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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

神様に最強になれると言われ転生したのに、黒い触手に犯されながら闇堕ちしました。

作者: 佐倉 和
掲載日:2026/04/13

目が覚めた瞬間、頭の奥に声が響いた。


『黒瀬澪。よく来たね。君は交通事故で死んだ。でも――強い嫉妬と執着が、この姿を与えた』


「……嫉妬……?」


思い出しかけて、止まる。

笑っているあの子。拍手。名前を呼ばれるのは、いつもあの子だった。


――私は、ずっと選ばれなかった。


『最強になれるよ。好きに生きなさい』


「最強……」


体を起こそうとして、違和感に気づく。


私は息を飲んだ。

黒い粘液が高校の制服の胸元をねっとりと濡らし、ボタンの隙間から温かい谷間へとゆっくり流れ込んでくる。


「……なに、これ……」


背中が疼いた。


ぶち、と何かが裂ける感覚と共に、背中から四本の黒い触手が、私の意志を無視してゆっくりと伸び上がった。

それぞれに紫の瞳が一つ。

一番太い触手の先には、牙を剥いた口が、にたりと笑っていた。


『ようこそ、俺たちの体へ。お前はもう、人間じゃない』


「嫌……こんな姿、絶対に嫌……!」


足が動かない。

黒い粘液が太ももの内側を這い上がり、秘めやかな場所を優しく、執拗に包み込むように蠢き始めた。


「き、気持ち悪い…」


近くで、小さな魔物が動いた。


その瞬間。


触手が、勝手に伸びた。


「やめて!!」


届かない。

牙が魔物を飲み込む。


ぐちゃり、と。


――その瞬間、何かが流れ込んできた。


熱い。甘い。

でも同時に、異物が内側を引き裂くような感覚。

甘く熱い波が下腹の奥から全身へ広がり、 腰が勝手に震え、息が乱れる。


「っ……あ、ああ……っ!」


吐き気がこみ上げる。

なのに、下腹の奥がじわりと熱を持つ。


『感じただろう?』


「違う……気持ち悪い……!」


そう言いながら、呼吸が乱れている。


体が、理解してしまっていた。


――これは、力だと。



それから、私は森を彷徨った。


最初は必死に拒んだ。


ゴブリンが近づいてきたときも、触手を押さえつけようとした。


「やめて……もう、嫌……!」


だが触手は笑う。


『本当に嫌か?』


「いや!!!」


『最強になるために、もっと食え。神様がそう言っただろう?』


「神様が最強って言ったのは……こんなのじゃない……いや……」


ゴブリンが一瞬にして触手に捕食される。


「あ、ぁぁっ」


魔物が溶かされ、命が流れ込んでくる瞬間、甘い痺れが胸の先から下腹へ駆け巡った。

体がくねり、黒い粘液が制服の内側をねっとりと撫で回す。


「やめて……もう食べたくない……!」


『嘘をつくな。お前の奥が熱くなっているのが、俺たちには全部伝わっている』


冷たい粘液が肌を伝うのに、体の奥の方が熱く疼いて仕方がない。


「……やめて……こんなの……」


声が震える。


でも、完全に否定できなかった。



二日目。


私はもう、止めることよりも“耐えること”を選んでいた。


巨大な狼を吸収したとき、はっきりと自覚した。


――気持ちいい。


『もっと喘げ。人間だった頃の恥ずかしさを、全部溶かしてしまえ』


「あぁ……っ、いや……なのに……体が……熱い……」


『制服が溶けていく……いい眺めだ。お前の白い肌が黒く染まっていくのが、たまらない』


薄紫の髪が黒い粘液にまみれ、重く垂れ下がる。

スカートはほとんど溶け落ち、下半身は粘液に塗れていた。


「……違う……」


否定する。

けれど、体は正直だった。


触手が動く前に、足が一歩出ていた。


『ほらな』


「……っ」


悔しさが込み上げる。


――私はまた、流されてる。


選べていない。


生きていた時と同じだ。



三日目。


村が見えた。


人の声。笑い声。


胸が締め付けられる。


「……やめよう……ここは……」


足を止める。


