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実力

結局、父母とパーティーを組んで冒険にでる事になった訳だが、直ぐに旅にでる事は出来なかった。

なぜなら、旅にでるならある程度強くないとね!!って、母が言い出したからだ・・・

とりあえず、俺の実力を確認するため、母と手合わせすることになった。


二人の実力は?、そして俺の実力は?


 母親:ラーウェル!まずは軽くね~


 母親:「・・・」何やら呪文を唱えている


 次の瞬間!凄い閃光が・・・そして巨大火の玉!?

 おいおい!全然軽くないじゃん(驚!)

 俺めがけて飛んできた~

 

 俺:(どうする・・・)


 取り敢えず、剣を振るい、上空へ弾き飛ばした


 母親:「えっ~!」ちょっと待って!?


 母親:そんなのありなの? クク・・・クアバルド!!


 父親:・・・


 父親:ラーウェル!?今の技は、何処で覚えたんだ~


 俺:何処でって、反射的に剣を振るっただけだけど・・・


 母親:ラーウェル!?


 母が抱きついてきた!!

 

 母親:あなたいつの間にそんなに強くなったの!?

 

 母親:クアバルド!!合格よね~


 父親:そっそっうだな!!ははははっ・・・


 俺:母さん今ので終わりで良いの?


 母親:うん!合格!!だってね! あの魔法を剣で弾き飛ばすなんてありえないから・・・


 父親:あそこは、避けるか、魔法だよ!

    私でも剣で弾き飛ばすこと・・・多分できないぞ!!

    魔法に物理攻撃は効かないのが常識なんだよ~

    それにしても、反射的って・・・


 母親:ラーウェル!母さんにあなたのレベル教えて欲しいんだけど・・・


 俺:でも、母さん、前に家族でもレベルは教えちゃダメだって言ってたよね!?


 母親:そっそっれはね・・・時と場合によってだから~!?母さんのレベル453だから!!

 

 俺:(俺よりレベル高いし・・・これって、言わない訳にいかないし~)

   (母は恐るべし!?)


 俺:母さん、凄いレベルだね!?

   驚いちゃった!!


 母親:そう!ありがとう!「それで・・・」


 明らかに催促だよね?覚悟決めるか


 俺:(小声で)レベル450だよ~


 母親:〇△□◇・・・


 父親:〇△□◇・・・


 やっぱりの反応だ~、固まってるよ・・・

   

 母親:レベル450って、噓でしょう?


 父親:いや、先ほどの技、納得出来るような気がするぞ!!

    その歳でレベル450は規格外以外の何物でもないからな~


 母親:どう考えても、高レベルの魔物を沢山倒さないと無理だし・・・

    ラーウェル!!母さんに内緒で、そんな危険な事をしていたなんて(怒)

    絶対にひとりでは、冒険させませんからね~


 俺:「はい」


 父親:ちなみに父さんのレベルは455だから、宜しくな!!


 俺:「はい」


 二人とも高レベルじゃん

 三人のレベルが判明したが、この世界ではどうなのだろうか?

 意外と有名な冒険者だったらしいけど・・・


 母親:それじゃ~出発の準備をしないとね!?


 父親:そうだな!

    こんな日が来るなんて(泣)


 俺は、この二人の子供で良かった!

 今まで、本当に温かく見守ってくれていたんだと感じる!

 (心から感謝!!)

 他人のステータスボードを見る事はできない。

 ステータスボードを知られることは、場合によっては命にかかわるからだ

 家族で情報を共有できた事で、より一層家族の絆が深まった。

 (本当に嬉しく思う)

 正直この7年で、父より遥かに強くなった気でいたからな

 母はノーマークだったけど・・・俺より強い何て・・・

 なんだか、笑える!


 でも、本来の目的を考えれば、本当に心強い仲間と言えるだろう~

 色々な事を考えながら、冒険の準備を整えた!


 父親:ラーウェル!いざ冒険へ出発だ!!


