5章 魔王の力 38話-決戦に向け
〈38-1 捕虜になった女は〉
▶︎ローズストーン国 独房
犯罪者や敵を捕まえる牢獄の中に
捕虜にされたラッキーが優雅に暮らしていた
ここに入れば
私は安全、それに美味しい料理も沢山食べれて
私は幸せじゃないですか
そう呑気に考えていた
そこに
食事を運んできたアズサが
食事を牢の中に入れた
アズサ
『食事よ』
ラッキー
『おお!待ってましたよ!
今日は肉まんに卵のスープですか、
とても美味しそうです』
ラッキーは有り難くごちそうを頂く
すると
牢の外に、もう1人誰かがやって来た
それはダイヤモンド隊の副隊長
タナミア•クルセニアだった
タナミアは何かを持っていた
ラッキーはデザートかな?
っとタナミアの手を見ると それは刃物だった
アズサ
『何の用タナミア副隊長』
タナミア
『アズサ隊長、私はコイツにユナハを殺された
アズサ隊長も、姉のアズマ総隊長を
殺されたのでしょう!?、ならば
私達はこの女を許してはいられないハズです!!』
横で呑気に話を聞いていたラッキーは
ヤバイと思い怯える
ローズストーン国の連中には
レインオラクルの情報を聞き出されたが
ラッキーはほとんど何も知らず
役立たずだと思われているハズ
殺されても不思議じゃない
ラッキー
『ヒィィィ』
怯えるラッキーを見て
アズサはタナミアを止める
どうして?そうタナミアは思った
タナミア
『何故です!?だってこの女は..』
アズサ
『私と貴方の敵、そうだからでしょ?
でもこんな事しても何にもなんない
コイツも馬鹿そうだけど悪い奴じゃ無いのかも
ただ産まれた場所が悪く、こんな事になっただけ』
ラッキー
『そっそうです!!私は争いが好きなだけで
人を殺したくて殺した訳では!!』
ラッキーの発言に
タナミアは怒りを感じる
だが
刃物を持った手を強くアズサの手が押さえる
その手は
とても力強く、何処か悲しそうな気も感じとれた
タナミアは腕を下げ
アズサに謝り何処かに行った
アズサ
『怖がらせて悪かったわね
もう気にしないで食事を食べてて』
ラッキー
『は、はぁー』
ラッキーはさっきと変わり
ゆっくりと食事を食べ始めた
アズサは別の話を彼女にしてみた
アズサ
『そう言えば
レインオラクルの情報を聞こうとしたけど
あの魔装機、フォルトゥーナ?だっけ?
アレについては聞いて無かったわね、
アレは誰が作ってどうしてあんな事が出来るの?』
そのアズサの言葉に ラッキーは目の色を変え
「良い質問です!」っと言って来た
ラッキーはペラペラととても長い話を話し始めた
アズサは思った
めんどくさい事聞いちゃったかな?っと
▶︎ローズストーン国 お城の会議室
リオンは、姉のセリカから聞いた
レインオラクル国の情報
魔王復活を企んでいる事や
シャロが死にアランが蘇った事
その全てを話した
キサラギ ロニー ナインは
そんな事を
レインオラクルの奴らは企んでいたのかと思い
一緒にいたノノカは
シャロの死に悲しんでいた
ノノカ
『ごめんなさい、こんな時に泣いてしまって...
1番つらいのはリオンさんのはずなのに』
リオン
『大丈夫ですノノカさん、シャロさんも姉さんも、
こんな事になってしまったけど
何処か理解出来ていると思います...
それに彼も、アランさんも
妹を守るため戦っている、今の彼なら
僕達の力になってくれるのかも知れません』
リオンの言葉を聞き
皆は、更に強く団結する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈38-2 ハルタンと学園〉
▶︎ディナガード国 学園
レイナはハルタンを連れ
ディナガード国の学園に連れて行き
学園の中を案内した
ハルタンはいろんな事に驚く
本が沢山ある図書室を見て驚き
机と椅子が沢山ある教室を見て驚き
プールのある水泳室を見て驚き
大きな食堂を見て驚き
ハルタン
『凄いぞレイナ!!
