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どんなに怖い女の子でも可愛い一面がある!!と男は信じたい!!

土方優は龍牙魔術学園の女子寮のある人物の部屋へと通じるドアの前に立っていた。

居心地が悪そうな顔を見るとどうやらその部屋へは入りたくないが入らなければいけないようだ。ちなみに、その部屋は彼女の部屋と同じに最上階である十階にあり、階段から一番離れた部屋、百十三番。

何を隠そう、この女子寮で唯一の異性、鬼崎炎魔の部屋である。

‘男粉砕の優‘と噂されるほど男嫌いであり、異性とは最低限のコミュニケーションしかとっておらず、揉め事が起きればすぐに実力行使となり、男を必ず病院送りするまで叩きのめすのだから恐ろしい。

そんな噂と合致している少女とはあまり言い難い少女が鬼崎炎魔の部屋の前に立っている。

数時間前

「優ちゃん、後で鬼崎クンに謝っておきなさいよ。」

委員会議が終わり、雷神アテネ、土方優、テュラエル・エンジェルダストは生徒会の雑務をしていた途中にアテネがそう告げる。


「それはどうしてだ?」と優は聞く。


「あんな精神崩壊寸前の状態の鬼崎クンにとどめをさしたのは誰?」とアテネ。


「あれは事故だ。避けなかったあいつが悪い。」彼女はそう切り捨て、また書類に没頭した。


「だったら胸をつかまれたのも、優ちゃんが避けなかったから優ちゃんが悪いという見方が出来ちゃうわ。」アテネは負けずに反論する。

二人は書類から目を離し、火花を散らした。


「そういうことになったのは元はと言えば姫がB組の委員長としての責務を果たさなかったからだろう。ちゃんとしていれば鬼崎も委員会議に顔を出さずに済んだ。そしてお兄様の罰も受けなかった。そうではないか?」


「あ~ら?あたしはちゃんと生徒会室で仕事をしていたわよ、生徒会長としてね。それに生徒会ワンちゃんもとい雑務係の鬼崎クンにあのクラスをまとめることが出来るか試す良い機会だと思ったのよ。」とアテネは説明する。


「転校三日目でクラス委員として勤めを果たせる男はこの世にはいない。」優は負けじと返す。


「僕は中学で出来ましたよ?」今度はテュラエルまで会話に加わってきた。


「貴様に聞いていない、このローション変態!」と優は牙をむく。


「まあ、ともかく。生徒会室の壁に穴を開けて今はエルのお尻を振っている全裸の天使たちの絵がのってるハンカチで誤魔化さなければならない状況を作り出してしまった張本人として、風紀委員長 土方優。生徒会ワンちゃん、じゃなくて雑務係に一言謝ってらっしゃい!」

とアテネは傲慢で満ちた声で優に命令する。

「一体なんのメリットがあってこの私が誤らなければいけないのだ?」

優は反発するが流れが生徒会長のほうへ流れていくのを感じ取り、食い止めようと抵抗する。


「そりゃ土方家から精神的&体的ダメージを食らえば誰だってどん底に落ちるわよ。決闘の時に開始前からすでに駄目オーラを発揮していたら意味ないの。行かないと今夜、優ちゃんの部屋に忍び込んじゃうわよ♪うふふ。」




というやり取りがあり、結局行くことになってしまい、今の状況へと続いている。


どうやら優は決心したらしく手を髪にやり、ノックした。

部屋の中から‘どうぞ‘と声が響き、優はドアを開け、入った。

「うげっ!よりによってお前かよ。」

炎魔は部屋の真ん中に置かれている携帯用デスクに、優から見たら右の方から突っ伏しながらもこちらを向いていた。

彼のこめかみの上には漫画でよく見かける氷がいっぱい詰まったビニール袋を乗せていた。

今、彼の部屋にいる少女に金棒で渾身の力で殴られたのだから無理も無い。はっきり言えば雷神アテネの椅子の背の部分のおかげで力が半減し、こめかみにたんこぶ程度で済んだ。


「で?何か用か?」と炎魔は突っ伏しながら尋ねる。「サンドバッグのバイトは受付ねーからな。」


「ちょっと話があって来ただけだ。」優は歯軋りをしながら言う。「今日の委員会議の時についてだ。」


「何かあったのか?」炎魔は聞く。

優は携帯テーブルまで歩み寄り、正座した。

「今日は・・・その・・・・あれだ・・・」もじもじしながら言うべきことを言えずにいた優。

がその動作のせいで微妙な空気が出来てしまい、そしてそれはさらに緊張感を生み出した。


「あの・・・~~~~。」

優は何故かどんどん緊張してしまい、頬が紅くなり、声まで発することが出来なくなっていた。


炎魔と言えば顔はまだテーブルの表面にべったりとくっつけたままで彼女を不思議そうに見つめる。


「すまん!!」と優は立ちふさがる壁を乗り越え、言うべきことを言い、頭を下げた。漆黒の髪がダム決壊のようにテーブルに垂れ下がる。


しばしの間、沈黙が流れた。


「は?」炎魔の顔に困惑が浮かんだ。


「だから今日、巻き添えで金棒で殴ってすまん!!」優はもう一度誤る。


「なるほど、」炎魔は納得する。「このたんこぶはその時出来たのか。」



・・・・・




「へ?」今度は見上げた優が困惑した。


「いや、実は土方先生が俺を生徒指導室に連れ込んだ後の記憶が無くてな。気がついたらもうこの部屋にいてな、林さんが俺の顔に油性のマジックで落書きしようとしてた所だったんだ。」


「・・・・・」

優は自身の中で何か崩れ去っていくのを感じた。


「しかしその後委員会議で俺を金棒で殴ったのか。たんこぶだけで済んだのはおかしいけどまあ、いいか。しかし、律義にも謝りに来るとは。お前も女の子らしくかわいい一面あるじゃねーか。」

炎魔は場の空気がよどんでいるのを気づかず話し続ける。


そして・・・


「このトウヘンボクがあああぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」


優は怒りを爆発させ、炎魔に目潰しを食らわせた。


「ぎゃあああああぁぁぁぁ!!!目が!めがあああぁぁぁ!!!!」


そう叫びながら炎魔は目をおさえ、床をごろごろと回り始めた。こめかみの上に乗っていた氷袋はもちろん一緒に落ちてその冷たい中身を床にぶちまけた。


土方優はすでに炎魔の部屋から脱出しており、隣にある自分の部屋に非難した。

ふんべらばああああ、つめてーー!!!!と隣から炎魔の悲鳴が聞こえる。

優は身をベッドに放り込み、朱色に染まった自分の顔を枕に埋め込んだ。激しく打つ脈と共に鬼崎が言った言葉が頭の中から離れず、響いた。


お前も女の子らしくかわいい一面あるじゃねーか。


残念ながら筆者は♂なので女の子の思考はよくわからないのですがありえそうじゃねっつー感じで書いてみました。


相変わらずしょうもない話で女の子がメインに暴力振ってるってどうよ?

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