表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔装機マナリリアン  作者: ロア
    魔王復活編 5章
49/120

5章 魔王の力 40話-雨の国での戦い

〈40-1 11人の機士〉


▶︎レインオラクル国


 ガンドリアは倒れ魔界の門が無数に開き

 数々の魔物がレインオラクル国に現れた


 空は曇り

 ザーザーと大粒の雨が強く降り始める


 その直後

 ディナガードとローズストーンの機士

 ロニー率いる

 魔王復活を阻止する精鋭部隊が到着した


 空の上や地上の無数の魔物を見て、皆は驚く



サラサ

『どう言う状況よコレ!!』


アズサ

『レインオラクル国って魔物の巣窟だった訳!?』


ナイン

『どうしてレインオラクル国に魔物が!!』


ハルタン

『あぁ、レインオラクル国が

 化け物の住処になっちまったぁー!!』


ロニー

『おい!!奥のアレを見ろ!!』



 ロニーの言葉で、皆は街の奥を見た


 無数の魔物に目を取られ

 奥にいる巨大な魔装機

 グランバルファルスに気が付かなかった



キサラギ

『巨大な魔装機!?』


ナイン

『なんだアレは!?』


ノノカ

『ナインさんやハルタンさんも

 アレを知らないのですか?』


ハルタン

『知らないぞアンナ馬鹿デカイ魔装機!!』


レイナ

『って事は、アイツが悪の親玉って訳ね』


ハヤト

『凄まじく嫌な気配を感じます!!』


マル

『ハヤトォ、無理しなくていいからね?

 ヤバくなったら

 レイナを盾にして逃げていいからね?』


レベッカ

『マルさん、それは酷すぎますわよ?』



 巨大な魔装機に

 皆少し、怯えた感じを見せていたが


 ココは違った

 ココはいつものボンヤリとした口調で

 皆に言った



ココ

『それじゃあ行きますか』


リオン

『ですね!、僕達でネルさんもこの世界も

 全て救い出しましょう!!』






 グランバルファルスのレーダーに

 11機の魔装機の反応が映る


 ドルズはなんだ?っと思っていると

 無数の魔物とその11機の魔装機が戦いを始めた



ドルズ

『おぉ、遂に来たか

 ディナガードとローズストーンの選ばれし勇者達よ

 我が魔王、グランバルファルスに挑みに!!』


プルネン

『来ましたね?おい!!

 ビヨンダルを出撃させろ!!』



 プルネンは整備班の連中に指示を出す


 リオン達が魔物と戦っていると

 ビヨンダルに乗った強化魔女達が現れ

 リオン達に向け攻撃を始めた



サラサ

『ちょっと!!この国がヤバイってのに、

 アンタ達はそれでいい訳!?』


ナイン

『目を覚ましてください!!

 このままでは皆死んでしまいます!!』



 ナインは必死にビヨンダルの中の強化魔女に

 オープン回線を繋ぎそう呼びかけるが

 返事は返ってこなかった



ロニー

『まさか、操られているのか?』


キサラギ

『あり得るわね』



 リオン達は

 無数の魔物を倒しながら

 レインオラクルの魔装機ビヨンダルと戦う



ハルタン

『クソー、数が多すぎるぞ!!』



 ハルタンのバスタードが弱音を吐いていると

 何処からか聞き覚えのある声で

 ハルタンのバスタードを攻撃して来た



バリル

『見つけたぞハルカス!!

 貴様は俺様があの世に送ってやるよ!!』


ハルタン

『バリル!!』



 バスタードは

 パンデモニウムのビームソードを回避し

 距離を取りバスターソードを構え直した



バリル

『直ぐに姉達がいるあの世に送ってやるよ

 姉達も寂しそうに待ってるぜ?』


ハルタン

『お前だけは絶対許さないぞ!!

