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ゴザエモン料理人編4

リストランテ骨川に入って一週間がたちました。

料理は一度も作ってません。


料理人なのに料理しない。それはまさにパンダのくせに笹食わない、

ゴリラのくせに「ゴホゴホっ」って言わないみたいなもんです。

「ゴホゴホ」って言わないなら食肉にしちゃうぞー!人間は怖いんだぞー、

などといろいろ想像してしまいます。


だってプロ野球選手が居酒屋やってたら嫌ですよね?

相撲取りがチャンコ屋出したりさ、、

まぁ実際よくいますけども。バーロメー!世の中マダファッカ。


だから僕は猫には猫らしくしてほしいだけなんです。

ゴザエモン。君猫でしょ?

なんでレストランの料理長してるんですか?

しかも封印したはずのポッケフル活用で、、


今日はそんな不満は置いといて初めての休日です。

僕は朝から漫画喫茶に来てかれこれ4時間経過しています。

いいんでしょうか?いい成人がこんなんで。

ってかゴザエモンも一緒です、、


別に一言も喋っていません。

だって喋りかけても細きかずこばりに嫌な事しか言わないからね。


ただどーしても突っ込みたいのが、、

ゴザエモン、、ずっと料理がうまくなる本読んでます、、

うーん。突っ込みたい。こらっ料理全部ポッケやないかい!

と突っ込みたい。しかも手がグーなので本持ててないやないかい!

とも突っ込みたい。

どーしよ、、喋りたくはないけど突っ込みたい!

でも嫌な切り替えしされるだろうしなぁ、、


そんな事を考えていると、、

「っておい〜!ノリタ!君また黄色いシャツやないか〜!あひゃ!

っておい〜!いつまで君は目が3なんじゃ〜い!うっひゃ〜!

それから、えーと、、それから、、ってか息するな〜!臭い!」


あ、ゴザエモンが突っ込んだ、、しかも寒いなぁ。

息するなって、、しますよ。息は。


ゴザエモンは恥ずかしそうに

「、、あ、ひゃ、だってノリタ君が喋ってくれないから、、寂しくて、、

僕、ノリタ君が料理人になったって聞いたから、、僕も料理人になれば

また会えると思ってずっと待ってたんだ、、あひ、ゃ

恥ずかしい〜!あーっもう、、カリフラワー!間違えた!

どこでもドア!」



ゴザエモンは漫画喫茶の個室でどこでもドアを出し、個室の外に出ました。

しかも個室の外から僕をこそ、こそっと覗いてます。

うーん。可愛いとこもあるんだなぁ。いや、可愛くはないな。

僕は今までもこれからもずっとこの猫と一緒なんだな。

仲良くしようと思った瞬間、、


どーん!びしゃ!!

店員がゴザエモンにぶつかり、飲み物を掛けちゃいました。

「あーん!?こらぁ!ぶち殺すぞわれぇ!!■△!じゃじゃじゃじゃーん!

一撃殺人機〜!!」


ひぃ〜〜!!店員が悲鳴上げてます。漫画喫茶なのに。

うわ、、やっと突っ込めます。

「おいおい!ゴザエモン!殺すなよ!!君は猫なんだから!

猫らしくしなさいっての〜!」


僕は満を辞して突っ込みました。

ゴザエモンはなぜか必死に

「猫じゃな〜い!僕、猫じゃな〜い!ぷっしゅ〜!猫だはありませ〜ん

ぷっしゅ、、ぷしゅ」


あ、水掛けられてからショートしちゃった。

僕はショートしたゴザエモンを引きずり家に帰りました。

携帯と一緒で次の日、日光にさらしたら動き出しました。

いやぁ〜いい休日だった、、

















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