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決闘の理由は大抵ろくなもんは無い!!

少し短くなっちゃいました、すんません。

まあ、それでも読んでくれたらうれしい限りです。

まあ、前のコメントを参考に少し変えてみました。

「っていうか何で決闘?!」炎魔は食い下がる。

無理やり入れさせられた生徒会の看板に泥を塗ったから罰が下るのは百歩譲っていいとしよう(良くは無いが)、だがそれをどう考えれば決闘という結論に達するのか炎魔は是非、知りたかった。


「君を極限にまで屈辱を味あわせるためです。」とテュラエルは説明する。「当初は君に道具なしで舌だけでトイレ掃除をさせる予定でしたが学園長が許可しなかったので決闘になったわけです。」


「わあ~、うれしいな。」と炎魔は引きつった顔であいづちを打つ。


「他にもローション相撲もあったのですが、残念ながらそれも拒否されてしまいました。」


「うわ、すごい残念そうな顔してるよこいつ。ひょっとしてやりたかったの?」と炎魔はテュラエルのすごく残念そうな顔にたこ口になっているの見つけた。


「せっかく必殺技を磨き上げたというのにまことに残念です。」とテュラエルはもっと残念そうな声を出す。

「うわっ、この人マジだよ。イケメンでその趣味のほうが俺は残念だと思うぞ?」と炎魔はつっこむ。

「新しい技まで考え出したと言うのに・・」

テュラエルはそういうと教室の隅にある掃除道具が入っているロッカーの扉を開け、入った。そしてこの世を恨むかのような顔で中から閉めた。

「おい、誰か警察を呼んでくれ!まだ犯罪起きてないけどなんかこいつヤバイ!!」

炎魔は半分食べたおにぎりを耳に当てる。「もしもし?」


数分後


「まったく、だから男は情けないから嫌いだ!」

土方優はフンッと鼻を鳴らす。パニックってる炎魔をハリセンで落ち着かせ(というより一方的に私刑しただけ)、絶望しているテュラエルをロッカーから引きずり出した。

「はい、すみませんでした。」と男二匹は口をそろえて言う。しかも何故か正座である。


「とにかく、決闘は金曜の放課後四時、学園の中庭で行う。東西南北の区の真ん中にある公園みたいになっている。そこで殺る。貴様からの質問は受け付けない。」と土方優は改めて決闘を言い渡す。


「はい、質問!」炎魔は手を上げる。


「最後の部分無視したな、貴様?よかろう、今日は仏心に近い優しさを持ち合わせているから聞いたやろう。」


「決闘って本当に戦うやつか?それともなんかこう、運動会みたいに先に間食したほうが勝ちとか、そういうのか?」 


「いや、最後のほう結局早食いではないか?!」土方優は少しキレる、質問に応じたことを少し後悔しながら。「ちゃんとした決闘だ。拳も、脚も、魔術も使ってもいい。それにちゃんと医務室の先生と保健員達が貴様の面倒をみるかもしれない。」


「俺が負けることはもう前提かよ。しかも‘見てくれるかも‘かよ、保健員の立派な志は海にでも落っことしてきちまったか?」炎魔はまたしてもつっこむ。


「では、楽しみにしているぞ。」と土方優は言って、テュラエルの襟首をつかみ、彼を引きずりながら教室を後にした。


「決闘申し込まれちゃったな。」

炎魔は他人事かのように振舞う。


「ごめんなさい!」雪白鈴奈は激しく誤る。「私を助けてくれたのに、こんなことになっちゃって・・・・それに言い出せなくて・・・・ごめんなさい!」 

彼女にはよほど申しわけないのか何度も誤り、その度に頭を下げる。両側にたれているオサゲが一緒に動かないところがすごかった。

炎魔は雪白が頭を下げた所に手をポンっと置いた。

「な~に、気にすんな。もともとお前のせいじゃないし、俺が勝手に手を出しただけだ。お前が気を病む必要はねーよ。それに弁解しようとしてくれたじゃねーか、それだけで十分だ。」

炎魔は少し涙声になっている雪白を慰めると同時に頭を撫でてやる。



・龍牙魔術学園中庭・


「あいつをどう思う?」

土方優は生徒会室へ戻る途中、一緒に歩いているテュラエルを尋ねる。

「彼はローション相撲がお嫌いなようですね。」

テュラエルは残念そうな声で言う。

「そんなことを聞いてない。」

優は額に青筋を立てながらつっこむ。

「残念ながら何も分かりませんね、ただ面倒ごとを引き付ける才能があることと喧嘩好きであることぐらいしかわかりません。」

「どうしたらそれがわかるんだ?」

土方優は聞くが、内心悔しがっていた。テュラエルは外観を見ただけで人の性格がわかってしまうほど、観察力が鋭いのだ。男に何かで負けるのが嫌いな優はそのために相当悔しがっていた。

「まあ、わずか二日で我々の生徒会女王様に目をつけられる羽目に合う人は面倒ごとに巻き込まれやすい人たちだけです。おまけに貴女に追いかけられて、こともあろうがハプニングキ、グハっ!」

そこまで言うとテュラエルに土方優の肘が顔面に直撃し、黙らされてしまった。

「そのことは二度と口にするな。」

土方優は怒り籠もった声でそう言い、先ほどの一撃で沈没してしまったテュラエルを置いていった。彼女の顔は真っ赤だった。


そしてテュラエルの顔も血で赤く染まった。


次回予告に出てきたヒロインいねーじゃん!!(自分つっこみ)

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