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人助けに失敗するほどかっこ悪いものは無い!!!

突然の飛竜の登場でコロシアム全体が呆気取られてしまった。

誰もが決闘に夢中になってしまい、コンテナが何処から落ちてきたのさえ分からなかった。

そしてコンテナが壊れるまで火を噴いた飛竜は自分を閉じ込めていた入れ物の瓦礫を踏み潰しながら炎魔(まだorz中)と優がいる方に向って翼を広げ、咆哮した。

そこで何処からも無くアラームが鳴り出した。

「飛竜探知!シールド強化マックス!」と機械的な声が響いた。

観客を守る青白い半球の上に浮かんでいる緑色の玉が赤に変わり、半球も薄い紅色に変わった。がこの声で生徒たちは現実に引き戻され、観客席はパニックに陥った。

「しずまれぇぇぇ!!!」

どでかい松平学園長の声が津波のようにコロシアム全体に渡り、パニックを一蹴してしまった。

「お前らは子供とはいえ、誇り高き魔術師だ!飛竜の出現で取り乱すではい!!こういう時にこそ精神を乱すな!こんな事を対処出来ないのであればお前達は凡人とは何もかわらぬのだぞ!!」

その言葉に生徒たちははっとしてそして何事も無かったようにまた席に着いた。

「あの松平学園長先生!」司会者の鳳凰光が松平学園長の羽織の裾を引っ張った。

「のんびり構えていないで生徒会の皆を助けてくれませんか?」

「そうしたいどころじゃが残念ながらそう簡単にはいかん。」

「それはどうして・・・」

「シールドが最高に強化してしまったのじゃ。まあ鷲なら拳の三発で破壊できるが、そうしたらシールドそのものが崩壊してしまのじゃ。生徒の安全を危険にさらぁすわけにはいかない。」

「でも生徒会の皆も生徒だよ?!」と光は声を上げてしまう。

「わ、分かっておる。とりあえず、控え室から中に入ることが出来るから急ごう!」

生徒全体には遠目なので見えないが学園長の目はめちゃくちゃに泳いでいる。だが先ほど説教しておいて学園長である松平がパニックてしまったら取り返しが付かない状況になりかねない。


飛竜がまたしても咆哮した。シールドが薄紅色になっていて外も中もはっきり見えるがコロシアム戦場は少し赤く染まった。そのせいで飛竜は何故か怒りで反応し、その黄色い眼は炎魔と優を捕らえた。

そして彼らに向って飛ぼうと翼を広げた。

が広げられた翼には翼膜が切り取られていた。それでも飛ぼうと飛竜は飛ぼうと試みるが一ミリも上がらず、その代わりに血が飛び散った。切り取られた翼膜からこみ上げてくる痛みに飛竜はまたしても咆哮した。空に向って咆哮している最中、口の中に火が集まり始めた。

そして顔を炎魔達の方へ向けると同時に火の玉が飛竜の口から飛び出してきた。

「アブねえ!!」

炎魔は(股間からの)痛みに耐えながらいつの間にかその場にペタンと座り込んでしまった優を蹴っ飛ばそうとした。彼女の中の強大な恐怖がまだ消えていないことを知っていて、そのせいで動けないのをを知っていたからだ。


が何かに当たり、横に逸れてしまった。そのせいでバランスが崩れてしまい、倒れまいと必死になっていたら優の前に庇うように、そして飛竜に背中を向けて立っていた。

そこに火の玉が炎魔の背中に炸裂した。

炎魔は鼓膜が破れそうな爆発音と共にその場から吹っ飛んでしまった。が火の玉に当たったにもかかわらず、炎魔の服は燃えていなかった。

そして落下地点で何かにぶつかり、炎魔の視界は赤に染まり、嗅覚はバラの臭いに包まれ、そして顔全体になんともいえないやわらかい保養感が伝わってきた。

彼は一瞬そこで寝てしまおうと考えたが飛竜がいるところで寝られるような神経を持ち合わせていない、オマケに顔が一体何処に突っ込んでいるのかは薄々感づき始めた。

掌を地面に当て、自身を押し上げた。

そして顔をアテネの包容な胸の谷間から上げた。


「鬼崎くん。」アテネはニッコリ笑う、顔だけ。「私って、子供のころから知りたいことがあったのよ。」

「そういう時には百科事典をオススメするぜ、一冊千三十円。」炎魔も笑顔で答えるが冷や汗が滝の様に噴出し、顔も蒼白になっていく。

「昔、ポケ○ンってゲームがあってね、」そういいながらアテネはすらっとした右手を拳に固める。「そこで‘かみなりパ○チ‘って技があったの。」

「なるほど。」炎魔はそう言う。来るべき展開を予想して・・

「アレを現実にやったらどうなるのかなーって試してみようと思うの。」彼女の拳には電撃が迸る。

「そいつはいい考えだ。今、後ろに飛竜がいるからそいつに試してみたらどうだ?」

「い・や・よ!」と最後の‘よ!‘で電流が迸る拳が炎魔の額を襲った。

しびれる電流に鉄にさえ穴を開けそうなパンチ。視界が真っ暗になった炎魔の心に浮かんだ言葉は一つ。


超いてえ・・・・・


今度は逆方向に飛ばされたが先ほどの爆発より飛距離が長くなっており、優を襲おうと歩みだした飛竜の顔に炎魔は叩きつけられてしまった。

驚いた飛竜は少したじろぎ、炎魔を振り下ろそうと頭をブンブン振る。しかし残念なことに炎魔の派手な赤いダンダラ模様の黒い羽織が後方に向って生えている数本の角に引っ掛ってしまい、取れない。

炎魔も額の痛みが尾を引き動けない上に振り回されていてはどうすることも出来ない。唯一羽織を何とか脱ぐことは可能だが彼にはこれを脱ぎたくなかった。


不幸主人公が振り回されている最中・・・


「エル、今すぐ優チャン抱えてを控え室に行きなさい!そしてここを完全に封鎖しなさい。」

アテネは赤いセーラー服から砂を叩きながら立つ。

そしてテュラエルの左手からなにやら白い光を放つ丸いものが現れた。それを鞭を使うように振ると白く光る玉は触手のように伸びて優の方へ跳んで行った。

白い触手はまだ座り込んでいる彼女に巻きつき、そしてテュラエルが左腕を後ろに回し、それに交合するように優が触手に運ばれテュラエルの腕にお嬢様ダッコで収まった。

土方優の回収が終わった金髪少年は生徒会長の後ろにあるドアに駆け寄り、コロシアム戦場から出た。

「会長、あなたも早く!」とテュラエルは急かす。

「私は残るわ。」とアテネはとんでもない事を言う。「早くドアを閉めて中からシールドによる完全封鎖をしなさい。」

「そんなこと・・」

「あら、あなたも‘かみなりパ○チ‘食らいたいの?」

アテネはそういうと右手にまた雷を溜め始める。そして風を操り、まだ開いているドアを強制的に閉めた。

テュラエルは苦虫を噛み潰したような表情でドアの隣にガラスの中に設置してある‘緊急‘と書かれた赤いボタンに銀色の眼を向けた。そしてため息をつきながら拳でガラスを貫通し、赤いボタンを押した。

 


テュラエルがボタンを押した後、コロシアム戦場を包むシールドが一回緑に光り、コロシアム戦場の壁にシールドが伸びるように張られた。雷神アテネと鬼崎炎魔に逃げ場が無くなった。


いや~、どうなるんだろうね?

タッグを組むか、それとも仲間割れして食われるか!!!

自分で言うのもだけど展開がベタだな、おい!

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