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呟き電子の恋  作者: リバオンテブマネ
1/1

始まりの声

電子でつながった世界

それは色んな考えが集まり色んな言葉が集まる

そんな世界で人は恋もしちゃったりする

「いつも絡んでくれてありがとうっと・・・・・・」

一人の少年が唯一無二の親友もとよりソウルパートナーとやらに感謝を述べ

電子機器を閉じる

ピコーンっ!

閉じた早々に通知が来る

なかなか寝かしてくれないが少年にとってある意味で生命線だった。

少年は現実では誰とも関わらずに過ごしていたためか付き合いが悪いと

誰もが相手をしなくなった

自業自得だが少年にとってそれは苦痛だった、が

この頃の事

あるアプリに出会うエレクトリックハミング(同調する電子)通称エレング

このアプリはゲームだがメインが会話で

ほぼ通話アプリで

ゲームの内容はどれだけ面白い会話をしてポイントを稼ぐかだが

ほとんどがそんなの気にせずポイントが高ければラッキー程度だ。

初めはエレングを親との通話に使っていた

エレングはシークレットモードとノーマルモードがあり

ノーマルモードはゲームの本質であるポイントを稼ぐための会話

シークレットモードは練習という名目の通話だ

通話方法は声を出すボイスと文字でやり取りするライト

比較的だがボイスの方がポイントは高い

ポイントは投票制で決まる

だからサクラを使ったユーザーもいたがこのゲームのファンだった天才プログラマーの

立退たちのき 正午しょうごがそれをものの一時間で解決した

そしてこの少年は立退に憧れプログラマーを目指す

専門学校の生徒で

名は繰来くるき 視佐詫みさた

特技は料理だ

エレングに料理ばかりを載せていたために先程の通知を送ってきた相手に気に入られ

徐々にライトで話すようになった

何故かいつも文字でやり取りするがボイスだけはやらない

声にコンプレックスがあるから

恥かしいと断られる

だが今日は違った通知で来た文章に

「ボイスしませんか?」

と奇跡の言葉がつづられており

シークレットモードの招待状が届いた

「うっ!ううん!」

声を整え緊張しながら招待状のバナーを押す

「あっ!来ましたね!いつもあなたの天使!スタンだよ~」

女の子の声だった

透き通りながら可愛らしく聴き惚れてしまいそうな

「おっおれぇ!」

声が裏返り緊張がバレバレでスピーカーからクスクス笑う声がした

「どうしたの?いつも好きとか愛してるとかいうから女の子の扱いうまいかと思ったけど?」

「・・・・・・?!」

初めて聞く唯一無二の友からの印象に驚き慌て続ける

「あっあのっそのっかっかわいいですね!声!」

「声だけ?」

「顔は知りませんが多分、美少女なのでは!」

こうして初の顔合わせならぬ声合わせで二人は出会う



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