まるで色んなアトラクションがある見たいだ!!』
レイナ
『あっそう、いちいち大声で叫ばないでよ
生徒達がコッチ見て恥ずかしいんだから』
ハルタンは生徒達に言った
ディナガードの機士になるために
頑張るんだぞ、この私のようにっと
レイナ
『アンタはディナガード国の機士じゃないでしょ』
ハルタン
『え?、私はもうディナガードの機士だろ?
デルクの奥さんで魔装機乗りなんだからな!!』
レイナ
『あのね、ディナガードの機士は
学園でしっかりと勉強した人だけが
機士の称号を貰えるの、学園にも通わず
勉強もしてこなかったアンタが
機士な訳ないでしょ?』
ハルタンは自分が
ディナガードの機士じゃない事に絶望した
私はディナガードの機士じゃない?
嘘だ!そんなのって!っと思っていた
レイナはそんなハルタンを見て
わかりやすい子だなっと少し悪い事をしたと感じた
レイナは1つ提案してみた
レイナ
『じゃあさ、ハルタンも学園に通ったら
そこでしっかりと勉強して、立派な機士になれば
デルク司令も喜んでくれるんじゃ...』
ハルタン
『本当かレイナ!?
なら私は学園の生徒になる!!』
こうして
ハルタンは学園に通う事になった
数時間後
授業を終えたハルタンを向かいに来たレイナは
倒れているハルタンを見つけた
なにがあったの?と思い
駆け寄り話をかけた
レイナ
『どうしたのハルタン!!こんな所で倒れて!?』
ハルタン
『うぅ、レイナ
授業ってのはとてもシンドイ拷問だ!
こんな過酷な試練を、皆受けているのか?
レイナ、この学園はヤバイ、
人を殺しに来てるぞ?』
馬鹿馬鹿しい発言に
レイナは何も言わずハルタンを持ち上げる
レイナ
『ホラ!立って、ご飯食べるんでしょ?
食堂に美味しいご飯があるから、
一緒に食べに行こ?』
ハルタンは「飯か!!」っと急に元気になり
食堂に走って行った、
なんだコイツはっと レイナは
走るハルタンの背中を見ていた
その後
2人は食事を終えると、部屋に戻りくつろいでいた
ハルタンはノノカのベッドを借り、
レイナと一緒の部屋で生活をしていた
2人が部屋に戻ってしばらくすると
部屋のドアが開き 誰かが入って来た
マル
『どもぉ〜、元気にしてるレイナ?
あ!、その人がレインオラクルから来た子?』
ハルタンは誰だコイツ?っと見ていると
レイナはハルタンにマルの紹介をした
レイナ
『紹介してなかったわね、
この子はマル、私とノノカの友達
いつも3人で行動したり戦って来た仲間なんだ』
ハルタン
『レイナの友達って事は、私の友達だな!!
よろしくなマル!!』
マル
『おぉ、とても元気な子だ』
少し変人のマルと、だいぶ変わったハルタンが
仲良く出来るか少し不安だったレイナだったが
2人の様子を見て
コレなら大丈夫そうだねっと思った
レイナ
『あ!そうだ!
今日美味しそうなお菓子見つけて
それを3人で食べよ?』
マル
『おお!!お菓子!!』
ハルタン
『やったー!!お菓子だぁ!!』
クッキーのお菓子の箱を開けると
真ん中に一つだけ
チョコのクッキーが置かれており
ハルタンがそれを取ろうとすると
マルが素早い動きで そのお菓子を奪った
ハルタンはビックリして、マルを睨み怒る
ハルタン
『おい!、それは私が最初に取ろうとした奴だぞ!!
横から奪うなんて卑怯だろ!!』
マル
『お菓子は早い物勝ち、取れなかった貴方が悪い』
ハルタン
『なんだと!!なんて食いしん坊な奴なんだ!!
お前は友達だと思ったが、違う!
