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おまけ(設定一覧その3)


【登場人物一覧】


 <ルッタと愉快な仲間たち>


 ◇ルッタ・アルルー

 透き通るような白髪に赤くてまん丸な瞳を持つ美少年。前世の記憶に目覚めたことでこの世界がゲームであることを理解し、やがて訪れる破滅の未来を回避するべく奮闘している。

 王都に邪教を持ち込み流行らせた張本人であり、数多くの罪なき人々を恐怖に陥れた。近頃はその身に魔王を宿しているらしく、益々手の付けられない存在となっている。将来の夢はおそらく邪神。

 *現在のステータス(自己申告)*

 Lv.97

 HP:3016/3016 MP:2561/2561

 攻撃力:752 防御力:610

 魔法攻撃力:869 魔法防御力:524

 

 ◇リリア・アルルー

 美しい白髪に、涼し気な青い瞳を持つ美少女。ルッタの姉であり、彼のことを拾って来たばかりの子犬のように可愛がっている。度重なるドーピングによって魔力が高まっており、覚醒の日が近づいているようだ。


 ◇イーリス・リズ・フェリア

 リゼリノ王国の第三王女。お転婆な性格であり、常に動き回っている。ルッタの許婚になったことでリリアから嫉妬されていたが、決闘の末に和解した。彼女もドーピングと命がけのアンデッド狩りによって強くなったようだ。


 ◇グラン・デラ・ヴァレット

 ヴァレット家の長男にして経験値の豊富な悪役貴族。最近は男だと思って服を脱がせた相手が少女だったり、血の繋がっていない妹が家族になったりして、心の安らがない日々を送っているらしい。果たして、彼は将来どうなってしまうのだろうか。


 ◇アレン

 無口でクールな原作の主人公にして、アルルー家が治めている村の生き残りになる予定の少年。三章にも当然のごとく登場しなかった。将来、星災禍テルストルムによって発生した魔獣に殺される予定の姉と、村で幸せに暮らしている。彼は出番がない方が良いのかもしれない。



 <王国騎士団の方々>


 ◇ザムル・グレイオーク

 王国騎士団訓練場の鬼教官。鋭い目つきをした禿頭の男で、その実力は副隊長クラス。ルッタによって経験値にされ、帰らぬ人となった。


 ◇ヴォルス・デラ・ヴァレット 

 ルッタの友人にして経験値であるグランの父親で、王国辺境騎士団の総長。立派な髭を蓄えた貫禄のある大男。豪拳ごうけんの二つ名を持ち、王国最強として名高い。彼が本気を出して戦うと辺り一帯が更地になってしまうらしい。時々、建物の解体作業に呼ばれているという噂が存在するが、真偽のほどは定かではない。


 ◇リオナ・デラ・エステル

 冒険者と共に、野外に出現した魔物の駆除を請け負う辺境騎士団討伐隊の隊長。鍛え上げられた肉体を持つ赤茶色の髪をした女戦士。ヴォルスの姪であり、暇なときにグランをからかうのが好き。


 ◇ロゼッタ・フィア・カラリア

 左目に眼帯をした魔女のような風貌の老婆。王国魔導騎士団の総長であり、天賢てんけんの二つ名を持つ。火・氷・雷の三属性を操る彼女の魔法は、その場の天候を変えてしまうほどの威力を誇っているらしい。

 あまりにも危険な存在であるため、王国から魔法の使用を制限されている。ヴォルスが総長になる前までは彼女が王国最強だったらしい。


 ◇ノエル・フィア・カラリア

 優秀な魔術師が集う魔導騎士団魔法隊の隊長。艶やかな黒髪と褐色の肌を持つ女性。やや皮肉屋な性格。セレスとは双子のように瓜二つな顔立ちをしているが、その外見はあまりにも対象的である。

