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4:土魔法について

挿絵(By みてみん) 土魔法について説明する。火魔法は便利な一方、生物を倒すのには向くものの建物等の障害物に遮られやすく、また建物を壊すのには向かない。火魔法でも、熱を1000℃等に上げればよいが、範囲が100℃の時と比べて10分の1に狭まってしまう。


レベル76の千人級でようやく10x10mの範囲を1000℃に上げて、建物を燃やしたりできるレベルである。


一方で土魔法では、地面にある土を持ち上げた後高所から落としたり、加速して当てたりすることでダメージを当てることを狙ったものである。また土中の金属を集めて固めることで威力を高めることもできる。


土魔法であれば家や城、城壁などの建造物に対して効率的に破壊することができる。


ただし土魔法も魔力によるエネルギー(魔力1につき418kJ)量は変わらないので、威力が魔力に比例することは同じである。


例えば、魔力1ではおよそ1kgの物体(鉄球など)を104㎞/hで飛ばすことができる。やはり小型モンスターであれば十分殺傷能力のある威力である。


魔力1の火魔法、土魔法ともに威力は弱いが、魔法発動事故等の際は死亡例もあることから無視できないことには違いがない。初期の魔法発動時には監督者の下で発動することが望ましい。


魔力10の土魔法ではようやく1kgの物体を329km/hで飛ばすことができる。兵士や人型のモンスター程度であれば十分倒すことができるし、薄い壁1枚程度であれば穴を空けて壊すことができる。


魔力100の土魔法では1kgの物体を1040km/h(マッハ1近い)、100kgに重くした物体でも104km/hで飛ばすことができる。これぐらいになれば多少厚い土壁を壊して、兵士が通れるようにサポートすることが可能である。


魔力1000では1トンの物体(鉄球であれば直径約62㎝)を104km/hで飛ばすことができ、こうなると巨大な岩や鉄塊を兵士やモンスターの群れに当てることでなぎ倒すことが可能となる。建物に隠れてどこにいるかわからなくとも、ある程度粗い狙いで建物ごと潰すことが可能である。


魔力1万では1トンの物体を329km/hで飛ばすことができ、城壁などある程度しっかり作っている壁であっても壊せるし、火魔法と同様に密集した兵士に当てれば一度に100人程度を倒すことが可能である。


仮に火魔法対策として防具に熱耐性を持たせていたとしても、土魔法の物理的な衝撃を逸らすことは難しいため、敵が熱に強そうな場合においては土魔法に切り替えて戦いたい。


魔力10万となると、1トンの物体を100個、高さ約43m程度まで持ち上げて落とすことが可能になる。地表面付近での速度は100km/h程度まで上がるため、おおよそ30m四方の建物を全壊に追いやることが可能である。


魔力100万の万人級となればさらに1トンの物体を1000個、高さ43mから落とすことが可能であるし、同魔力で1トンの物体を100個に絞れば、427mもの高さから落とすことができる。


427mから落とした場合は空気抵抗を無視すれば地表面での速度が329km/hになり、1トンの物体が100個降り注ぐことになる。これに耐えられる建造物はなかなか無く、現在ある城であればほぼ全て破壊が可能と推定されている。


この魔法は一般にメテオシャワーと呼ばれ、インパクトも強く敵の戦意をそぐことも可能なため、城攻めにおいては非常に重宝される魔法になっている。


魔力1000万の十万級では1トンの物体1000個を427mから落とすことが可能である。

1トンの鉄球(直径約62㎝)を3mおきに落とすイメージでいけば、1000個あれば約100m四方の領域を破壊できる。


こちらも火魔法と同様、より範囲を広げてばらけた鉄球落下に制御すれば街1つを全壊に追いやるほどの威力がある。

火魔法との使い分けは生物が多いか、街や城の機能として守りが強固かで使い分けることが多い。


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