第28話~人を転ばせ突き進むゴキブリ~
どうも格闘描写ばかり力がはいってしまう。
魔法描写もうまくなりたいものだ
第28話
ルイス「行くぞ!」
ルイスは200万光速に達する左ストレートを
放ってきた。
刻蝋値「さぁて」
俺は瞬時に動きを読み、最小動作で左に避けた
だけでなく、返しの400万光速右ストレートを
おみまいした。
ルイス「ぐおおっ!」
単純計算でも、自身の拳の4倍は破壊力のある
一撃を食らい、面食らったらしい。
刻蝋値「忙しいんで、また今度な!」
そのまま残り3本の腕で殴り付け、気絶まで
持っていった。
刻蝋値「出番です!」
号令と共に、ルシファーが転送されてきた。
ルシファー「ウイング・アンピュテート!」
翼から、霊的物質を飛ばすことで、翼の持つ
運動エネルギーを零速でぶつけていく。
刻蝋値「サタン!」
サタン「いよいよ出番か。レイジ・スラッシング!」
使用者の怒りに応じて切れ味やエネルギーが
増していく魔剣グラムを振るい、1~3等兵は
勿論の事、隊長格すら一撃で屠っていく。
刻蝋値「おお……」
いかにも肉体派と言った連中が、前方を
塞いでいる。
刻蝋値「コイツらはファング」
ファング「あいよ」
上からは魔法使い系列が攻めてきている。
刻蝋値「インフィニティ、派手にやっとけ!」
インフィニティ「くたばれ! 雑魚共ォオ!!」
お得意の破壊光線により、魔法を押し退けて
大勢の無力化を果たした。
刻蝋値「よし! このまま……」
少し進んだところで、少尉3神に囲まれた。
少尉1「お前が要だな!」
100万光速の拳を放ってきた。
少尉2「ここで滅する!」
根本が太く、先端が細い威力特化のランチャーを放ってきた。
少尉3「エクトレーザー!」
霊的物質系のレーザーを放ってきた。
刻蝋値(1神は俺が手を下すまでもなく……)
避けたレーザーの軌道が拳を振るってきた
大尉と被っていたらしく、敢えなく撃沈した。
刻蝋値(カッコいい姉さんが放ったランチャーは
裏拳で加速し、魔法使いのお兄さんの防具に
ぶつける)
思った通りに動き、魔法使いを気絶させた。
大尉2「っ嘘でしょ……」
刻蝋値「終わりだ」
顔面を握りつぶさんとする動作を寸止めし、
ランチャーの姉さんも気絶させた。
刻蝋値「……多いな。武死道さーん!」
少し進めば神兵長~中尉クラスまで
うじゃうじゃ居るので、アポフィス派で
有力な武死道に来てもらうことにした。
武死道「……引き受けた。お主は頭の首を持ってこい」
刻蝋値「ウッス!(なるべく殺すなって注文、
守ってくれるかなぁ……)」
ちょっと別の心配をしつつ、この軍団を率いている
頭の元へと向かった。
若い神兵長「オッサンよぉ。あのイカれゴキブリ
無しで俺達に勝てると思ってんのかぁ??」
現場指揮の中尉「よせ、こいつは曲者だ。全員で
一斉攻撃し、仕留めるぞ」
武死道「……愚かな」
現場指揮の中尉「今だーー!!」
場に居る全ての神が、一斉攻撃を仕掛けた。
現場指揮の中尉「…………今、何…………を……………………」
筈だった。
武死道「貴様らが座しているのは拙者の間合い。
故に、先手を封じたまで」
先の先。相手の先制攻撃の直前に先手を当て、
倒していたのだ。
武死道「次に備え、神経を研ぎ澄ませようか」
第29話に続く。
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