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魔族

「すごい、魔族もテイムできるんですね」


みんなが駆け寄ってくる


「テイムは出来ていないよ、服従はさせているけどいつまで出来るか分からない、今のうちに質問をできるだけして欲しい」


俺のスキルは【調教】【服従】【テイム】と3種類ある

【調教】を使用している内に屈服させることができれば【服従】になる、そして屈服にも段階があり心の底から敗北を認めることで【テイム】することができる

この程度の屈服であればしばらくしか効果はないだろう


「時間がないのね?じゃあ早めに情報を聞き出しましょう、あなたは何者?」

「私はダンジョンメイカーです、ダンジョンを作り、魔物を増やすことが仕事です」

「魔王はいるの?」

「魔王様は先の大戦の傷を癒やすために眠りにつき、まだ目覚めておりません、我々魔族だけでは手が足りないのでダンジョンを作り、魔物の育成をしているのです」

「魔王はいつ目覚めるの?」

「分かりかねます」

「魔王はどこにいるの?」

「分かりかねます、傷を癒すため眠る、生き延びよとだけ告げどこかへ行ってしまわれました」

「魔族はどれくらいいるの?」

「私を含め生き残っている魔族は数十名しかおりません」


なんてこった、大事になるぞ


「魔族の弱点はないの?」

「特にありません、武器の扱いにも慣れておりますし魔法は得意です、強いて言うなら太陽の下を出歩けない事でしょうか、光が嫌いというわけではありませんが何故か太陽の下だと辛いのです」

「すぐに思いつくのはこんな所ね…他にはある?」

「ホビヨンさん、あなたが人に知られたくない事を教えてください」


リンの質問の仕方が天才だ


「砂煙が嫌いです、目が3つあると不便な事も多いのです」

「次」

「先日フォレストウルフの番が交尾しているのを目撃しましてね、私どもには生殖器がないので交尾がどんなものか興味があります」

「日常的なものではなくダンジョンに関わることで話をしてくれ」

「ダンジョンを作る際に制約を1つ、つける事で成長速度が変わったり強い魔物を生み出すことができます、例えば今回私が決めた制約は【人族を攻撃できない、攻撃された場合は別、制約の内容を明かす】でした、そしてその見返りとして【最深部での魔法禁止、ダンジョンの迷宮化】を得ました」


なるほど、人に出会わなければ制約はない物と変わらないから見返りは小さいものだったんだな


「お前の持ってる魔道具を全て渡せ、使い方も教えろ」


イール…お前ってやつは…

ピースをするな、ピースを


「これは【インテリジェンスマップ】です、この大陸のダンジョンすべての位置を知ることができます、これは【ブラッドグローリー】魔物を切れば切るだけ強くなる剣です、これは【不可視の指輪】身につけると姿を消せます、触れている人も姿を消せますが2人…までです、これは…【メイ…リング】…」

「そろそろ服従が切れそうだ、魔道具を受け取ってすぐに帰還しよう、最後にこの服従の間に話したことを全て忘れろ」

「わかり…ました…」


帰還スクロールを使用してダンジョンを脱出し、街の入り口まで飛ばされた

今回は本当にラッキーだ、ダンジョンコアを破壊した時点で制約は関係なくなるだろうからすぐに攻撃されてもおかしくはなかった

ダンジョンコアが破壊されることが珍しいからホビヨンも忘れていたのだろう


「収穫は多かったけどこれからどうする?」

「流石に帰って今日は休もう、ギルドには明日行って詳細を話すとしようか」

「賛成、流石にヘトヘトよ」

「ご飯食べて早く寝ましょう」


俺たちは宿に戻り食事を取りながら明日の段取りを立てて解散した


「今日は疲れました…」

「長時間ダンジョンに潜っていたもんな、明日に備えてゆっくり寝よう」

「くっついて寝てくれないと嫌ですよ?」

「相変わらずだな」


ダンジョン探索初日から慌ただしかった一日

明日からもっと苦労することになることをこの時予想すらしていなかった

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