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       2 領主との会談

 領主はジュリエットの心配をしてくれたようだ。丁寧に対応してくれた。

         2 領主との会談



 翌日午前中は何時ものように過ごした。と言っも私には初めての体験で興味深い。高家の令嬢って結構忙しい。朝の準備、朝食の後はお祈り、令嬢教育、裁縫-------。午前中はやることがいっぱいだ。昼食を食べてゆっくりする。今日の午後領主様と会う。心配をお掛けしたお詫びだ 領主様の娘にジュリエット同年代の友達が居て領主様の御宅は割りと気安い。と言っても今日は怒られに行くのだ。緊張感を持って行こう。

 良く知っている門番に来意を伝え誘導して貰う。直ぐに部屋に通された。ジュリエットは全てを話し謝罪した。

「ジュリエットに何も無くて良かった。ロミオを糾弾する声が上がっているが、ジュリエットの恋の相手と思って躊躇していたが、もはやそうでないなら、早急に対応しても良いな、領地追放だ。ロミオの叔父が他領で商売している。そこでも頼れば良いだろう。」

ジュリエットは感謝を表した。

「感謝します。ロミオは敵とは言え、一時は情を交わし仲。極刑では目覚めが悪いです。」

ジュリエットは領主と世間話をして過ごしたが、突然こんなことを言い出した。

「こんなことが遭って直ぐには気が進まないかも知れないが新しい話でもない。以前からお前の父親には伝えある。パリス伯がきみに御執心だ。ここでダンスパーティーがあった時、2,3言話してきみが好きなったらしい。来週彼が来る遭ってやってくれないか。」

具体的日持を決め、再会を約束した。

 帰宅するとジュリエットは、来週パリス伯と会うため領主宅を訪れることを伝えた。両親からは明日ロミオが領地追放になることが伝えられた。私の中のジュリエットが走り出そうとするのを必死に押さえた。上で休みますと言って自室に戻った。全てのことがどうでもよくなった。パリス伯のこともロミオのことも、不思議だった。ジュリエットは何故恋に陥たのだろう。私がいなければ物語の通り進んだのだろうか。私には外見も心情も行動も最低の卑劣な男にしか思えないのにジュリエットには引かれるものがあったということか。

 外でジュリエットを呼ぶ声がした。ロミオだ。助けを呼ぼうとするが声がでない。足がロミオの方に向く。

「ジュリエット、私はきみを愛している。明日領を出る。きみも一緒にいこう。生活は心配ない。叔父が商売しているところに行く。2人で幸せに暮らそう。」

私は拒絶しようするがジュリエットが私を止める。遂にジュリエットはロミオに手を差し出せた。

「居たぞ、ロミオだ。ジュリエット様に未練がましい行ないをすれば、殺しても構わないと言われている。ロミオを殺せ。」

キャピュレット家の願いは一族のものを殺された恨みを晴らすことつまりロミオの殺害だ。こうしてジュリエットと会っているということは殺害されても良いと言う意思表示だ。弓矢がロミオを狙った。これには私も賛同しかねる。

「殺傷沙汰は私が認めません。ロミオ去りなさい。二度と私の前に現れないで。」

 ロミオが会いに来た。拒絶しようするがジュリエットが許さない。

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