表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25時の音楽  作者: 倉木元貴


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/7

プロローグ

夜の25時って、誰が決めたんだろう。

 時計の針はとっくに0時を過ぎてるのに、私の中ではまだ今日が終わってない。部屋の電気を消して、布団に潜って、スマホの画面だけがぼんやり光ってる。誰にも見られない時間。誰にも聞かれない声。


 田舎って、静かすぎて逆にうるさい。虫の音も、風の音も、遠くの川の流れも、全部が耳に入ってくる。だから私は、ラジオを聴く。深夜1時、インターネットラジオ。エクスネクの歌が流れる時間。


 名前も顔も知らない誰かの歌なのに、どうしてこんなに心に刺さるんだろう。失恋の歌も、恋の歌も、全部が私のことみたいで。まるで、私の知らない私を代わりに歌ってくれてるみたい。


 学校では、笑ってる。勉強もできるし、運動もできるし、友達もいる。でも、誰にも言えないことってある。誰にも見せられない気持ちってある。そんなとき、エクスネクの声が、私を見つけてくれる。


 この声の人に、いつか会ってみたい。

 でも、会ったらきっと、何も言えなくなる。

 だから、今はこのままでいい。

 声だけの世界で、つながっていたい。


 25時のラジオ。

 今日も、私だけの時間が始まる。


おもしろかったら評価、ブックマークよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