表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/39

第37話 ギリギリ生還

高校1年生、16歳の天音雫です!

何かと至らない点があると思いますが読んでいただけると嬉しいです!

「きゃぁぁぁぁっ…」


ドスン、と大きな音を立てて瑠依、葵、桜、雅は城の外の地面へと激突した。


「お姉ちゃん!桜が潰れてる!!」


「ま、まぁ、ごめんなさい!

私重いから桜ちゃんがペチャンコになってしまうわ!」


「だ、ダイジョーブだよ瑠依オネーさん…こんなんじゃ桜、平面にならないよ…?」


「何かこのやり取り見覚えあるなぁ……」


異界に来たときのことを思い出し微苦笑する葵。


瑠依の肩には青い燐光を放つ神使いがちょこんと座り、尻尾を振ってその様子を優しく見守っている。


葵に釣られて桜と瑠依の顔にも笑みが広がる。


「お姉ちゃん…助けに来てくれてありがとう」


「いいえ……むしろ、遅くなって本当にごめんなさい」


火の海とかした城から瑠依は、神使いの力も借りつつ全員を宙に浮かせて戦線離脱を試みた。


それは途中まで成功だったのだが、


「まさか途中で瑠依オネーさんの権能が切れちゃうなんてねー」


明るく笑う桜に瑠依は情けないわ……と肩を落とした。


どうやらもともと、渚冬から権能を強めてもらっていたらしいが、大火災を起こしたことで使い切ったたらしい。


結果、途中まで飛行し、そろそろ着陸しましょうかといったところで唐突に権能が切れて、安全地帯に4人仲良く墜落する羽目になった。


しかし全員無事ではあるので問題はない。


ーーーー否、


「痛ってぇ……」


「あ、雅さん!!起きましたか?!

おきましたね?!無事でよかったぁ……」


苦悶の声を上げて起き上がる青年、雅に葵は嬉しそうに声をかけた。


「うわ、お前ら血まみれだな……

早く治療したほうが良いぞ」


「人のこと言えないよー、雅のオニーさん!」


「おー、何か勢揃いだなー」


自分を取り囲む面子を見て嘆息する雅に、


「雅さんを助けるためにあおちゃんも桜ちゃんも死にかけてたのよ…?あおちゃんと桜ちゃんにもっと感謝して!!」


「多分俺も死にかけてたけどな」


額に手をやり不満げな顔をした雅は、ふと、その手を地面につけて、


「この度は俺の事を助けていただきありがとうございました。このご恩は一生忘れません。

……これで良いか?」


「いえいえ、私も雅さんに助けてもらった身なので……」


「葵オネーさんのこと助けてもらったしー!」


「……待って、私、あなたに乗っ取られた…?」


「あ、思い出しちまったか」


ここでまさかの姉の記憶再来。


乗っ取られ、渚冬の神代を破壊しようとした雅に、ハッピーエンドの今、瑠依は怒りの言葉を口にしようと唇を開きーーーー


突如、空間が歪み、鈴の音が鳴り響く。


「……何の音ー?」


首をかしげる桜。

葵も瑠依も、雅にでさえもその問いには応えられない。


もう一度、鈴の音。

先程よりも、強くなっている。


そしてその歪みからーーーー、


「遅くなってスンマセンッス!!

解術師、咲夜(さくや)、ただいま到着しましたッス!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