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半妖な僕の友達作り!  作者: 茶ワンころ
第一章 入学の回想編
11/14

入学式の夜です。疲れたーー

もー宿題が山のように…

サッカーの合宿もあると言うのに…

二人の雰囲気がなんだか怖いです。


一緒に暮らすんだから、仲良くなって欲しいです。


僕が思うに、きっと二人は仲良くなれるから。


流石に、孤児院でずっとお姉さん役やってた奏姉は、料理以外は得意みたいです。


逆になんで、料理が出来ないのか謎です。


あれ?話してなかったっけ?


奏姉さんは、ずっと孤児院で皆のお姉さんがわりだったんだ。


4年前に、この高校はいるって孤児院を出て行ったんだけど…。


そう考えると、奏姉さんは卒業後1年でこの学校の先生に成ったってことか…すごいな。


あ…洗濯で氷華がまた失敗してる。


氷華は多分家事全般苦手なんだろうな。


あーあ悔しそうな顔してる。苦手ならやらなきゃいいのに。


まぁ苦手を克服するってのもいいことだよね。


そんなこんなで夜です。本当に奏姉さんは、料理以外は得意みたいで、片付けもすぐに終わった。


洗濯を二回に分けてやったのは少しもったいない気もしたけど。


寝ましょう。氷華は鞘で寝ると言ってたけど、僕は友達を作って家でお泊まり会するのが夢だったりするわけで、お布団3つ持ってきてあります。


氷華にも布団用意してあげよう。


一人だけベットってのもあれだから皆でお布団で寝て、ベットしまっちゃいましょう。


よし!お布団引くぞーと、押入れに取りに行った時でした。


氷華に、腕をガシッと掴まれました。


「遥は特訓があります。私は狼の姿でも戦えますが、霊獣として遥と力を合わせる時は、刀で闘う方が闘いやすいんです。だから、遥には刀の扱いを学んでいただきます。」


「え?うん、わかった。氷華に会う前はそのつもりだったし。」


……………3時間後


ゼエーハァーゼエーハァー


僕は全身の穴と言う穴から汗を吹き出して、息も荒く成っていました。


スパルタすぎる!


でも何故か、氷華が教える妖狐流古流武術は懐かしい気がする。


最初からやり方を知っていたような。体に叩き込まれていて、その動きを体が覚えてるような変な感覚。


「ゼエーハァー、遥本当に初心者ぁ?最初からこんなにできる奴なんていないわよ。この調子じゃ、1年もすれば私に見合う使い手になるんじゃないかしら?」


「ゼエーハァー、うん、そのはずなんだけど…、本当に!?やったー。ゼエーハァー。あっそう言えば、なんで氷華は狼なのに、妖狐流なの?」


「あぁ、私が生まれた村の長が空孤だったのよ。」


「空孤って!やばいやつじゃん。狐が3000年生きたと言われるあの空孤でしょ?」


「え?まぁ、長ははるか昔、妖怪と人間が共存していた時代の数少ない生き残りよ。」


「人間と妖怪が共存か…やっぱりなにがあったか、教えてくれないの?」


「ごめんなさい。私が知ってるのは長から聞いた話で、私もまだ本当の事を調べてる途中なの。それに、やっぱり貴方が理解してくれるとは思えない。」


「そうだよね。ごめん、また今度でいいよ。」


僕がそう言うとその話題は終わった。


僕は感謝を込めて、氷華を磨いてやる。


『伝説の不良が、夜中笑いながら刀を磨く』と言う、噂が流れるのはそう遠く無い話である。

今回で1章終了でーす

あ…3部少し変えました。

里親のところの娘さんを二人だったとこを一人にしました。


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