お前は私の敵だ!!』
マル
『私からお菓子を取ろうとする者は、私は許さない』
2人は不毛な争いを始めた
ヤレヤレとレイナは頭を抱えた
けど
こんな光景も、悪くないっと思っていた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈38-3 得意な事〉
▶︎ディナガード国 学園
授業を終えたハルタンとハヤトは
2人で中庭でくつろいでいた
ハルタン
『ふあ〜、やっと終わった』
ハヤト
『お疲れ様です』
ハルタン
『そう言えば?レイナと..マルって奴は
今日は居ないのか?』
ハヤト
『2人ならライル博士の
手伝いをしているらしいですよ』
「そっかぁー」っとハルタンは返事をして空を眺める
平和なディナガード国の空を見て
ブリ姉さんやアモ姉にも
こんな空を見て欲しかったなっと思ってしまう
そうだ!っと何かを思い出し
ハルタンはハヤトに注意喚起をする
ハルタン
『マルって奴をハヤトは知ってるのか?』
ハヤト
『知ってますよ、機士の人ですよね?
レイナさんとノノカさんの友達の?』
ハルタン
『そうだ!だがアイツは危険だ!
とても食いしん坊で直ぐに人のお菓子を奪うんだ!
レイナもノノカも、
アイツにやられてるに違いないぞ!!』
ハヤトは「はぁ」っと軽く返事をして思った
ハルタンも人の事言えないんじゃ?っと
2人が中庭にいると
どこからか可愛らしい服を着た女性がやって来た
試作品NIS-0773
『ココにいらしたんですね?
ライル博士がハルタンさんを探してました
一緒に来てくれませんか?』
ハルタン
『アンタ誰?』
ハヤト
『この人はライル博士が作った
試作品NIS-0773と呼ばれるロボットらしいです』
ロボットと言う言葉にハルタンは驚き
いやいやっとした顔でハヤトに言う
ハルタン
『ハヤト、お前は馬鹿だなぁ〜
ロボットが服を着て喋る訳ないだろ?
私を騙そうとするなら
もう少しマシな嘘を付かないとダメだぞ?』
ハヤト
『いや、冗談では無く...
試作品NIS-0773さんも何か証拠とか
見せられないのですか?』
試作品NIS-0773
『証拠と言われても..私達アンドロイドは
マナとは違う別のマナに似た
エネルギーで動いているので
普通の機械で測定してもマナが0な事ぐらいしか』
ハルタン
『ホラ見た事か!!私は騙されないぞ!!
その、しさっくぴんにー...』
試作品NIS-0773
『試作品NIS-0773です』
ハルタン
『それそれ、そんなヘンテコな名前も嘘なんだろ?
本当の名前を教えてもらわないと?』
試作品NIS-0773
『コレが本当の名前なんですが』
ハルタン
『まあいいや、面倒くさいからシサクって呼ぶよ』
試作品NIS-0773
『えぇ〜』
そうして3人は
ライルがいる魔装機研究所に向かった
そこには
ライル博士とサラサとレベッカが待っていた
ライル
『おっ来たね?』
ハルタン
『アンタがライルって博士だな?
そしてその隣に居るのが
レベッカとサラサって機士の人だったっけ』
ハルタンは
サラサを指差しレベッカと言い
レベッカを指差しサラサと言った
サラサは軽く突っ込む「逆逆」っと
レベッカはハルタンとハヤトに言った
レベッカ
『ハヤトさんが使っていたロードナイトと
貴方のバスタードを修理しときましたわ』
ハルタン
『おぉ!!嬉しいぞ!!』
ハルタンはバスタードを見て喜ぶ
よく見ると
背中にバスターソードと
腰の部分に別の武器が付けられていた
ハルタンはアレはなんだ?っと思い 聞く
ライル
『君と初めて会った時、
スナイパーの武器を使っているのを見てね
もしかすると君は、近接より
遠距離の方が向いてるんじゃっと思ってね』
ハルタン
『まさかアレは!!スナイパーなのか!?』
ライルはメガネを光らせ言う
そう!アレは折りたたみの遠距離武器のスナイパー
名付けて【スマートライフル】だ!!っと
早速ハルタンはバスタードに乗り込み
その武器を練習場で試す
ハルタンのスナイパーの腕はかなり凄く
ライルやハヤトもそうだが
機士のサラサとレベッカも驚いていた
サラサ
『あの子あのスピードであの数の的を!?』
レベッカ
『普通にお上手ですわね』
ハルタンは近接武器の
バスターソードを上手く扱う事が出来なかったが
遠距離武器のスナイパーは
