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それぞれの朝

 ん~よく寝た。昨夜は正直言って最高だった。ベットの中で最初は子供の頃のようにお互いにおどけ合い、最後はお互いが寝つくまで無我夢中で肌で愛を確かめあい、朝起きたあとも互いにまどろみが残る中で愛を確かめあって久しぶりに二度寝をしてしまった。気がつけば朝9時をとうにまわっていたので美華とは食堂で待ち合わせをし、シャワーを浴び食堂へと向かった。



 「おはよう明さん。ゆうべはお楽しみでしたね。朝食は何がいいですか?」


 「野菜中心のサンドイッチと牛乳、それと昨日女性陣が飲んでたザクロスカッシュで」


 「はい。あとお昼は12時からで、今日のお昼のお薦めはうな重になります。なんでもアスタさんが食育の一環としてみなさんに食べてもらえればとおしゃってまして、うな重が今後、男性陣の一命を取り留めるかもしれないともおっしゃってました。できれば明さんや美華さんと一緒に料理できればともおっしゃってました。華澄さんは明君が料理するんだったら、是非とも見学したいそうです」



 アシスタントさんのツッコミはスルーで。面倒だし今の俺は機嫌がいいし。うな重かぁ、いいね。会話の流れ的によほどの理由がないかぎり、俺たちにうな重以外の選択肢はないんだけど俺的にはいいか。うな重の料理に美華の参加も希望してるってことは、美華の料理の天性も把握してるってことだよね。俺たちのスキルや能力値を確認してるとはいえ流石だね。



 「俺は参加希望で。華澄ちゃんには俺から連絡しときます。あとは美華の希望を確認したらアスタさんにも伝えときます」


 「了解です。あと、ネタ切れじゃないけど、今度から料理で遊ばないから安心してね。栄養が偏らないように野菜も残さず食べてね」


 「はい。そういえば、ここの食堂の料理ってほとんど米油を使ってますよね。ガイア界では高い部類の油になるんですけどエリス界ではけっこう出回ってるんですか?」


 「ん~、まぁ、ここでも少々高めの油にはなるんだけど、揚げ物に使った油はクリーンの魔法を使えば数年は使いまわしできるから特に問題はないかな。あと、食べきれなかった分は遠慮なく残していいからね。エリス界では残飯類は肥料やスライムの餌にしたり、ダンジョンにぶん投げれば管理下のダンジョンのエネルギーに還元されるから」


 「そうだったんですね。ありがとうございます」



 俺が食堂に来たときにはすでに奏風が来ていてすでに食事を終えており、オレンジジュースを飲みながら一人佇んでいた。



 「おはよう奏風。ずいぶん来るのが早いな」


 「おはよう明。昨日はレイナさんの部屋で一晩明かしたんだけど、俺的には体調は部活後の疲れが残ってるって感じで目覚めには支障がなかったからな。逆にレイナさんのほうがダウンしてしまって謝られてしまった。レイナさん曰く『奏風くんゴメンね。わたし、体力や性欲が尋常じゃないからかなり体力を落としてきたんだけど、想像以上に奏風くんのパワーや体力が凄すぎて意識を失わないようにするのがやっとだった。対等の条件でも絶対に私のほうが真っ先にダウンするけど、限界以上にボロボロになるのが大好きだから、奏風くんも遠慮なくガンガン攻めてきてね。途中で気絶してしまっても、奏風くんが満足するまで何度も叩き起こしてくれたほうがめちゃ嬉しいから』と言われてしまった。非常時のために普段使ってない筋肉も回復できないくらいにボロボロになってしまい、終盤はドーパミンで意識をキープしてたらしい。オレってけっこうヤバかったんだな。ちなみにレイナさんは朝食はスッポン鍋とスッポンの血がブレンドされたザクロスカッシュをリクエストしてほしいと伝言を頼んだあとに気絶してしまったし。あと、礼央のほうが心配だ。オレが食堂にきたときちょうど真理さんに出くわして、袋に入った大量のフランクフルトのパンと取っ手付きのミルクが入った大きいボトルを持って『今から礼央と一緒に部屋で朝食を食べるの~』と言って、ノーブラTシャツ、Tバック姿というのも気にせずに半ばスキップする感じで礼央の部屋に向かって行った。顔の肌がツヤッツヤで、うっかり体を触っても気にしないくらいにすんごいニコニコしてた」


 「すげぇな奏風・・あのレイナさんをあそこまで追い込んだのもすごいけど、最後の『(真理さんの)体を触っても』という発想ができるくらいの性欲が残ってるのには引いてしまったわ。礼央だけでなく真理さんもそうとう我慢してた、というか嬉しかったんだな。フランクフルトのパンは礼央のリクエストなのだろうか・・・礼央が心配だ」


 「大丈夫だとは思う。真理さんなら『生かさず殺さず』の見極めはずば抜けていると思う」


 「だねw」


 明は美華さんとの初夜で浮かれて自分自身が見えていないんだろうな。礼央の心配をしている場合じゃないぞマジで。華澄はレイナさんや真理さんよりもはるかにヤバイぞ。まぁそのときはそのときか。そう思いながら話題をそらした。途中、レイナさんから『体が動かないから朝食のスッポン鍋を部屋に持ってきて食べさせてほしいな(ハートマーク)』とのメールがきたので料理を受け取りレイナさんの部屋へ持っていった。

 




 

・・・鰻食いたい、けど高い(´;ω;`)

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