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朝、音楽

作者: みつおさむ

朝、起きる。歯磨きをする。うんちをする。髪の毛をセットする。携帯をチェックする。


電車に乗る。音楽を聴く。


私の生活は単調で、だけれども、耳から流れてくる音楽はリズムを刻んでやってくる。


会社に到着すると、サッと音楽は姿を消し、いつの間にか会社に着いている感覚に陥る。


そうそう、昨日私は異世界転生ものと呼ばれている作品を見て、これは一種の異世界転生なのではないかしら。とか思ったりした。私って、頭の中お花畑って言われたりするけれども、現実だってちゃんと見ているつもり。ただ、私の頭の中の世界というのは複数存在していて、一部を切り取って、上司がいつもからかってくる。


「今日も、持ち前の変な話を聞かせてくれよ。」


さっきまで考えていたことを話すと大笑いして、私を馬鹿にしてくる。けれども、そんな毎日を過ごしていると、私のその頭の中の世界を愛してくれる存在に出会った。彼はいつも私にありがとうって言ってくれる。


私は何もしていない。存在さえしていない。


だって、この話は、私が生きている時の話なのだもの。

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