凄く上手く扱う事ができた
ハルタンのバスタードに強力な武器が加わった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈38-4 息抜き〉
▶︎ローズストーン国
ナインは、街の外の森の奥に
キラ達ナンバーズの墓を建て
手を合わせ目を閉じた
自分もまた彼女達の仲間
ナンバーズのメンバーであったため
仲間の死を無碍にもできなかった
ナインは街に戻り歩いていると
後ろから誰かに声をかけられた
ダン
『おぉ!こんな所で奇遇ですねナインさん!』
ショコラ
『は、初めましてです』
ガーネット隊の副隊長ダンと
アメジスト隊の副隊長ショコラは
偶然、バッタリ会ったナインに話をかけた
ナインは2人を見て、確かと頭の中で考え言う
ナイン
『貴方達は...あの大きな魔装機のパイロットの?』
ダン
『そう!!ダンゼルバインZのパイロット、
ダン•トチックとその仲間のショコラ副隊長だ!』
ショコラ
『そっそうです..、はい』
ダンは嬉しそうにダンゼルバインZの素晴らしさを
ナインにも伝えようとすると
ナインのお腹がグゥーっと大きく鳴った
ダンとショコラは気まずそうにナインを見て
ナインは何事もなかったかのように「すまない」
っと一言だけ言った
ショコラはそうだと思い
ダンとナインに言う
ショコラ
『私達も食事をしてませんし、良ければ
ナインさんと一緒に食事に行きませんか?』
ダン
『おお!ショコラ副隊長ナイスアイディアだ!』
ナイン
『私は構わないが、良いのか君達は?』
ダン
『もちろんだとも!元は敵同士の身
食事の場で交流を分つのも大事な事だ!!』
ショコラ
『そうですよ、行きましょうナインさん!!』
ナイン
『そうだな、では 遠慮なく付き合おう』
ダン
『今日は私が全てお金を支払おう、
ショコラ副隊長、
酒が無い店で良い店は知ってるか?』
ショコラ
『何故酒が置いてない店限定か知りませんけど
近くに美味しいハンバーグ屋さんがありますよ』
そうして
3人はショコラがオススメする
人気のハンバーグ屋に向かった
しかしダンは知らなかった
ナインが実は大食いだった事を
その日ダンは分からせられた
ショコラと酒を一緒に飲まない
そして
ナインさんがいる時は
奢るのはやめとこうっと
▶︎ローズストーン国 城の中庭
大きな噴水がある城の中の庭に
レインオラクル国の姫、リューネと
トパーズ隊の副隊長、リニアが
楽しそうに遊んでいた
リューネはとても良い顔で笑っていた
それを見ていたローズストーン国の女王アテナは
リューネの喜ぶ顔を見て思った
ここに来た時の彼女は
全てを失い悲しそうな顔をしていたが
今は楽しそうに笑っている
彼女もまだ幼い子供なのだ
そんな子供の未来を
私は守ってあげたいっと
リューネは遊び疲れたのか眠たそうになり
リニアがリューネを部屋に連れて行くと
リューネはベッドの上で眠りについた
アテナはリニアに言った
アテナ
『すまないなリニア、
リューネ姫の遊び相手になってもらって?』
リニア
『とんでもございません女王陛下、
私も子供が好きなのです、むしろ私の方こそ
リューネ様に元気を頂きました』
アテナ
『そうか..』
リューネの可愛らしい寝顔を見て
2人も笑顔になる
扉がコンコンと2回ノックがし
1人の兵士が入って来た
「女王陛下、リニア副隊長
ロニー隊長がお呼びで御座います」
アテナとリニアは
その兵士に指を口に当て、「シー!!」っと言った
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈38-5 作戦〉
▶︎ローズストーン国 会議室
大部屋の会議室に
ローズストーン国の女王アテナ
ローズストーン国の機士団の隊長副隊長達
整備士のビドルとリースにノノカ
レインオラクルから来たナインに
機士のリオンは
ロニーに呼ばれ集められた
ロニーは皆が揃うと話しを始めた
ロニー
『皆さん、先日ディナガードからの手紙が届き
向こうも
レインオラクルの襲撃に会った事がわかりました
ディナガード国はコチラより被害が大きく
機士の9割が被害を受け亡くなられたそうです。』
ナイン
『なんて非道な!』
ロニー
『それだけではなく、
フォトンショックウェーブの対策を
向こうは取り入れられたそうだ!