 アモ姉の仇、それとブリ姉さんの仇もだ!!』


バリル

『ブリなんたらは俺がやった訳じゃねーよ

 名前も忘れちまったよ、雑魚野郎の名前なんてな』


ハルタン

『ゆるさないぞぉぉ』



 ハルタンはバリルの挑発に乗り

 パンデモニウムに突撃していた



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〈40-2 貴方に足りない者〉


 雨足が強まり

 地面はグシャグシャに濡れている

 レインオラクル国の街の中で


 11人の機士は

 大量の魔物とレインオラクル国の機士

 強化魔女達のビヨンダルとも戦っていた


 そんな中

 ハルタン•ベルナンデスは

 姉の仇、バリル•ハッカチンの

 パンデモニウムと戦っていた


 ハルタンのバスタードは

 バスターソードを構えガムシャラに攻撃する



ハルタン

『お前は!!お前は!!』



 バスタードの単調な攻撃を回避しながら

 バリルは更にハルタンを挑発する



バリル

『どうした?お前達家族はこの程度なのか?

 最弱一族が私に歯向かうなんて

 100万年はええんだよ!!』


ハルタン

『ブリ姉さんやアモ姉を馬鹿にするなぁー!!』



 ハルタンを挑発し

 その反応をバリルは楽しむ



バリル

『ディナガードの連中なんかと仲良くしやがって

 レインオラクルの機士として

 恥ずかしくねーのかよ?、

 まっあのロードナイトだっけ?

 お前を拾ったそんな連中なんて

 大した事無いんだろうけどな!!』


ハルタン

『レイナやハヤトの事を言っているのか!!

 友達や家族を馬鹿にするなんて!

 絶対に許さないぞ!!』



 さっきまで楽しそうにしていたバリルだったが

 友達やら家族やらと

 言い出したハルタンの言葉を聞き

 少し様子が変わった


 んだよそれ、そんな物

 私には関係ねぇ

 そんなのは自分を不利にさせる重りでしかない

 そう思っていたバリルは

 挑発するのを止め

 ハルタンのバスタードにビーム砲を使い攻撃した



ハルタン

『うわぁぁ』



 バスタードは攻撃をモロに受け

 ハルタンは叫んだ


 強化された装甲により

 大したダメージにはならなかったが

 何発も今の攻撃を耐える事はできない


 ハルタンはバスタードを立て直し

 バリルのパンデモニウムを見る



バリル

『家族...友達...?

 気色悪い!!鬱陶しい!!関係ねぇ!!

 そんなもんを大切にしている奴なんて

 俺が全て壊してやる!!』



 完全に怒りを見せたバリルを見て

 ハルタンはどうしたんだ?っと思っていた


 パンデモニウムはビーム砲やビームソードを使い

 バスタードに攻撃する


 ハルタンは必死に攻撃を防ぎ 守りを固めた



バリル

『お前も!!アイツらも!!

 全部、全部、ブッ壊してやる!!』


ハルタン

『レイナもハヤトも、ノノカもデルクも、

 ネルもリオンも、全部私が守るんだ!!

 皆んな大事な友達で、家族なんだ!!』


バリル

『ウルセェェエ!!

 大事なのは自分だけだ!!

