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プロローグ
奇跡的に会える人物…
結ばれた運命の私達…
君に…いつ会えるかだってわからないけど、
会えた時は… 神様に感謝するよ。
君に会えた奇跡を感謝する。
―――私は紗貴。
中学生活を楽しんでるただ普通の女の子。
ただ普通に恋をしている私。
相手は、中学一年になって会った、萩原雄一。
一年たった今――私達はかなり仲のいい雰囲気になっている。
2年連続で同じクラス。仲が良すぎてよくからかわれる。
席替えもずるをして隣にした。
雄一は私のことをどう思ってるかなんてわからないけど。
ただの友達としか思ってないかもしれないけど…。
それでも私は君を思っている。
「ねぇねぇ、修学旅行の自由時間一緒に回ろっ」
京都のカタログを持って話しかける。
「テンション高ェよ!あと一週間もあんだぞ。」
実は今度行く京都のある神社には、恋愛の神をつかさどる神社なのだ。
そこで絵馬に両想いの願いを書くと、本当に両想いになるという
ジンクスがあるのだ。
「修学旅行って聞いただけでワクワクするよ!」
「どんだけだよ!」
早く修学旅行来ないかなぁ!