コチラもその準備は終わらせているらしい
そうですねビドルさん?』
ビドル
『あぁ、隊長クラスの強い魔装機にだけだが
フォトンショックウェーブや魔装壁を突破する
威力の武器を追加しているよ』
リース
『準備万端ッス!!』
ロニー
『うむ!では!
コレからレインオラクルに攻め込む
その計画を説明させてもらう!!』
皆は強く頷く
ロニー
『まず私達がレインオラクルに攻め込む理由は二つ
ネル君の救出、それと
魔王復活を企む
レインオラクルの計画を阻止する事だ!!』
ダンは大きく手を挙げた
ダン
『ハイ!!ロニー隊長!!
その作戦に私達ダンゼルバインZチームは
どのような行動を取れば良いのですか!!』
ロニー
『うむ、その事を今から話すよ』
ダンは思った
ダンゼルバインZは今やナンバーズの魔装機を
1機倒したローズストーンにとってもエースの機体
前線の部隊に配備される事は必然!
前線での戦いにどのような行動を取るのか
そう考えるとワクワクしていた
ロニー
『まずダイヤモンド隊とガーネット隊の団員達は
ローズストーン国に残り国の防衛』
ノノカ
『トパーズ隊とアメジスト隊の
方々はどうするんですか?』
ロニー
『トパーズ隊とアメジスト隊は
私達と一緒にディナガード国に出向き
その2部隊はディナガード国の防衛をしてもらう
向こうは今やかなりの戦力が減らされている
私達の部隊を貸し守りを固めよう』
ショコラ
『じゃあ私達ダンゼルバインZチームは...』
ダン
『もちろん決まってるだろう!!』
ロニー
『ダンゼルバインZは
ローズストーン国に残り国の防衛をして貰う、
残ったメンバー
女帝機に乗れる私、キサラギ、アズサ君
ナインさん、リオン君の5人は
レインオラクル国に
攻め込むメンバーとして参加して貰う!!』
その言葉に
ダンはショックを受け落ち込む
落ち込むダンの背中を
無言の表情でリニアは撫でてあげた
アズサは聞いた
アズサ
『まさか少数の部隊でレインオラクルに攻め込む気?
無茶なんじゃないの!?』
キサラギ
『確かに数で攻め込めば
コチラに分があるかも知れない
だが量より質、実戦向きの私達の方が
却って被害は抑えられる、そうでしょ?』
ロニー
『その通りだキサラギ、
ディナガードからも戦える人が居れば
戦力を増やすつもりだ
向こうは新型魔装機や新武器を
新たに作っていたらしい
かなりの戦力に期待できるかも知れない』
ノノカ
『ディナガード国に行くなら私も同行させてください
私ができる事はやりましたので』
ロニー
『うむ、わかった』
全員が話し終えると
女王アテナは皆に言った
アテナ
『頼んだぞ皆、どうかこの国を..いや、
この世界を守ってくれ!!』
皆は強く頷き
リオンは拳を握りしめ言った
リオン
『待っていてくださいネルさん、
直ぐに助けに行きます、
シャロさんとの約束ですから!!』
▶︎ローズストーン国 門の前
次の日の早朝 門の前には
トパーズ隊とアメジスト隊の全部隊が集まり
女帝機のジャンヌダルク
クレオパトラ
エリザベス
ナインの魔装機ディアスカスに
リオンが乗るドラグーンが集まっていた
リースとノノカは
2人とも泣きながら別れの挨拶をしていた
リオンが乗るドラグーンの元に
整備班の隊長、ビドルがやってくる
ビドル
『どうだい?新しく強くなったドラグーンは?』
リオン
『凄いですビドルさん
前より軽い、そんな気がします、それに』
リオンは新しく強化されたドラグーンを見た
ドラグーンの腰の辺りには
謎の物が取り付けられていた
見覚えのある武装にリオンは少し考える
ビドルは教えた
ビドル
『それはワンオブザワールドに付けられていた武器
ソードビットをドラグーンに搭載したのさ、
アンタのマナ量なら、その武器を扱えるはず!』
リオン
『姉さんの魔装機の...』
リオンは操縦レバーにマナを送ると
ソードビットは宙に浮き自由自在に操る事ができた
その光景に他の機士達は驚く
ビドル
『その魔装機はもう完全にアンタの魔装機さ!!