 そんな物の為に命張る奴なんざ、

 燃えもしねぇゴミ以下なんだよ!!』



 ハルタンのバスタードは濡れた地面で

 足元が狂い転倒してバスタードは地面に倒れた


 しまったっとハルタンは思っていると

 バリルのパンデモニウムが目の前までやってきて

 ビームソードを構えトドメを刺そうと攻撃してきた



バリル

『終わりだ!!死んであの世でほざいてろ!!』



 ハルタンは目を閉じヤラレルっと思った


 すると

 後ろから2機の魔装機が

 パンデモニウムのビームソードを攻撃し

 ビームソードを弾き飛ばした


 バリルは、なんだ!!っと

 誰が邪魔をして来たのか確認した


 バスタードの隣には

 レイナとノノカが乗るロードナイトと

 ハヤトとマルが乗るロードナイトが

 バスタードを助けに、援護に来た



ハルタン

『レイナ..ノノカ..ハヤト..』



 ハヤトのロードナイトは

 バスタードを立ち上がらせ

 レイナのロードナイトは

 武器を構えパンデモニウムを見ていた



レイナ

『燃えもしないゴミ以下の私達だけど、

 誰かを守る力は自分を守る力よりも強くさせる』


ノノカ

『そんな事も分からない貴方に、

 私達は負けないんです!!』


ハヤト

『大丈夫ですか、ハルタンさん?』


ハルタン

『レイナ!ノノカ!ハヤト!ありがとう!!』


マル

『あのぉ〜、私もいるんだけど?』



 助けに来たレイナ達のロードナイトを見て

 バリルは更に怒りを増していた



バリル

『雑魚が増えたところで、

 私のパンデモニウムに勝てる訳ねぇーんだよ!!』


ハヤト

『皆さん!!来ます!!』



 3機はパンデモニウムのビーム砲を避け

 剣を構え突撃する


 息のあった連携に

 バリルのパンデモニウムは押され始める


 あの時やその前の時より

 コイツらは強くなっている

 そうバリルは感じていた



バリル

『ちくしょうが!!こうなりゃヤケだ!!

 散弾モードで蜂の巣にしてやる!!』



 ビーム砲は散弾モードに切り替わり

 無数のビームがレイナ達を襲う


 その攻撃は敵味方構わず、誰彼構わず攻撃していた


 強化魔女のビヨンダルに

 魔界の門から現れた魔物にも



ノノカ

『あの人!仲間にも攻撃をしていますよ!!』


ハヤト

『なんて人なんですか!!』


レイナ

『ヤケになってるって訳ね、

 ハルタン!!あの作戦で行くよ!!』



 ハルタンは一瞬「ん?」っと考え

 そうかと何かを思い出し

「分かった!」っと返事をした


 ビーム砲を乱射するパンデモニウムの前に

 ガードを固めたロードナイトが一気近づいて来た



バリル

『死にに来たか!!くたばれクソ野郎が!!』



 レイナのロードナイトに

 パンデモニウムは強力なビームを放つ


 レイナのロードナイトは

 その攻撃を受ける一瞬の隙で

 サーモバリックグレネードを投げ攻撃した



バリル

『無駄なんだよ!!魔装壁展開!!』



 攻撃が来たと思ったバリルは

 パンデモニウムの魔装壁を展開するが

 そのサーモバリックグレネードは攻撃では無かった


 サーモバリックグレネードからモクモクと煙が現れ

 バリルの視界が奪われた


 なんだ?っと混乱している隙に

 ハルタンのバスタードはスマートライフルを構える



ハルタン

『終わりだ!!バリル!!』



 バスタードはパンデモニウムに向け

 スマートライフルを使い攻撃した


 バリルは一瞬の出来事に

 何が何だか分からずにいた


 ただ

 自分の体からは大量の血が

 溢れていた事だけが分かった



バリル

『...んだよコレ?、死ぬってのか?俺が?』


レイナ

『貴方に足りないのは、力でも魔装機でもない

 誰かを思う気持ちなのよ』



 バリルが乗るパンデモニウムは爆発し

 辺り一面にパンデモニウムの残骸が散らばる


 レイナは一安心し、後ろのノノカに聞く



レイナ

『ロードナイトの様子はどう?』


ノノカ

『少し負傷しましたけど

 治せば直ぐにでも戦えますよ』



 ノノカはそう言って

 ハルタンのバスタードと

 ハヤトのロードナイトに言った

「修理までの時間、

 コチラの魔装機を護衛してください」


 ハルタンはハヤトに言う



ハルタン

『やったなハヤト!!私達勝ったんだぞ!!』


ハヤト

『そうですね、でも戦いはまだ終わっていません

 気を引き締めて行きましょう』


マル

『まっ勝てたのもレイナのおかげなんだけどね』


ハルタン

『それはそうだけど、お前は何もしてないだろ?』


マル

『私はレイナ達のサポートをした、

 まっ新参の君じゃ私達の結束の力に

 気づかないのも無理ないかぁ』


ハルタン

『なんだと!!おいハヤト!!

 マルに操縦変われ!!

 私のバスタードと、マルのロードナイト!!

