楽しい楽しい体育大会
※セリフは、「こうだったっけ?」というものなので正確ではないです。 [全話共通]
●月■日
今日は体育大会だった。
体育大会だが、この世の中だ。
当然、縮小された。
まあ、しょうがないだろう。
さて、ここからが本題だ。
俺が3年生のリレーを見てた時だ。
1年生が見学で競技に出れなかった3年生に
「お前らは最下位がお似合いだよ」
的なことを言った。
(途中から聞いたのでこの前の分からない)
いや、まて。
初めにひとつ書かせてくれ。
後 輩 が 先 輩 に な ん て こ と を 言 っ て い る ん だ 、 、
まあ実際にそのクラスは最下位だった。
しかもぶっちぎりで。
だがこのクラスの皆、本気で走っていた。
「楽しんだもん勝ち」 「結果が全てじゃない」
といったプラスな言葉が飛び交い、中には
「自分のせいで」
と泣いている人、それにつられ、泣き出す人。
皆、最後の体育大会だと全力で挑んでいた証拠だった。
当然、見学していた人も泣いていた。
けれど、当の1年生は次の競技の準備でいなかった。
俺は他の人と比べ、自分のことも他人のことも興味が少ないと思う。
だが、この件は無性に俺をイラつかせた。
本気で挑んでいる者をバカにしたりするのは
もちろん相手も、そしてソレを見ている側も
怒り、悲しむ行動だと思った1日だった。