はじめに:レベルと魔力について
ようやくこれまで調べてきた”魔法”についての数値的・物理的な調査結果がまとまったので、できる範囲でまとめたいと思う。
まず魔力について述べたい。
感覚的なものとして従来扱われてきたが、火魔法を使って1kgの水の温度を100℃上げるために必要な魔力を1と定義することとする。
また魔法を覚えたての初心者が扱える魔力がおよそ1となり、習熟により増加する。
魔力が10の者は1kgの水の温度を100℃上げる魔法を10回使用でき、10kgであれば1回使用できた事などから魔力の数値化が可能となった。
レベルが1上がるごとに魔力は約1.166倍増加し、最初は魔力が上がりにくいがレベル16で初心者といわれており魔力10となる。
魔力は以降指数関数的に増加し,レベル31では初級魔法師として扱われ魔力100、レベル46で中級魔法師として扱われ魔力1000(10^3)、レベル61で上級魔法師として扱われ魔力10^4、レベル76で千人級魔法師として扱われ魔力10^5、レベル91で万人級魔法師として扱われ魔力10^6、レベル106前後の魔法師は歴史上最高位となる十万級魔法師と呼ばれで魔力はおよそ10^7(10,000,000)に達する。
後述の理由で10^7以上は生存能力の向上以外ではあまり意味がなくなっているが、理論的には百万級、億級魔法師も鍛錬によってはありうることになる。
途中から千人級等と人数が出てくる理由については、後述する火魔法の欄で述べる。
ざっくりと言ってしまえば魔力の無い兵士や人型サイズのモンスターを一度の火魔法で何人もしくは何匹殺傷できるか、というぶっそうな指標であり、千人級は一度の火魔法で(密集していれば)兵士1000人を殺傷できるということである。
しかし魔力の多い兵士・モンスターについてはこの法則はあてはまらない。
レベルはモンスター等を討伐することでその魔力の一部が体細胞中にある魔力体に集まることで向上する。
レベルが上がれば細胞内の魔力体が持つ魔力密度が上がることで、総保持魔力が上がる仕組みと考えられている。
つまり魔力の大小とは体の大きさと細胞内の魔力体の魔力密度の積で決まるということであり、体の大きな大人やモンスター、ドラゴン等の魔力が相対的に大きくなりやすい理由となっている。
巨大なモンスターはそれだけで大きな魔力を扱えるようになりやすいということで、討伐時には注意が必要である。
魔力密度の高い細胞は他からの魔力・魔法の影響を受けにくくなっており、魔力の高さはその高さに比例した防御力を備えているということになる。




