朝のいつもの
何か温かい、そう下半身が
布団を捲るとそこにはリンがいた
そういえば起きるまで好きにしていていいよって言ったんだっけ
「おはようございます、気持ちよく眠れましたか?」
「ああ最高だよ、リンも昨夜は楽しめた?」
「はい、尊厳が奪われたらあんなに気持ちがいいんですね!」
正直やりすぎたかと思った
リンに調教スキルを使用してひたすら寸止め、寸前でリンに声を出させればタイミングは計れる
寸止め7回くらいまでは切なそうに甘えていたのだが、それ以降は声になっていなかった
例えるなら「ん」に濁点をつけた感じ
18回目でリンが泣き出した
「苦しい?じゃあ今度はずーっとイってみようか」
そう言ってリンがイっても指を止めることなく動かし続けた
最初の1回目で腰が大きく浮き上がり、2回目からはイく度にピクっと腰が動くくらいだった
5回目くらいからまた泣き出して今度は「イキたくない」と言い出した
無視してイカせ続けること12回目、イクまでに時間がかかるようになってきた
今度は声が「あ」に濁点をつけたような感じになっていて12回もイかせる頃には潮も吹いていたしなんなら漏らしてもいた
俺も指が限界だったからやめてあげて耳元で「愛してるよ」と囁くと号泣して俺の胸で泣いた
感情がぐちゃぐちゃになると涙が出るもんなんだなぁと思いつつ、リンが可愛くて仕方なかった
しばらくしてリンが泣き止み、ハイヒールとメルトハートを使って落ち着きを取り戻した。
メルトハートは感情の落ち着きを取り戻す魔法らしい
「すごかったです…私もジン君を気持ち良くしてあげたいです」
俺が疲れて眠かったのもあり、寝るからリンの精一杯の奉仕で気持ちよくしてくれと言った
リンは舐めたり挟んだり挿れたりしてどれも気持ちが良く、何回かイカされた
俺はそのまま眠ったようだ
「ジン君寝てても気持ちよさそうにしてましたよ、私の名前を呼んだりしてたんですから」
寝言で名前を呼ぶのは少し恥ずかしい
誤魔化すようにリンを押し倒して触ると濡れていた
「あ…」
「俺のは美味かったか?俺も食いたくなったから穴貸せ」
普段はお願いだがこう言う時は命令口調になってしまう、やはりリンに改造されてしまったか
リンは満面の笑みで言った
「…召し上がれ」
「お粗末さま」
俺たちは着替えて下の部屋へ向かった
リンが小さな声で「プロテクション」と言ったのを聞き逃しはしなかった
リンは優しく言われるより、命令口調で言われる方が嬉しそうな反応をする
みんなの前では気をつけなきゃな
イールとラメラは既にいたがラメラの様子がおかしい
「どうした、何かあったのか?」
イールはいつも通りケロッとしている
「この体力バカが寝かせてくれなかったのよ…」
「でも良かったんでしょ?」
「良かったけど限度があるわよ…」
やりすぎてグロッキーか、お互いしばらく自重した方が良いかもな
リンはハイヒールをかけてあげ、ラメラはいつも通りの調子に戻った
「サンキューリン、ストップって言っても止めてくれないんだから」
うーん、耳が痛い
「私は求められると嬉しいですよ?」
「リン、そう言う事はあまり言わない方がいいぞ」
「あんた達がどんな感じなのか見てみたいもんだわ」
「俺は興味ない、っていうか見たくはないかな」
「イールそれが普通だ、俺も見たくはない」
「ジン君が嫌じゃなければ今度ラメラだけ見にきますか?」
「少し興味あるのよね、今度見させてもらうわ」
見られたくないとも言っときゃ良かった
「ジン、ラメラに手を出したら」
「安心しろ、俺にそのつもりはない」
「一人称【俺】になってない?ジンも男になったのね」
普段は猫かぶって【僕】で通していたのに乱暴なプレイをしていたら【俺】に変わってしまっている、まずい
「私は俺の方が好きですよ?今日の朝も…」
「だー!この話やめ!ラメラも見にくるな!」
まあこいつらの前で猫被る必要もないしいいか