ドラグーンを改めて、
ドラグーンMk-2(マークツー)って名前さ!!』
リオン
『マークツー...
(姉さん、シャロさん、タケルさん
僕とドラグーンに力を貸してください)』
リオンがそう心で願うと
ドラグーンのマナ量が高まり オーラを放つ
そのオーラは、皆にも目で見えていた
ナイン
『凄いマナの高まりだ!!』
キサラギ
『アレは私達でも手出し出来ないな?』
門の前に集められた部隊は
ディナガードに向け出発した
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈38-6 コチラからの部隊〉
▶︎ディナガード国 隊長室
ナラの隊長室に
ローズストーン国から来たアメジスト隊の隊長
ココは、椅子に座り誰かを待っていた
隊長室の扉が開き
ディナガード国の機士団隊長のナラが入って来た
ナラ
『すいませんココ隊長さん、
お待たせしてしまって』
ココはいつもの無表情な顔で言った
ココ
『大丈夫、それより怪我は大丈夫なの?
前の戦いで入院していたって?』
ナラ
『私ならもう大丈夫です、それよりココ隊長さん』
ココ
『隊長は要らない、ココって言って』
ナラ
『え?ですが...』
ココは無表情だが
「言って」と言う顔は、どこか怖い感じでした
ナラは仕方ないと思い、ココさん
っと話をかけた
するとココは
怖い感じの空気を消し「なに?」っと聞いて来た
ナラ
『先日のローズストーンに送った手紙の件ですが
向こうからの返事が届いたそうです』
ココ
『そうなんだ、なんて?』
ナラが続けて喋ろうとしたら
隊長室の扉がバン!と強く開き
車椅子に座ったセリアが入ってきた
セリア
『ココさんにナラ、ここに居たのか!』
ナラ
『隊長、ドアは優しく開いてください
それと、お客様がいるかも知れませんので
2回ノックをしてもらわないと』
セリア
『ココさんとナラがここに...!!
ココにナラが居た...ココにナラが...フフフ』
しょうもない事を言うセリアを
ココとナラは1人で笑うセリアの顔を2人で見た
なんだコイツはっとココは心の中で思い
ナラはこんな人が私の憧れだった隊長だったなんて
っとそう考えていた
セリアはそうだそうだと我に返り、2人に言った
セリア
『そうだった、デルク司令が2人を呼んでいたよ
先日返事が返って来た
ローズストーン国の手紙の件で
何かあるそうだよ?』
▶︎ディナガード国 会議室
城の中の会議室に
ディナガード国の王バエル王と司令のデルク
魔装機博士のライル博士
機士団のナラ、サラサ、レベッカ
レイナ、マル、ハヤト
ローズストーン国から来たココにハルタン
その人物達が集められ、デルクは言った
デルク
『先日、ローズストーン国から返事が返って来た
ローズストーン国はコチラに2部隊を送り
守りを固めてくれるとの事だ、
向こうからは5機の魔装機がレインオラクルに
攻め込む部隊として出向くそうだ』
サラサ
『たった5機の魔装機で!?』
レベッカ
『かなり少数の部隊ですわね?』
レイナ
『数では無く、質の良いエース機だけで
作戦を実行するのだと思います。
フォトンショックウェーブの対策も
全ての魔装機に搭載できた訳でも無いでしょうし』
マル
『流石レイナ、天才さんだぁ』
ハルタン
『流石私達のレイナだ!!』
レイナ
『ちょっとやめてよ、恥ずかしい』
レイナは恥ずかしそうに
マルとハルタンにそう言う
デルク
『コチラからも、その部隊に何名か参加してもらう
参加者の者なんだが...』
ライル
『僕から言うよデルク司令、
まずココさんのマリーアントワネットは
部隊に参加して貰うとして
ロードナイトとルクスナイトの2機
コレらが僕達の国の中では
戦力になる魔装機になるね』
ハルタン
『ちょっと待ってよ!! 私のバスタードは!?
