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4月3日 旅立ちの日

4月3日


 今日は最悪な1日のスタートだった。


 朝っぱらからクソ眠いのに、お母さんが叩き起こしに来やがった。


 「可愛い、私の娘よ。起きなさい」とか言うぐらいなら昼過ぎまで寝させてくれよ。


 こちとら新作BLゲーム徹夜でクリアして、日が出てから布団に入ったってのにホントに勘弁してほしい。


 「16歳の誕生日だから王様に挨拶に行くわよ」とか言うて、無理やりにおじいちゃんの使ってた革の鎧を着せさせられたけど、加齢臭だかカビだかのニオイがハンパない。叩くとホコリが舞うしさ。


 せめて、ファ●るか、日かげ干しくらいはしといて欲しい。


 成金の城に行くと、なんでか顔パスで王様に会えることになる。


 王座に座ってるのは、国民から巻き上げた税金で、たらふく美味いもん食ってそうな、ブクブクと肥え太った王様だ。


 あのムチムチっとした顔に思いっきりビンタしたら、さぞかしいい顔を見せてくれるとウズウズしたが、お母さんが鬼●辻無●みたいな顔してたんで我慢した。


 半分寝ぼけてたんで話の内容はほとんど覚えてないんだけど、どうやら私は勇者の末裔らしい。


 ネタバレ厳禁で育てられたって設定らしいけど、おじいちゃんの武勇伝とかで散々聞かされてたことなんで、「マジかー」みたいな顔しといた。


 王様は得意気な顔してたけどさ、やっぱり一発ビンタして反応が見たかったなー。「無礼者の首を斬れ!」とかになんのかなー。


 そんで、魔王ネギトロドンだか、テッカドンだかが復活したんで、私にそれをブッ頃して来いとかかんとか。


 私はまた「マジかー」と言ったら、王様は「え? 大丈夫?」みたいな顔してたけど、お母さんは「無問題」とか答えた。


 支度金に5,000円と、木の棒切れをもらった。


 「しけてんなぁ」と舌打ちしたら、お母さんに頭を叩かれた。


 だって、魔王倒すのに命をかけろ言う割には、こんな端金(はしたがね)と武器で何とかしろって言うんだぜ。ありえねぇだろ。


 それに、この木の棒は尻の穴に入れるにはよさそうなサイズだったんで、王様の後ろに素早く回り込んで、尻を狙って挿れようとしたら、お母さんにまた頭を叩かれた。


 惜しかったなー。王様が「本当に大丈夫なの? この?」とか聞いてきたんで、またお母さんは「無問題」と答えていた。


 お母さんは先に家に帰って、私はすぐにBOOK O●Fに向かった。


 そうしたら、なぜか残金が350円になった。 


 薬草は1個150円(税込)だ。2個しか買えなかった。


 ……ま、なんとかなるか。

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