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翳りゆく星の彼方のあなたへ(修正中)  作者: 柿の種と干し柿
第1話「傍観者だったもの」
6/7

⑤「謎と贖罪」修正中

私は、日記を開いた。


最初のページ。


そこには――


『教え方


イメージして → ダメ

水を思い浮かべて → ダメ


言葉じゃ無理



触らせた

冷たい 流れる

感覚を覚える


左目で世界を見る

その状態で感覚を思い出す


少量水が出た



重要:

・感覚

・左目で世界を見る

・布を外す必須



次の課題

量を増やす

他の物質

才能の差』


「……」


私は、メモから目を離した。


これは、何かの訓練。


それは、分かる。


でも、何の?


左目で、世界を見る。

布を外す。


「……」


左目。


私にも、左目がある。


布で、覆われている。


これは――


私のこと?


いや、違う。


これは、ミモリアの日記。


ミモリアが、誰かに教えていた。


でも、何を?


なぜ、左目?


「……」


意味が、分からない。


無意識に、左目の布に触れた。


ざらっとした感触。


これを、外して――


左目で、世界を見る。


「冷たい、流れる」を思い出す。


そうすれば――


水が、出る?


そう、書いてある。


「……」


思い出すだけで?


「……」


でも、フィデリウスが言っていた。


「左目の布だけは、外さないでください」


つまり、この布は外してはいけない。


危険だから?


それとも――


「……」


私は、布から手を離した。


怖い。


なぜ怖いのか、分からない。


または、分からないのが怖いのか。


でも、どちらも。


怖いという感情。


ミモリアは、何を教えていたんだろう。


何を、しようとしていたんだろう。


「……」


私は、ページをめくった。


次のページ。


そして、次。


何ページも、何ページも。


様々なメモ。

様々な記録。


全部、意味が分からない。


「……」


そして――


最後のページ。


そこには――


『私は贖罪しなければならない。


必ず私は。』


それだけが、書かれていた。


大きな文字。


力強い筆跡。


「贖罪……」


私は、その言葉を口にした。


意味は、分かる。


罪を償うこと。


でも――


ミモリアは、何の罪を?


「……」


私は、日記を閉じた。

日記は机の上にのせ、


そのまま、ベッドの端に腰掛ける。


ふわっとした。


「……」


何かの訓練。


「贖罪」という言葉。


全部が、つながらない。


何を、償おうとしていたんだろう。


何を、教えていたんだろう。


「……」


私には、分からない。


でも――


この体の主、ミモリアは。


きっと、何かを背負っていた。


「……」


そして――体を預けるように

ベッドに、横になった。

体を、横たえる。


ふわっとした。


「……」


体が、重い。

痛みが、疼く。


でも――


何か、違う感じ。


「……」


目が――

閉じたくなる。


意識が――

ぼんやりする。


「……」


これは――

何だろう。

体が、求めている。

休みたい、と。


「……」


頭が、ぼんやりとする。

でも、意識は遠のくけど怖い気はしない。


そんな気がする。


「……」


私は、目を閉じた。


暗闇。


ミモリアの日記。

「贖罪」という言葉。

全部が、頭の中を巡る。


「……」


でも――

もう、考えられない。

意識が、遠のいていく。


ふわふわと溶けていくような。


「……」


これは――

眠る、というらしい。


「……」


私は――

眠りに、落ちていった。

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― 新着の感想 ―
お疲れ様です。 ふわっと、して。ふわっとしてが。 何度も強調されています。 日記を持ってベッド?に座り込むのはわかりますが。 また立ち上がって置きに行くよりも、そのままおいた方がいいのではないですか?…
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