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Case1 純粋な後輩をなだめる場合

今回自分でもわからないですね。


ほんとに。

後輩1=ジンくんです

「はぁ~、せんぱ~い。なんで俺らって異世界に召喚されなかったんすか?」


後輩のジンくんだ。いつも文句は言うけど仕事はきっかりこなすイイヤツ(?)だ。


ただ、今の質問は俺にもわからん。前女神様に聞いたことがあったけど女神様は


「え?う~ん。わかんないっ/」


なんて可愛い感じで言われちゃったから聞き返すにも聞き返せない感じになったんだよなあ……

どうしよ、誤魔化さなきゃ、威厳のある先輩にならなきゃ。


「んっうんっ!ジンくん。君に教えることがある。俺らは勝ちか負けかで言ったら負けなんだ。」


咳払いをしてから抽象的な言葉っ!どうだこれできっとジンくんは


「俺らが……負け……?」


と、聞いてきたっ!


「ビンゴォォォォォォ!」


ああぁぁぁぁぁぁぁ声に出たぁぁぁぁぁぁぁ


「……先輩?」

「ふっ、気にしないでいい。話を戻そうか。俺らは負けだな。じゃあ勝ちはなんだって?それは自明の理ってやつさ」

ってやつなのかな……?自明の理ってかっこいいけどさ。


するとジンくんは

「あっそうだ。勝ちは……召喚される側っっ!」


俺は一拍おいて息を吸い込み


「正解」


と言う。

そうするとジンくんは

「マジっすか!?俺ら異世界行けたかもしれなかったってことですよね!?なのに俺らはずっと働いて働いて働いて~っ。もうアッタマきました。先輩。」


「お、おい?ジンくん。あれはなうs……」


言い切る前に『ピンポ~ン』来訪者を知らせる音が鳴る。


「次の召喚者はヤマダシュンスケなる人間です。」


誰だこんな時に俺の仕事奪ったヤツ~!

こんなタイミングに……こうなると


急いで周りを見渡すがジンくんはいない。

すると……


「こんの糞ヤロォォォォォォヤーマーダーシューンースーケー。覚悟は出来てんダルぉん?く~た~ばリヤガラェェェェ。地獄行きダァァァァ」


「どっどうひた……どうひたどうひた。何があったんだ~!?」


あ、ヤマダ様が動転してる~。



まぁ、いいだろう。後輩の尻拭いも俺の仕事だ。カッコをつけて椅子から立ち上がりジンくんの所に行く。


ま、自業自得何だけどねっ!

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