第3話
みんなに会えなくてさみしかったよぉ。
ぼくのおはなしは一旦翻訳して書いているおばさんに伝えられて、おばさんが日本語に変換してmixiとかいうところにUPしているだって。
翻訳しているおばさんは年甲斐もなく、この夏三角ビキニで闊歩したらしいんだけど、今頃になって腰痛で寝込んだり年末調整を忘れていたりと忙しいって言っているんだ。その割にはイビキを書いて寝ていることが多いんだって。まるで『我輩は猫である』の苦沙弥先生のような感じらしい>おばさん。
もっともおばさんが、あちこちに書きまくっているのも原稿が遅くなる原因らしい。
ぼくの話に戻してもらおう。
さてぼくたちのように、お家にて住んでいる犬猫だけでなく、この世に生きている動物はお互いに会話ができるんだ。人間だけはいつのまにや、人間同士でのみ話ができる存在になってしまったんだって。でも乳児の頃と年老いてからは動物との会話ができるんだって。お姉さんが住んでいるマンションと周辺には、動物と話が出来る年齢に達した人がいないようなんだ。
逆に人間が言っていることは、しっかり動物は理解しているんだけどね。理解しているって行動をとらないだけなんだよ。
お姉さんの日常なんだけど、昼過ぎに起きてからお風呂に入るんだ。そのときぼくも一緒にお風呂に入るの。一緒に湯船につかるんだけど、当然ぼくの背丈じゃ足が着かないから、お姉さんの綺麗な手で持ってもらうの。ぼくはお風呂好きなんだけどなぁ。小さいときから慣れていたからかな。もっとも風呂嫌いの代表格である猫くんも、子猫の時からお風呂に入っていれば、お風呂好きになるんだって。
不安定だけどお姉さんの膝の上に乗って、お姉さんの顔を見るの・・・じゃなくてお姉さんのおっぱいを見るの。お湯にぷかぷかと浮かんでいるんだ。おねえさんの肌って白いんだよ。夏に海とかいうお水が沢山あるとこへ行っても、すぐに日焼けがもどってしまうんだって。
今日はぼくが先にシャンプーで洗われたの。シャンプーも苦手な犬もいるんだけど、ぼくはそうじゃないらしい。もっとも今はお家の中だけだから汚れることもないんだけどね。
ぼくのシャンプーが済んだら、お姉さんがシャンプーするんだ。ぼくは毛が短いけどお姉さんの髪の毛は長いから、使うシャンプーの量も多くなってしまうんだよね。少し高い目のシャンプーだから、時々詰め替え用を買ってきて詰め替えているんだ。そのほうがもったいなくないよね。
ぼくはしっかりとお姉さんの綺麗なヌードを見ているんだけど、文字しかUPできないので読者の皆さんごめんなさいね。
でもお姉さんの脚には擦り傷切り傷のあとがあるんだ。過去に悪事を犯して古傷がある・・・ってお姉さんじゃないけど、女性が自分の脚で自立するのって大変なんだなぁ・・・って、すこしおませかしら。
お風呂から上がって、バスタオルを巻いたお姉さんにタオルで拭かれて、ドライヤーで乾かしてもらっちゃった。
お風呂の後お姉さんと一緒にご飯。ご飯の後お姉さんはメイクして着替えて・・・そしておでかけ。今日はピンクの下着だったんだけど・・・言わなくてよかったかな(をうぃをい)。
お姉さんがおでかけ。お出かけのときには抱き上げてキッスしてくれるの。いってらっしゃ〜〜い。
でかけるときには小さく「わん・わん」というんだ。あまり大きい声だとご近所に迷惑だものね。
お姉さ〜〜んいってらっしゃい。
今日は酔いつぶれないようにね。いっしょにベッドで寝ようね。