戦場に行かないって事なのか!?』
デルク
『お前はここに残れ、
これ以上危険な目に遭わせるわけにいかない』
ハルタン
『嫌だ!!私はブリ姉さんとアモ姉の仇を討つ!!
頼むデルク、私も参加させてくれ!!』
ハルタンは必死にお願いする
だがデルクは
妻であるハルタンを
危険なレインオラクルに向かわせる訳にいかない
そう思っていたら
レイナとハヤトが言った
レイナ
『私からもお願いします、
こんな事言うのは変ですが...この子は
ここで立ち止まって
分かってくれる子じゃないですから』
ハヤト
『デルク司令!私からもお願いします!』
ハルタン
『レイナ..ハヤト..』
デルクは必死にお願いして来た
レイナとハヤトの顔を見た
2人は目を背ける事なくデルクの顔を見ていた
先に目を逸らしたのはデルクだった
デルクは仕方ないと考え、3人に言った
デルク
『.....分かった、ただし!!
レイナ ハヤト!
お前達2人でハルタンを守り抜け!それが条件だ』
レイナ&ハヤト
『ハイ!!』
ハルタン
『レイナ!ハヤト!ありがとう!!
デルク...やっぱりお前は、私の良き理解者
最高の旦那さんだ!!』
デルクは深くため息を吐いた
本当はこうなるのではないかと
彼も何処かで理解していた
ライル
『それじゃあ、バスタードとロードナイトの2機は
部隊に参加って事でいいんだね?
後は残ったルクスナイト2機なんだけど...』
サラサ
『私とレベッカで参加させてください』
ナラ
『ちょっと待て!!私が乗る魔装機が
無くなってしまうじゃないか!!』
レベッカ
『ナラ隊長、隊長はこの国に残り
皆を守ってあげてくださいまし』
サラサ
『戦力のナイト級が全て居なくなっては
ディナガード国は誰が守るのですか?』
ナラ
『しかし...』
ナラはデルクの顔を見て少し考える
そして
サラサとレベッカの気持ちを汲み 言った
ナラ
『....わかった、ただし
必ず生きて返ってこい!隊長からの命令だ!!』
サラサとレベッカは ナラに敬礼した
そうして 部隊のメンバーが整った
ライル
『マリーアントワネットに乗るココさん
バスタードに乗るハルタンちゃん
ロードナイト2機にレイナ君とハヤトちゃん
ルクスナイト2機にサラサ君とレベッカ君だね
この6機は、レインオラクルに攻め込む部隊として
参加して貰うよ』
マル
『皆んな頑張れぇ〜』
ライル
『ロードナイトの後部座席に
ノノカ君とマル君に乗ってもらって
2人のサポートをしてもらおうかな』
マル
『へ?』
マルは自分には関係ない事だと思っていたら
こんな形で部隊に参加する事になった
その事をまだ知らないノノカは
ディナガード国に帰国後
その事を知り絶望するのだった
こうして
ディナガード国からの
レインオラクルに攻め込む
部隊のメンバーが決まった
バエル王は皆に願い言った
「君達が最後の希望の光だ」っと
▶︎夜間の病院
元ディナガード国の機士
フタナ•チュンバースは
フラフラと暗い夜の病院の廊下を歩いていた
彼女は妹のフタマを
レインオラクルの魔装機に殺され
精神的に戦えなくなっていた
こんな世界に、私はもう
そう思って
暗い廊下を歩いていると
窓の外に誰かがいるのが見えた
誰?っと思い、フタナは虚な目で窓の外を見る
そこには
死んだはずの妹のフタマに似た
誰かが歩いて行くのが見えた
フタナは凄く驚き
走って病院の外に出る
妹のフタマがどうして!?まさか生きていた!?
でもフタマはレインオラクルの奴らに....
だけど、今のは間違いなく妹のフタマだった!!
そんな事を考え走り続ける
だが
外に出てもそこには誰も居なかった
見間違い?いや、でもアレは絶対...