そのはずだった。


だが。


『強い命がある』


触手がざわめく。


下腹が、熱を帯びる。


「……違う……違うって……!」


一歩。


また一歩。


止まらない。


「やめて……来ないで……!」


誰に言っているのか分からない。


触手か、自分か、それとも――


『ほら、強い命がたくさんいる。最強になれるぞ、澪』


1人目の村人が溶けた。


悲鳴が聞こえた。


いや違う。


悲鳴に近い私の嗤い声だ。


全身を貫く、今までで一番強い波に膝が崩れる。


快楽と同時に、理解してしまう。


――人間の方が、強い。


――だから、気持ちいい。


「……やだ……」


口ではそう言いながら、目が離せない。


次を求めている。


「あぁぁっ……! いや……気持ちいい……いやなのに……体が勝手に……!」


『ほら、強い命がたくさんいる。最強になれるぞ、澪』

『嫌がる顔が可愛い。もっと感じろ。この快楽を』


触手が村人たちを次々に絡め取り、溶かし始めた。

吸収されるたび、激しい甘い波が全身を貫いた。

私は上半身をくねらせ、声を抑えきれずに喘いだ。


下半身は完全に失われ、巨大な黒い粘液の海となった。

その中心に、私の上半身だけが、まだ人間の形を残して浮かんでいる。

制服のブラウスは胸の上まで溶け、黒い粘液が柔らかい胸のふくらみを優しく、貪欲に包み込んでいた。



四日目。


三人の強力な冒険者パーティーと遭遇した。


剣の光と魔法の炎が飛んでくる。

私はもう、ほとんど声も出せなかった。

ただ、心の中で繰り返すだけだった。


嫌……もうやめて……私、まだ……


触手の声が、一斉に甘く冷たく囁いた。


『嫌がるな。神様が最強だって言っただろう?』

『お前はただの器だ。快楽の器。俺たちの快楽をたっぷり溜め込む、美しい器』

『全部吸い取れ。もっと感じろ。もっと溶けろ』


三人の命を一気に溶かし、吸収する。


「あっ……あぁぁぁ……!!」


圧倒的な甘い波が、魂ごと飲み込むように襲ってきた。

黒い粘液が爆発的に広がり、辺り一体を飲み込んだ。


激しい快楽の濁流に飲み込まれ、何かがぷつりと切れた。


嫌だった。

怖かった。

でも……この力、この快楽、この全てを飲み込む感覚が、たまらなく心地よかった。


私はゆっくりと微笑んだ。


「……もう、いい」


触手の声と混ざりながらも、確かに私の声。


黒い粘液の海が静かに波打つ。

私は自分の意志で、一本の触手を動かした。

最初はぎこちなく、でもすぐに滑らかに。


「もっと……」


私の瞳が、触手の紫の瞳と同じ色で妖しく輝いた。


牙の口が、満足げに笑う。


黒い私がさらに広がり、何十本もの触手が一斉に動き始めた。

村の残骸を飲み込み、森を染め、遠くの街の灯りさえも飲み込もうと蠢く。


私は黒い海の中心で、上半身を優雅に浮かべながら、静かに囁いた。


「全部溶かして最強になるんだぁ」


私は、初めて“選んだ”。


拒絶じゃない。


肯定を。


こうして最悪の怪物は、生まれた。


自分の意志で。

お読みいただきありがとうございます。


黒瀬澪が「最強になれる」と言われて転生したのに、

結局、嫌がりながらも黒い触手に溶かされ、

自らの意志で最悪の怪物へと堕ちていく……という短編でした。


最初は完全に拒絶していた彼女が、

快楽に負け、無意識に求め、最後には己が意思で世界を飲み込もうとする過程を、

4段階で丁寧に書いてみました。


この子の黒い粘液と触手の感触、

制服が溶けていく様子、頭の中に響く触手の声……

ビジュアルを想像しながら書いていると、かなりゾクゾクしました。


もし「もっと長く続きが読みたい」「別のエンディングが見たい」「もっとエロく/もっと残酷に」などのご意見があれば、ぜひコメントください。

感想や評価もとても励みになります!


タイトル通り、神様の約束は完全に裏目に出ましたが……

澪(?)は今、とても満足しているようです。


それでは、また次の黒い物語でお会いできれば幸いです。

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