ゴザ
さてさていよいよ今日はリストランテ骨川に勤務です。
リストランテ骨川は11:30OPENの22:00閉店です。
お勧めは魚介をふんだんに使用したパエリアや、パスタなどです。
ちなみに僕、ノリタの得意料理はカツ丼ですが。なにか?みたいな気持ちです。
バレーボールのボールでカーリングを始める様な気分です。
ハバブレイクハバキットカット!みたいな気分です。
僕は新人なので朝9時に仕込みをするため調理場に入りました。
客席が150席もあるレストランなので厨房もメチャンコ広いです。
適当〜な感じで掃除を始めること1時間、驚きの人が出勤してきました。
「は〜い。お早う!うっふん。」
もの凄いミニスカ、ってかボディコン?みたいな服、
息したくなくなるほどのキツイ香水の匂いを発しながら
シスカちゃんが出勤してきました。
「あっれ〜?のりちゃん?ノリタ君じゃん?プッ!あ、ごめんごめん。
なんか笑っちゃった!私ホール主任だから分からない事は、、ぷっ。
聞いてね。まぁ今日からまた心の友だね!一緒に頑張りましょ!プッ」
うーん、、なんか笑われてるなぁ。存在自体に笑われているのかなぁ、、
しかも出勤するなり指にフン♪フン♪言いながらマニュキュアを塗り始めました。
それからしばらくしてまたも衝撃の人が、、
「ちわ〜!剛田酒、野菜店で〜す!」
来た〜!ジャリアン登場でぇす。お約束!
「おいっす!あれ?料理長はまだかな!?おいっす!うん?あれ?
お前ノリタじゃーん!?元気かよ!?
俺は酒も農業もバッチリこなしてるぜ!?
そーかそーか。お前もここで働くんだな!また仲間だな!よろしく!
ところで昨日のカーリングの試合見たか!?まぁそれは関係ねーか!
よし!これは歓迎の挨拶だ!」
と、ペラッペラと喋られて、、トマトを顔面にグッチャ!とぶつけられました、、
まるで僕の顔をカーリングの的(円)の様にね、、
僕はトイレで顔を洗い、再び厨房に戻ると、、
料理長と呼ばれる人物が登場してました。
みんな集まってミーティングが始まってます。
僕は12人くらいいる社員の後ろに並びました。
「にゃ〜、、にゃ〜、、うーん。猫の鳴き声って難しいなぁ。
まぁ、猫の鳴き声なんてどーでもいいか。あっひゃ。
さーて。今日もみんな適当に頑張れ。どーせ料理なんて僕のポッケから
出すんだからさ〜!!あっひゃ〜!」
ああ、、そういう事でしたか、、
じゃぁ、僕なんていらないじゃん。
「今日から新人が入りました!ノリノリタ君!君は主に僕の世話役です!あひゃ。
みんなは一人のため、一人はみんなのため。それはまるでカーリングのチーム
の様にみんな頑張りなさい。あっひゃ〜。
君達カーリングの歴史知ってる!?教えようか?
ってか僕も知る訳無いし!猫なのに!ゲラゲラ!」
はぁ。最後までカーリングネタか、、
こうして僕のカーリング選手としての、、いやいや、料理人としての
人生が始まった。
ちなみに本日のお勧めランチは
「トマトとチーズのHOTパイ包み」です。
見た目、カーリングの石みたいです。
ゴザエモンのポッケから次々とカーリングの石みたいなパイが出てました。