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ゴザモーモンー♪11

ジャリアンのコンサートも終わり、また普段の日常生活

に戻っているノピタでございます。


僕、高校で、百人一首&カルタクラブに入ってます。

デキスギもいます。


ていうか部員、、2人です。


毎日、2人でカルタしています。先生が読み手です。


え〜と、嘘です。ぶっちゃけほとんど部活、行ってません。


デキスギもほとんど来ません。そりゃ、ね。僕ら2人は学校でかなり

いじめられています。それで放課後、楽しくカルタはしませんよ、、普通。


けど、今日はなんとなく部室に行きました。

そしたらデキスギもいました。


30分くらいお互い無言でしたが、デキスギが声を掛けて来ました。

「ノピ君、ゴザエモン帰ってきたんだね。いいなぁ、、僕もすっかり

落ちこぼれなのに、僕は誰も助けてくれないよ、、

ははは、、人生嫌になるよね、、あ、、カルタする?」


デキスギは、とてもカルタするテンションじゃありませんでした。


僕は、、、

「そんな落ち込むなよ!ダメな奴だなっデキスギ君は!!

昔みたいに勉強すればいいじゃん!!カルタはしないよ!」


何故か、僕はデキスギには強気です。デキスギは泣きながら

「勉強は今でも沢山してるんだよー!ただ単に馬鹿なんだよ!

僕!、、ねえ、カルタする?」


はぁ、、ウザイ!デキスギはウザイです。カルタはしないって

言ってるのにね、、、


僕はあまりにもデキスギが可愛そうになったので、明日デキスギを

家に呼んで、ゴザエモンに会わせてやる事にしました。


ってか僕の事もなにもしてくれないゴザエモンが、デキスギのために

なにかするとは思えませんけど、、


僕とデキスギは明日の約束を交わし、、結局、、


カルタを始めました。


あ、、しかし、読み手の先生がいないので、カルタ、、出来ませんでした




次の日、昨日の約束通り、デキスギが僕の家に訪ねて来ました。


僕はゴザエモンにすべての事情を話しました。


デキスギも訴えました。

「ゴザちゃん!お願いだょ!僕の頭を良くしてくれよ〜」


ゴザエモンは凄く面倒臭そうな表情で


「知らんよ、、君の事なんて。う〜ん、ほらこれ上げるから、ね?

ジャジャジャジャーン♪国語辞典!

これ使ってまず、僕に対する言葉使い勉強しな!舐めてるの?猫型を」


わぁ、かなり高飛車です。


デキスギは土下座しました。


ゴザエモンはそれを見て

「アヒャ!土下座!なに時代だよ!ゲラゲラ。ドラ焼き200個用意しな!

そしたら考えてやるよ!アヒャ」


ひど過ぎる、、僕はゴザエモンの余りの高飛車な態度にとうとうぶち切れました。


「ゴザエモン!!いつからそんなに冷たい奴になったの!?

こんなになってもデキスギは僕の友達なんだ!もう、、君なんかいらない!未来に帰れー!」


皆、静まりかえりました、、


しばらくして、デキスギが無言の沈黙を破り、話し出しました。


「あ、、じゃあ僕の家来なよ!ゴザエモン!僕の面倒見て!見て!ドラ焼き500個用意するから〜」


え?デキスギ??、、はは、、ふふ、、ア〜ハハ!(涙)

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