そんな事を考えていると
フタナの後ろから誰かが声をかけた
試作品NIS-0773
『あの〜?貴方誰ですか?』
試作品NIS-0773はフタナの顔を見て
メモリーのデータの中からその人物を探し当てた
試作品NIS-0773
『あ!!貴方は確か、フタナさん?
病室にずっと居るって聞いてたから』
フタナ
『アンタ誰?...まっどうでもいいけど』
フタナは試作品NIS-0773を無視して
自分の病室に帰って行った
試作品NIS-0773は
不思議そうにフタナを見ていると
後ろから急に誰かに声をかけられビックリする
ライル
『どうしてフタナ君がここに居たんだろうね?』
試作品NIS-0773
『わ!!ご主人様!?驚かさないでくださいよ〜』
ライル
『試作品NIS-0773、偶に彼女を
見張っていてくれないか?、なんか不安なんだ』
試作品NIS-0773
『は はぁー、わかりました』
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〈38-7 集いし力〉
▶︎ディナガード国 城内 エレノアの部屋
エレノアとココは
2人でエレノアの部屋でお話しをしていると
ココが何かを察知して 窓の外を見て言った
ココ
『来た』
エレノア
『どうしたのですか?』
エレノアも同じように 窓の外を見てみると
ディナガード国の外に
ロードストーン国の魔装機
総勢100機以上もの数がズラリと並んでいた
エレノアは驚いた
コレがローズストーン国の戦力
圧倒的機士さん達の数々
ココはエレノアに言った
「じゃあ、言ってくるね」
▶︎ディナガード国 城門
デルクはロニーに言った
コレほどの戦力を
ディナガード国の為に感謝しますっと
そして
レインオラクルに攻め込む部隊の
ココとハルタン、レイナとハヤト
レイナのロードナイトの後部席にノノカ
ハヤトのロードナイトの後部席にはマル
サラサとレベッカ
この8名は、戦の支度をした
ナラは皆に言った
「必ず帰って来てください」 そう強く
エレノアは不安そうに皆を見つめていると
それを察知したレベッカはエレノア姫に言う
レベッカ
『必ずネルさんを連れて帰って来ますわ!
エレノア姫の大事な人なのですから』
エレノア
『ちょっと!!レベッカさん!!』
エレノアは恥ずかしそうに顔を赤らめる
サラサは行くよっとレベッカに声をかける
サラサ
『なんの話をしてたのよ?』
レベッカ
『貴方には関係無い話ですわ』
サラサ
『は?何よその言い方』
そして
遂にレインオラクルに攻め込む部隊
ネルの救出と魔王復活を阻止するメンバーが揃った
・ダイヤモンド隊の隊長
キサラギ•クルセニアの魔装機ジャンヌダルク
・トパーズ隊の隊長
ロニー•アバンタイトの魔装機クレオパトラ
・ガーネット隊の隊長
アズサ•レイナードの魔装機エリザベス
・アメジスト隊の隊長
ココ•フレデリカの魔装機マリーアントワネット
・ディナガード国の機士
サラサが乗る魔装機ルクスナイト
・ディナガード国の機士
レベッカ•アスフォルテが乗る魔装機ルクスナイト
・レインオラクル国から逃げ出した元機士
ハルタン•ベルナンデスが乗るバスタード
・ディナガード国の機士
レイナが乗る魔装機ロードナイト
その後部席でサポートするノノカ
・ディナガード国の機士
ハヤトが乗る魔装機ロードナイト
その後部席でサポートするマル
・レインオラクル国の機士
ナイン•クルセニアが乗る魔装機ディアスカス
そして
・ローズストーン国の機士リオン•ノア•テリスティン
が乗る魔装機ドラグーンMk-2
総勢11機の魔装機と13名の機士が揃った
部隊を指揮するロニーは部隊の皆に言った
「ココにローズストーン国とディナガード国の
英傑たちが揃った!コレから私達は
レインオラクル国の野望を阻止しに
この世界を守る為戦う!!
私達の力、レインオラクル国に
見せてあげようじゃないか!!」
皆は士気を高め
レインオラクル国に向け出発した
遂に、三ヶ国の最後の戦いが始まる
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