 どっちが上かハッキリさせてやるんだ!!』


ノノカ

『ちょっと皆さん、修理するので援護をですね!!

 レイナさんも何か言ってくださいよ〜』



 騒がしい皆んなを見て

 レイナはヤレヤレと嬉しそうにしていた



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〈40-3 未来の魔装機〉


 プラクトが乗るグレンツェルトは

 戦場で何かを察知する



プラクト

『ん?バリルのパンデモニウムがやられた?

 まっ彼女もここまでだったって事なのかな?』



 グレンツェルトの前に

 ココのマリーアントワネットと

 サラサとレベッカのルクスナイトが現れた



サラサ

『貴方が最後のナンバーズって訳?』


ココ

『気をつけてサラサ、レベッカ

 コイツかなり強い』


レベッカ

『油断なりませんわね』



 3人は慎重に

 グレンツェルトの間合いを図り近づいた


 プラクトは3体1なんて酷いねっと考え

 グレンツェルトの両腕から

 隠された手甲剣が現れた



サラサ

『それが貴方の武器って事かしら!!』


プラクト

『さて、私をどれほど

 楽しませてくれるのか期待しているよ?』


レベッカ

『上等ですわ!!』



 2機のルクスナイトは

 強化型クラスターラピットを構え

 グレンツェルトに向け魔弾をいくつも放つ


 グレンツェルトは身軽な動きで攻撃を回避し

 一瞬の隙をついてサラサのルクスナイトに近づき

 手甲剣で攻撃をした!


 サラサのルクスナイトは攻撃を防ぎ

 その後ろからレベッカのルクスナイトが

 ゴールドソードを取り出し

 グレンツェルトに攻撃した


 プラクトは目には見えてない後ろからの攻撃も

 華麗に回避し空中に飛び上がり

 手甲剣の剣先から魔弾を放つ


 サラサとレベッカは魔弾を少し受け

 ココのマリーアントワネットは

 シャスポーガンを使い

 空中のグレンツェルトに魔弾を撃つ


 グレンツェルトは空中で魔弾を回避して

 地上に降りて来た



レベッカ

『なんて身軽なんですの!!』


サラサ

『明らかにコチラの魔装機より性能がいい!!』



 サラサの言葉に

 プラクトは喜びながら教える



プラクト

『ご名答!!

 コレは君達の魔装機より遙未来に作られた魔装機

 もちろん、性能は君達の魔装機より上なんだよ』


ココ

『どう言う事?』


プラクト

『そのままの意味さ、

 魔装壁やフォトンショックウェーブも

 この世界の技術では無いのさ』



 ココ達はプラクトの言っている意味が

 理解できなかった

 だが

 その強さは本物だと気づいた



プラクト

『さて、次はコレを試すか..』


サラサ

『なにする気よ!!』



 プラクトがグレンツェルトにマナを送ると

 グレンツェルトの両隣に

 グレンツェルトの分身が現れた


 サラサとレベッカは驚いた



レベッカ

『分裂しましたわ!!』


サラサ

『大丈夫、目眩しの幻影よ、

 本体以外は無害なハズ!!』



 2機の分身は

 サラサとレベッカのルクスナイトに攻撃してきた


 サラサはその分身を幻影の類いだと思ったが

 そうでは無かった


 2機の分身の攻撃は

 しっかりとルクスナイトにダメージを与えてきた



レベッカ

『幻影では有りませんわ!!』


サラサ

『嘘でしょ!!』


ココ

『サラサ!レベッカ!』



 1機のグレンツェルトに苦戦を強いられていたのに

 3機に増えた事によって、3人は更に苦しめられた



プラクト

『どうしたんだい?さっきより苦しそうだけど?』


ココ

『余裕そう、まだ何かあるの?』


プラクト

『またまたご名答!!

