第4話~ちょっとは歯応えがあるのかな?~
遅れちゃってごめんなさい(;>_<;)
しばらくは、家族行事が忙しそうなので、
毎日不定期なタイミングで1、2話投稿の
形になります。
第4話
放送『レジスタンス諸君につぐ! ラー派第50特殊部隊
の接近を確認! 至急戦闘配備に取りかかれ!』
刻蝋値「っと、行かねぇと!」
折角色々と話をしていたのだが、そんな場合では無く
なってしまった。
???「うん、絶対に生きて戻ってきてね!」
刻蝋値「お互い最善を尽くしましょう!」
俺はそう言って、前衛の加勢へと向かった。
~戦線~
ラー派兵士「いっちょあがりぃ~!!」
ラー派の兵士がアポフィス派の一等兵を槍で串刺しに
した。
アポフィス派の一等兵「ガアッ!! 俺が死のうとも……
アポフィス様が……お前達の非道を罰することに…………
変わり……無い」
ラー派兵士「あー? アホ何とかが何だって~?
お前らぁ!こいつの命が惜しくば、無抵抗で
動くなよ!!」
残りのアポフィス派兵士達を動けなくしたところで、
一方的な蹂躙が始まっ
刻蝋値「よしっ! 息はある!!」
誰も気づけない速度でラー派兵士の大半を、刻蝋値が
倒したことで、蹂躙を未然に防いだ。
ラー派兵士「なっ!? どっから沸いてでやがった!!?」
ある意味で、非常に正しい言葉の用法による問いかけだ。
刻蝋値「自分の頭で考えてみろよ。それでさ、
動いたらこの神の命が無いんじゃなかったっけ?」
アポフィス派の二等兵「あのバカ! なに言っt…」
ラー派兵士「そうだった! 内臓スクリュー!! これで
こいつの臓物は今晩のハンバーグn…」
刻蝋値「お前、なに見てそんなこと言ってるんだ?
バカじゃねーの?」
ラー派兵士「あぁ!? この血飛沫を見て……は!?
槍の半分先が無い!?!?」
いつの間にか串刺しにしていた一等兵ごと、槍の
半分先が消失していたのだ。
刻蝋値「先輩方々! 槍は抜かずに、揺らさない
ように、医療室までお願いします! この場は俺が
引き受けます!!」
二等兵「わ、わかったぞ!」
アポフィス派は刻蝋値を除いて全て撤退を開始した。
刻蝋値「さてと、どう調理してやろうか」
兵士「お前ごとき武器無しデグハァアアオゥ!?!?」
殴りに行く予備動作を行った瞬間、渾身の蹴りが
炸裂し、彼方へと光速の8000倍で飛んでいった。
刻蝋値「お前こそ、武器を使うまでもねーよ。
……っおお?」
兵士は容易く蹴り飛ばしたが、飛ばした先から
ただならぬ気配が近づいてくる。
刻蝋値「やっぱ強めの奴か!!」
光速の10000倍で飛んできた気合い弾を最小限の
動きで避けつつ、豆粒以下の大きさでしか見えない
敵を見据えた。
敵「俺様の部下どもを雑魚狩りのごとく仕留めるとは、
貴様……何者だ?」
刻蝋値「俺は人形のコックローチだ。お前は?」
少し近づいて見ると、オールバックの金髪碧眼男が
佇んでいた。
敵「俺様はラー神直属の第50特殊部隊神兵長、
クラウス様だ。少しでも長生きをしたくば、
邪神アポフィスの元へ案内しろ」
刻蝋値「んなこと言われて案内するバカはいねーよ。
まずは俺に勝ってみな?」
クラウス「死んで後悔しても知らねぇぜ!!」
先ほどの気合い弾を連続で撃ってきたので、容易く
回避してやった。
刻蝋値「そらよ!」
クラウス「当たらねーよ」
小手調べの2万光速右下腕パンチは、下がることで
避けられた。
クラウス「クラウン・ラッシュ!!」
平均2.5万光速の拳の嵐が、刻蝋値に襲いかかる!
刻蝋値「最低限のフィジカルはありそうだ…な!」
クラウス「ゴフッ!?」
拳を避けたりさばいたりしながら、適当なタイミングで
カウンターを入れたのだ。
刻蝋値「あれれ~? 結構痛そうだな~~」
クラウス「低層身分の割に良いパンチだったから、
驚いただけだぜ。ここから先、手加減は効かんぞ」
刻蝋値「いよいよ本番かぁ!!」
始めにクラウスが、5万光速の気合いビームを撃って
きたので、最小限の移動で回避しつつ、大きく距離を
詰めた。
クラウス「来やがるか……」
刻蝋値の6万光速左上腕パンチに対し、気を濃密に
纏った蹴りで相殺した。
刻蝋値「ギアを上げていこうぜ!」
クラウス「……ッッ……ぬあっ!?」
神兵長クラウスの動体視力を持ってしても、残像が
残る程の身のこなしを行い、至近距離からのラッシュ
をお見舞いし始める。
刻蝋値「どうした! ラー軍の神兵長はこの程度の
連撃処理能力すらねーのか!!」
絶え間なく拳をぶつけながら、本気を引き出すために
挑発を行う。
クラウス「チッッ!! そんなに死にてぇならッグ!
……ぶっ殺してやるぜ! フッッッ!!!」
正真正銘の瞬間移動を行うことで、攻撃から
脱した。
刻蝋値「何度でも当ててy…!!」
クラウス「ホロネイラーゼ!!」
400億光速にも達する霊的物質を
放つ魔法を発動させた。
クラウス「ぜぇ……ぜぇ……っ危なかったな。だが、
幾ら奴がイレギュラーな存在でも、霊速の一撃を
避けることは叶わず、耐えることも不可no…」
刻蝋値「ああ、当たってたら最悪死んでたぜ~」
クラウス「てめぇ! いつの間に……」
刻蝋値「どうにかゴキブリの先読み能力で予知してから、お前の詠唱中に射程圏外まで逃げたんだよ」
クラウス「ならばもう…ムグググッ!」
あらかじめ口を塞ぎ、詠唱できなくした。
刻蝋値「させねーよ。あれを外したお前の負けだ!」
クラウス「ムグ(くっそ)ーーーー!!」
最後は刻蝋値のラッシュを何億回も食らい、
やっと気絶した。
刻蝋値「相性とかもあるだろうけど、神兵長クラスも
こんなものか。あの魔法以外は全く脅威じゃ無かったな」
刻蝋値は、もう少し色々な技を見てみたら良かったか
とか、自分たちのアジトが近いからこれで良かったとか、
色々考えつつ、気絶しているラー軍団を回収した。
刻蝋値「手下は兎も角、クラウスだったかは情報を
吐いてくれたら嬉しいな。向かう先は、牢屋だ!!」
ラー直属の特殊部隊も、刻蝋値にかかれば小隊と
同じ末路を辿るのであった。
第5話に続く。
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