!
ものすごく悔しそうに私を見る彼女。
私に負けた事よりも、彼の役に立てない事を歯がゆく思って居るようす。
今まで話して来て思ったけど、この子も相当にはるちゃんの事が好き。
何があったかは知らないけど。
私が愛の大きさで負けてるなんて言ってないよ?私が世界一はるちゃんを愛してるって思ってるし誰にも負けない。
でも、きっと彼女も同じように思ってる事だろう。
私がこんな事感じたのは、彼女を除いてもう一人だけ。
そのもう一人も、きっと世界一はるちゃんを愛してるんだろう。
世界一が、3人も居るのは矛盾してるんだろうけど、仕方ない。そもそも愛なんて大きさで測れるものじゃないんだから。
彼女は今自分ではるちゃんにできる事をしている。
剣の修行だとか何とか。
それから彼女が戻ってきたら言いたい事がある。
寝る時にでも伝えておこう。
「私ははるちゃんの事が好き。これは好意とかじゃなくて、一緒にいるとドキドキして、幸せになれる恋という意味での好き。昔からずっと好き。そんな私だから分かったの。あなたもきっとそうなんだろうって。それでどうかしら?同じ人を好きになった者同士きっとものすごく趣味が合うんじゃない?恨みっこなしで、恋敵兼親友って事にしない?多分恋敵という要素を抜けば貴方とはとてもいい親友になれる気がする。時にはケンカしたりする仲に。私と友達になって下さい。」
きっといい返事がもらえると思う。
だって彼女は、この世界で最も気が合う二人目何だから。
下手なのは分かっています。
最初の頃から少しずつ文体が変わってきてしまってるし…
お気に入りとか全然増えないですしT^T
僕は心弱いんで、誹謗中傷とかは耐えられないかもですがアドバイスくれたらなと思います。なので、読んでくれて、かつ感想書いてもいいなって思った人は、アドバイス含めて感想をどしどし下さ〜い
あ、後この章は最終回です。
本当はキャラ紹介も兼ねてみんなの入学式をやる予定だったんですが、入学式だけだとものすごく短くなるんで、その子の過去とか設定を、込めて書かなきゃいけないんですね。
最初から過去をさらけ出すのってつまんなくね?と思ったので、この章は最終回にしました。
頃合いを見計らって、それぞれのプロローグ2とか3として
私の入学式はやるつもりです