 それじゃあ、本気を見せるとしましょうか?』


ココ

『!?!?』



 3機だったグレンツェルトは更に分裂し9機に

 更に分裂し27機に


 気がつくとグレンツェルトは

 81機にまで増えていた


 サラサとレベッカは愚か

 隊長クラスのココまで

 その圧に圧倒させられていた



プラクト

『さあ、どうする?』



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〈40-4 増えるより早く〉


 無数に増えたグレンツェルト

 強化魔女のビヨンダル

 更に魔界の門から次々現れる魔物


 サラサとレベッカはその光景に絶望する



サラサ

『そんな.....こんなのって...』


レベッカ

『来ますわサラサさん!!』



 4機のグレンツェルトがサラサとレベッカを襲う


 ココのマリーアントワネットにも

 6機のグレンツェルトが襲いかかる


 流石の数に3機は押され始める



プラクト

『流石に粘るね?君達以外はどうなのかな?』



 サラサのロードナイトを修理している最中なのに


 4機のグレンツェルトが

 ハルタンのバスタードと

 ハヤトのロードナイトを襲う



ハルタン

『なんだコイツ!!

 バリルの魔装機より遥かに強いぞ!!』


ハヤト

『スピードもパワーも段違いです!!』


ノノカ

『皆さん!!』


レイナ

『ノノカ!!早くロードナイトを!!』



 ロニー達の前にも

 20機のグレンツェルトがやってきた


 ロニーのクレオパトラは

 5機のグレンツェルトの相手を

 アズサのエリザベスも

 5機のグレンツェルトを


 キサラギとナインは

 連携し10機のグレンツェルトを倒す



ナイン

『大丈夫かキサラギ!?』


キサラギ

『ナインはナインの心配をして!!』


アズサ

『何なのよコイツらいきなり出てきて!!』


ロニー

『私達でやっとなのに、コレじゃあ他の皆が!!』



 頑張るディナガードとローズストーンの機士を見て

 プラクトは感心する



プラクト

『コングラッチュレーション

 凄く頑張るじゃないか君達!!

 ん?なんだか数が減ってきたか?』



 プラクトは増やしたグレンツェルトが

 減っていた事に気がつく

 こんなに急激に減らされているなんて

 誰の仕業だ?っと辺りを見渡す


 サラサとレベッカのルクスナイトを

 リオンのドラグーンMk-2が助けていた



リオン

『大丈夫ですか!!』


サラサ

『助かったわよ、ありがとう』



 ドラグーンMk-2は次々と

 分身のグレンツェルトを倒していく


 10機 20機 っと


 プラクトは遊びは終わりだと思い

 更にグレンツェルトを増やす



リオン

『ダメだ!!

 倒すスピードと増えるスピードが違いすぎます!!

 このままじゃ!!』



 リオンは頑張ってグレンツェルトを倒す


 だが

 レイナとノノカのロードナイトの目の前に

 1機のグレンツェルトが現れた



ハルタン

『レイナ!!ノノカ!!』


レイナ

『ダメ!!逃げられない!!』


リオン

『ダメだ!!間に合わない!!』



 レイナは目を閉じ死を覚悟した


 だが

 何も起こらなかった事に気づいたレイナは

 ゆっくりと目を開いた


 そこには

 ガンドリアVXにやられたグレンツェルトがいた


 皆はその光景に驚かされた



ロニー

『あの魔装機はローズストーン国を襲った!!』


サラサ

『隊長や私達を倒した奴!?』


ナイン

『アランのガンドリアか?』


リオン

『アランさん!?』



 アランのガンドリアVXは

 ロニー達が倒した魔物の魔力を吸収して

 稼働するレベルまで治っていた


 アランはレイナ達を助け、リオンに通信を送った



アラン

『お前達の援護をしてやる、

 コイツを倒してやる、その代わり

 あのデカブツをぶっ壊すのを手伝え』


リオン

『助かります!!』



 リオンのドラグーンMk-2と

 アランのガンドリアVXは

 増えるより速いスピードで

 グレンツェルトを撃破していく


 プラクトは焦る

 アランが敵になっていたのは想定外だった



プラクト

『クソ、どうしてアランが!!

