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第2話

 今年の夏に新潟のほうで大きな地震があったけど、あまり大丈夫・・・どころの話じゃないみたいなのね。


 天満市場界隈では震度1とかいう揺れだったんだけど、ボクには虫唾が走るような不思議な感触があったんだ。どうしようと思っていたら、ママが「いいこと、ここは安全だからじっとしていなさい」・・・ってことで、お店の店先のベンチの下でじっとしていたんだ。 猫は以外に平気だったんだけど、じっとしている人間にはしっかり感じたらしいんだ。この文章を書いているおばさんも、自動車を止めていてしっかりゆれを感じたらしい。でも多少のことでは驚かないのが大阪のおばさん方なんだって。よくわからないけど。


 まだ見たことないんだけど、なまずというお魚は地震を感じる神経が優れているんだって。だから鯰が地震を起こす・・・って思われていたときもあるらしいけどね。鯰が暴れるより、この文章を書いているおばさんが、尻餅をついた方がかなり揺れるとおもうんだけどなぁ。

 昔は天満市場でも鯰を売っていたらしいけど、いまはお魚屋さんは海のお魚しか置いていないものね。


 人間は地震を予知する能力が低い・・・ということはなかったんだ。ただ人間の脳細胞とかいうからだの中身が、地震とか災害を予知する部分が退化してしまったのかもしれないんだって。


 阪神淡路大地震のときから天満に住んでいる、三毛ばあちゃんはよほど怖かったんだって。今でも「あのときはコタツの中でじっとしているしかできなかったわ」なんだって。


 その日は夕方になって近い地震があったけど、人間は本当に地震を予知できる能力を取り戻せるのかなぁ。


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