第七話 密会と召喚
お久しぶりです。これ毎回言ってる気がしますね
「どうしたんだジーク、こんな夜中に」
「お嬢には内緒です。…危険なので」
「危険?…いったいなにをするんだ?」
「アルは、悪魔についてどれくらい知っていますか?」
「悪魔?…全然知らないな」
「悪魔は、この世界と少しずれた場所に住んでいる…と言われています。確かめる術がないのであくまで推測ですが」
「それで、その悪魔がどうかしたのか?」
「彼らが住む世界での体は、こちらの世界でいうと精神と魔力のみでできています。なので、悪魔は我々より魔力の扱いに長けていて、寿命が存在しないため知識も豊富です」
「危険って、もしかしてこれから悪魔を呼ぶのか?」
「そうです。悪魔召喚はそう珍しいことではなくて、知識を得るため、何か大きな願いをかなえるためなど…目的は様々ですが、今回は我々の陣営の戦力になってもらおうと」
「目覚めてから調べたが、こっちの世界じゃ魔力がすぐ散るから戦力になれそうにないけど」
「こちらで空っぽの器を用意すれば問題ありません。そうして受肉した悪魔に関する話は少なくないですよ」
「空っぽの器っていうと死体とかか?そんなものこの辺にはないけど…まさか」
「あなたを使うなんてことはしませんよ。ただ、スライムの体は変化に適応しやすいので、分裂したものを使うつもりでした」
「それくらいなら問題ないだろうな。細かい準備とかはいらないのか?」
「もう済んでますよ。…こっちです」
そこは、とても印象に残っている場所…アルが目覚めた部屋だった
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「ここは…」
「あなたが目覚めた部屋ですね。ここは魔力が一番安定していますから、大規模な術式を組むのにはちょうどいいんですよ」
「俺が目覚めたことにも関係あるのか?」
「その逆です。魔力が安定していると魔物は生まれにくくなるはずなんですよ。何らかの異変が起きていたんでしょうね、あのときに限って言えば魔力が不安定になっていましたから」
「それはわかったら教えてくれ…準備できてるって言ってたけど、小さい魔法陣しかないぞ」
「勉強不足ですね…こうするんです」
ジークが手を前に出すと、魔法陣が輝きだす。床に複数設置されていた魔法陣は、その光でさらに大きな魔法陣を描き出す。
「お、すごいな。こんな仕組みになってたのか」
「かなり前からあるものですよ。魔力を込める魔法陣を変えるだけで違う術式がくめる便利なものです…そちらの準備もお願いします」
「了解、"分裂”っと」
見た目はアルと変わらない…少し小さいスライムが現れる。
「見分けがつかなくなると大変なので、人型になっていた方がいいでしょう。はじめますよ」
魔法陣の光が強くなり、空間が歪み始めた。
これだけ引きのある終わり方したので来週は投稿したいです