 母親:ラーウェル!母さんから離れちゃだめよ!!


 俺:「はい」

 

 生まれ育ったこの家を見ていると少し複雑な思いと涙が込み上げてきた!!


 父母:ラーウェル~ 置いてくぞ~


【その頃、コルミィはと言うと】


(なぜ・・・)


「おかしいじゃない!!」

「ラウカ様は、東地区の大都市付近って言ってたよね!?」


コルミィは大都市ウキョカウライーンで、

ラーウェル(佐藤拓斗)を探し続けていた!


「名前はラーウェルで、歳はもう13歳~か・・・」


(どこか別の場所に移動した?もっもっしかして!?誘拐されて、今は奴隷とか?)


この大都市ウキョカウライーンで、コルミィとラーウェルは、少し有名になっていた。

冒険者ギルドはもちろんの事、酒場や至る所に探し人「ラーウェル!!」の張り紙があるからだ!

凄腕の魔法使いが「男の子?をさがしている」らしいよ~って感じで

弟探し?彼氏?それともなんらかの因縁?仇討ち?などありとあらゆる噂が広がっていたのである!?


「13年探しても見つからないなんて、一生みつからないかも!ぐっす(泣)」

「冒険者やってれば、そのうち会えるかもと思っていたけど、甘かったな~」

(今まで、出会った色々な人に聞いたけどラーウェルを知るものは一人もいなかったな・・・)

(とりあえず、お金も少なくなってきたし、今日は冒険者ギルドに行ってクエストを受けるか!)


コルミィは大都市ウキョカウライーンで、冒険者をしている。

冒険者ギルドは、街の中心部付近にあり、

放射線状に延びた道路が東西南北に広がっている。


コルミィは冒険者ギルドに向かいながら、考え事をしていた。


(周辺の町や村にも何度か訪れたけど、見つからなかったし~)

(これだけ探しても見つからないのだから、別の街へ移動する事にしようかな・・・)

(あっ!!もしかして、記憶喪失で目的忘れてるんじゃ・・・) 

 

「げっ!!考え事してたら・・・冒険者ギルド通り過ぎたし・・・」

「さてと、少し稼げるクエストないかな~」

(おおお!!短時間!!高収入!!クエストあった~!!)


 コルミィ:「すみませーん」


 受付嬢:「はい」


 コルミィ:このクエスト、お願いしたいで~す!!


 受付嬢:申し訳ございませんが、こちらパーティーのみで受付可能となっております。


 コルミィ:そこを何とか!?ねっ!!


 受付嬢:「コルミィ」さん!!Aランクの冒険者であってもダメなものは、ダメです!


 コルミィ:ケチ!!


受付嬢は別の冒険者に対応するため行ってしまった。


 コルミィ:「誰か!!一緒にこのクエスト受けてくれる方いませんか~」


受付嬢があきれ顔こちらっ見した・・・


 そんなコルミィの元に一人の女性が近づいてきた!


 謎の女性:「困っているの?どんな内容のクエストなのかしら?」


 コルミィ:「短時間!!高収入!!」のクエストです。


謎の女性は、笑っている。


 謎の女性:その紙、見せてもらえるかしら~


 コルミィ:「はい」どうぞ!


 謎の女性:いいかも!!一緒にこのクエスト受けるは!!


 コルミィ:えっ!!「ありがとうございます」


コルミィはその女性にお辞儀をし受付に戻って行った。


 コルミィ:「すみませーん」


 受付嬢:「コルミィ」さん!!ダメなものは、ダメですって!


 コルミィ:じゃなくて、一緒にクエスト受けてくれる人見つかったんです!?


 受付嬢:本当に!?


 コルミィ:「はい」あちらにいる方です!!


 受付嬢:・・・


冒険者ギルドでは「実力」毎にランク分けされている、そんな中コルミィの「実力」はAランク!!

はたして、この先コルミィはラーウェルと再会できるのか!?


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