逸れっちまった虚しさに……
掲載日:2026/05/25
国語の便覧に1ページしか枠をもらえなかった中原中也に捧ぐ詩。太宰治は2ページもらえたのに。
逸れっちまった虚しさに……
逸れっちまった虚しさに今日も君から嫌われる
逸れっちまった虚しさに今日は君にも嫌われる
逸れっちまった虚しさはたとえば空の涙袋
逸れっちまった虚しさは崩れた精神焚きつける
逸れっちまった虚しさはあれこれ望みてはいになり
逸れっちまった虚しさは怠惰のままに蝶が舞う
逸れっちまった虚しさは泥臭くも勝てぬまま
逸れっちまった虚しさは満ちることなく夜は明ける