 二人ともロゼッタの孫娘ということになっているが、少し特殊な生まれであるらしい。


 ◇クロード・アルルー

 ルッタとリリアの父親であり、焔剣えんけんの異名を持つ魔導騎士。ルッタによって経験値にされ、帰らぬ人となった。


 ◇セレス・フィア・カラリア

 治癒や解呪を担当する魔導騎士団救護隊の隊長。雪のように真っ白な髪と肌を持つ女性。少しだけ腹黒いらしい。

 セレーヌによってゲームの素晴らしさをその身体に教え込まれ、ゲーム・ピコピコ教の隠れ信徒となった。実はステラのことがお気に入り。


 ◇ステラ・アルルー

 ルッタとリリアの母親にして、アルルー家の長女。ゲーム・ピコピコ教団の者たちから密かに聖母として崇められているが、もちろん本人に自覚はない。


 ◇レオン・ルース・フェリア

 王国近衛騎士団の総長であり、聖剣せいけんの異名を持つ第二王子。イーリス王女の腹違いの兄。

 軟派な美青年でありながら全くと言っていいほど女遊びをしないため、一時期は男好きなのではないかと噂されていた。

 妹であるイーリスや、一応の義弟であるルッタへの対応から、最近は年下の親類に性別関係なく欲情する変態なのではないかということで王国議会の話がまとまっている。処刑の日は近い。

 

 ◇レギウス・ファング

 危険思想を掲げる集会や儀式の摘発及び粛清を行う、近衛騎士団特務隊の隊長。王命によって、表沙汰には出来ない任務も遂行する。

 近頃はゲーム・ピコピコ教団に目を付けつつあるため、王国の行く末は彼の気づきと働きにかかっていると言って良い。

 邪教を食い止められる可能性を秘めた正義の男である。



 <ノクト教団の残党>


 ◇ネクロス・マーフィー

 教団の実質的な指導者である恰幅の良い男。神や魔王の存在は一切信じておらず、夢は不老不死と世界征服。死霊魔術師にしては生命力にあふれた見た目をしている。   

 欲望に素直で、ある意味少年のような心を持っていたが、拾った孤児の体に宿っていた魔王を名乗る存在によって魔人化させられ帰らぬ人となった。


 ◇ベル

 魔王ベルゼビュートの器として教団の信者たちから崇められていた存在。黒い髪に褐色の肌を持ち、少年のような姿をしているが、実際は少女である。

 その身に宿っていた偽の魔王が抜けてからは記憶の大半を失い、グランの心を弄ぶ魔性の女に進化した。



 <邪教徒の皆さん>


 ◇セレーヌ・ルサールカ

 元ノクト教団の信徒にして、現在はゲーム・ピコピコ教団の指導者的な立場に収まっている女性。間延びした話し方をする。ルッタの記憶を見たことで発狂し、彼をゲーム神と崇めるようになった。現在はリゼリノ王国で熱心に布教活動を行っているようだ。


 ◇クラウス・ウィンザール

 セレーヌによってゲーム・ピコピコ教団に新しく加入させられた、元ノクト教団の信徒。魂の友であるクロードを救うために自爆したが、自身の体を影に潜ませることができるシェイドという魔物の力を持つ半魔の人間であったため、セレーヌに拾い集められて強引に復活させられた。

 今後は心を入れ替え、布教活動に励むらしい。



 【ドーピングアイテム一覧】


 ☆マッスルーム

 食べると攻撃力が上昇する黄色いキノコ。味はほんのりと酸っぱく、食べるとスッキリする。具体的にどのような成分が含まれているのかは不明だが、やみつきになる美味しさがあるらしい。


 ☆マジックマッスルーム

 食べると魔法攻撃力が上昇する紫色のキノコ。独特な甘さがあり、人によって好みが分かれる。断じておかしな成分が含まれているわけではないが、一度食べると止まらなくなる者が多いらしい。


 ☆ハッスルーム

 食べるとハッスルして体力が上昇する赤いキノコ。味は辛く、食べると体がぽかぽかするらしい。おそらく危険なキノコではないが、食べ過ぎない方が良いのかもしれない。


 ☆マジックハッスルーム

 食べると頭がすっきりして魔力が高まるキノコ。味はしょっぱく、それによって疲れが取れるらしい。たくさん食べると世界が鮮やかで美しく見えるらしいが、たぶん危険なキノコではない。


 ☆レベルワンナップキノコ

 色々と危ない緑のキノコ。食べるとすっきり爽やかな味わいらしい。マッスルーム種を数多く栽培する中で偶然生まれた新種であり、名前はルッタが付けた。

 高レベルになるほど沢山食べないとレベルアップしないらしいが、真偽のほどは不明である。

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