 どう言う事だプルネン!?』



 プラクトはプルネンに通信を送るが

 返事は返ってこなかった


 私を見捨てた?そう考えていたら

 目の前に

 ココが乗るマリーアントワネットがやってきていた



ココ

『終わり』


プラクト

『クッ...』



 マリーアントワネットの剣

 クルセイダーをギリギリで回避したグレンツェルト


 ココはグレンツェルトの後ろで

 待機していた魔装機に言った



ココ

『今だよアズサ!!』


アズサ

『コレでトドメよ!!』


プラクト

『しまっ....』



 アズサのエリザベスは

 クレイモアを使いプラクトのグレンツェルトを

 真っ二つに攻撃した


 グレンツェルトは爆発し

 ココ達はプラクトを倒した


 そして

 グレンツェルトの分身は全て消滅し

 残ったのは数機のビヨンダルと

 無限に出てくる魔物だけになった


                   next▶︎41



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〈0-N バリル•ハッカチン〉


 それは

 彼女がとても幼い時の物語


 レインオラクル国の雨の降る街の中で

 彼女はボロボロの箱の中で

 ずぶ濡れになっていた



通りすがりのお婆さん

『ん?なんでこんな所にゴミが?ん?...!?!?』



 箱の中には

 5歳ぐらいの女の子と

 拾ってくださいと書かれた紙だけが残されていた


 お婆さんはレインオラクル国の機士に通報し

 その子は何処かに運ばれて行った



 身寄りの無いその子は

 施設に送られ 数年が経った



施設の先生

『バリルさん、またサーバンさんを殴ったのね』


幼いバリル

『......』


施設の先生

『なんで何にも言わないの?

 嫌な事があるなら手を出すんじゃなくて

 口で伝えないと?』


幼いバリル

『.....』



 施設の先生はどうする事もできず

 バリルを皆とは別の部屋に閉じ込めた


 そんなバリルを

 不気味に思った先生は

 施設の園長に話した



施設の先生

『あの子とても気味が悪いんです、

 一言も話しを発しないし

 目も何処か遠くを見てるし』


施設の園長

『もしかしたら

 悪魔にでも取り憑かれてるんじゃ無いかしら?

 一度誰かに見てもらった方が...』



 そして

 バリルはレインオラクル国の

 何処かの実験室に運ばれた



研究者

『それじゃあ、チクッとするけど我慢してね』


幼いバリル

『!?!?』



 バリルは注射器を見て何かを思い出した


 母が父に注射を打ち、殺し

 そしてバリルを殴ってきた母


 幼児施設では

 目つきが怖いと言う理由で皆からいじめられ

 施設の大人からは

 1人誰もいない部屋に閉じ込められた


 バリルは殺されると恐怖を感じ

 研究者の注射器を奪い、

 その研究者の首に注射器を刺した



研究者

『グワァァア』



 悲鳴を聞きつけ

 他の研究者達がやってきた


 バリルは暴れた

 だが

 大人の力に勝てず

 大人達に連行された


 どうしようもなかったバリルを

 王は地下の牢獄に閉じ込める事にした


 何もない、そんな牢獄の中に





 そんなある日

 とある男が機士と一緒にバリルの牢までやってきた



レインオラクル国の機士

『この子です、とても危険な子だと聞いています』


オドマン

『ほう、この子が...』


レインオラクル国の機士

『実験の材料にでもするのですか?』


オドマン

『まっそんな所じゃな、

 今は2人の機士を育てている

 この子もやがて、そうなるかも知れん』



 オドマンは牢の鍵を開けろと機士に命令した


 機士は言われた通り牢の鍵を開けた

 オドマンは牢に入り

 バリルに話しをかけた



オドマン

『私はオドマン•ジーン お前の名前は?』


バリル

『.......』



 何も喋らないバリル

 それを見たオドマンはそうかと思い

 バリルに言った



オドマン

『もしかして、言葉がわからないのか?』


バリル

『.......』


オドマン

『なら私が言葉を教えてやろう

 この世界の事も、

 怖い事も殺さないといけない連中の事も

 全部、全部教えてやる』



 オドマンとバリルは

 2人で何処かに歩いて行った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